『あなたには帰る家がある』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想!二組の夫婦の浮気が交錯【主演:中谷美紀】

ドラマ『あなたには帰る家がある』キャスト・あらすじ・ネタバレ・動画情報まとめ!【主演:中谷美紀】

出典:『あなたには帰る家がある』公式ページ

ドラマ『あなたには帰る家がある』は、ある二組の夫婦が浮気により複雑に交錯していくストーリーです。

今までにあまりないタイプのドラマでしたが、それぞれの道を大事に考えたり、夫婦とはどういうものなのかというのを鮮明に描いていました。

それではさっそく『あなたには帰る家がある』をレビューしていきたいと思います。

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『あなたには帰る家がある』主要キャスト

中谷美紀 / 役:佐藤 真弓

  • 秀明と結婚して13年という月日が経った。
  • 妊娠をきっかけに秀明とは結婚し、仕事は退職。
  • 専業主婦をしていたのだが、家事は苦手。秀明のことを愛している。
  • 秀明の浮気で本当の夫婦という関係を考えるようになる。

玉木宏 / 役:佐藤 秀明

  • 真弓の夫。几帳面で細やかな性格。
  • 住宅販売会社の営業、結婚生活においては真弓にも言えない本音を抱えている。
  • 真弓とは正反対の性格の綾子に次第に惹かれていく。

木村多江 / 役:茄子田 綾子

  • 太郎の妻。人付き合いは苦手で、必要以上には外出はしない。
  • 主婦として完璧な女性で、息子の慎吾や夫の両親と同居している。
  • 太郎にひたすら従順な女性なのだが、秀明と出会い運命を感じて惹かれていく。

ユースケ・サンタマリア / 役:茄子田 太郎

  • 今の時代にはなかなかいない亭主関白で独特な家族観の持ち主。
  • 女性が男性に思っている「残念な男」を集結させたような性格。
  • 本能のままに動いてしまう。
  • あるきっかけで秀明と出会い、真弓とも出会うことになる。

桜田ひより / 役:佐藤 麗奈

  • 佐藤秀明と真弓の一人娘。
  • 秀明と真弓が喧嘩しているのを見て母親のことを助ける。
  • 両親のことを気遣っているが、彼女も彼女で悩みを抱えている。

【ネタバレ】『あなたには帰る家がある』あらすじ・感想


真弓さん(中谷美紀)の格闘

真弓さん(中谷美紀)は家事は苦手なタイプですが、子供のことを毎日一生懸命に考えているようなお母さんです。

すごくいいお母さんを頑張ってきたのに、夫・秀明さん(玉木宏)には何も分かってもらえない。

それがとても辛かったのだと思います。

秀明さんに対しては「愛している」と心の中では思っていても、言葉に出すことができません。

本当は家事も一緒にやってほしいと思っていても、専業主婦として夫のことを支えていかないといけないと思い遠慮がち。

ですが、秀明さんの行動を怪しいと思い始め、カードの明細まで見てしまったため、不倫を突き止めない限りは納得できないところまできてしまいます。

秀明さんに少し話を聞きますが、確信を持ってしまった真弓さんは、母親として娘を傷つけない様に精一杯の配慮をしていました。

だけど、真弓さんは周りにも自分より先に不倫のことを知っていた人がいると分かり、子供の世話と仕事で秀明さんとは離婚を選びました。

関係を必死にやり直そうとはしましたが、うまくいきませんでした。

自分の気持ちを殺してしまうくらいなら、子供にも影響が出るかもしれないと考えたのだと思います。

そこの結論にたどり着くまでには、何度も悩み大変な思いをしたと感じました。

真弓さんは最後まで悩んで苦しんだ結果、復縁は選びませんでしたが、また秀明さんと一緒に笑い合える日が来る様にと努力していました。

奥さんのことはすべては理解できないかもしれませんが、真弓さんは本当に何度も泣きながら強くなりました。

女性として強くなった真弓さんのことをドラマの中で観ていて、かっこいいとしか言えません。

何があっても、前向きに行ける女性は本当に憧れです。

秀明(玉木宏)の優柔不断

秀明さんは、優柔不断な性格ですが、真弓さんに長い間不満がありました。

娘の麗奈ちゃん(桜田ひより)が中学校に入学できたのは、真弓さんと麗奈ちゃんが頑張ったのではなく、自分のお金があったからだと思っていたのです。

しかし、秀明さんは不満を多くは口に出さずに、真弓さんに従っていたということも言えてしまうので、夫婦の問題は難しいです。

とは言え、堂々と不倫をしてもいいということにはなりません。

真弓さんに不満があったとしても、夫婦できちんと話すことが大事です。

話し合うことができないのであれば離婚するしかないと思いますが、秀明さんの優柔不断っぷりは困ります。

不倫がバレてしまっても、はっきり真弓さんに「別れる」ときちんと発言できなかったのです。

そして、「別れる」ことを決断しても、何度かは会って話をして、結局はきちんと別れることができませんでした。

その結果、真弓さんから離婚を告げることになり、綾子さん(木村多江)と付き合うことになりました。

途中からおかしいと思いながらも発言できない男は本当にどうなのかと思いました。

悲しいとしか最後には言えませんでした。

最終的にどうしたいのかは分かりませんでした。

秀明さんのことを理解しようとするのには最終回まででは、時間が足りなかったです。

太郎さん(ユースケ・サンタマリア)と綾子さん(木村多江)の関係

太郎さん(ユースケ・サンタマリア)は奥さんである綾子さんを幸せにしていると勘違いしています。

綾子さんも外にあまり出たことがないので、これが幸せだと感じていました。

ですが、秀明さんと出会い、純粋なところを見ていると次第に自分のいる場所が幸せではないと感じ始めます。

そして、ついには秀明さんと関係を持ってしまいました。

どのように勇気が出てきたのかは分かりませんが、太郎さんに気づかれるかもしれないのに驚きました。

綾子さんは、自分が幸せだと思う瞬間が少しでもあれば、太郎さんと最初はこのまま生活をしていこうと思ったのかもしれません。

ですが、太郎さんは綾子さんが不倫しているとは感じていませんでした。

ようやく不倫されていることに気づいた時、太郎さんは自分の底からくる怒りを隠しもせずに全力でぶつけ始めました。

太郎さんは口グセのように「不倫される方が悪い」と自分で話していたにも関わらず、秀明さんのことを責めます。

綾子さんとはすぐには離婚せずに、自分には綾子さんしかいないということを次第に実感します。

綾子さんも、途中からは自分に振り向いてくれる男性が多ければ多いほどいい、という考えになっていったのかおかしい言動ばかりでした。

太郎さんの話をしたり、秀明さんのことが好きなはずなのに「優柔不断」など言い放ちました。

自分をより良い場所に行きたかったと思いましたが、意地になってしまっていたのかもしれません。

綾子さんが一番なにをしたいのかも分かりませんでした。

収集

真弓さんは最後の賭けを行いました。

秀明さんや綾子さんの関係は分かっていましたが、その一方で綾子さんは強がっているだけと分かっていた様子です。

太郎さんは、最初から真弓さんとやり直す気はなく、再婚する気もなかったはずです。

そのこともあり、真弓さんは秀明さんの会社に「今から太郎さんと綾子さんの離婚届を提出しに行く」という報告をしに行きました。

引き留めることはしませんでしたが、秀明さんはこの時すでに真弓さんとやり直したいと思っていました。

時は進み、なぜか会社のエレベーターに4人が乗り、停止してしまうという事件が起こりました。

綾子さんは男性陣と自分だけお茶を飲んで真弓さんにはあげませんでした。

自分が持っていないものを真弓さんに感じて嫉妬していたのです。

太郎さんは自分の想いを告げて、綾子さんも太郎さんとやり直す決断をして、二人は仲良く運転が再開したエレベーターを出ていきました。

何もかもを失くしてしまったのは、真弓さんだったのかもしれません。

秀明さんは自分の想いを告げて、真弓さんとはすぐにやり直すのではなく恋人の関係に戻りました。

二人はこの関係のまま、何年後かにまた自分たちが必要だと思う時が来たのであれば再婚しようという決断をしました。

どちらの夫婦も家族も最後にはハッピーエンドのようになりましたが、最後はすごく強引でした。

『あなたには帰る家がある』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ

秀明さんと綾子さんは別れて、真弓さんとも離婚してしまいましたが、最後には二人はもう一度付き合うことになりました。

綾子さんは太郎さんを選ぶという驚きの結末になりましたが、何よりもあれだけ争っていたのに、夫婦にまた戻れるものなのだと思いました。

夫婦の在り方というのは人それぞれなのですが、一番精神的に強くなったのは真弓さんなのではないかと思いました。

最後には真弓さんも笑っていてほっとしましたが、この先秀明さんとまた一緒にいられたら本当の笑顔にまた戻れるのかもしれません。

今回は、ドラマ『あなたには帰る家がある』を紹介いたしました。

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