思いが通じ合ったありす(門脇麦)と倖生(永瀬廉)。しかし、その矢先に良からぬ過去がSNSに拡散されてしまい、倖生は家を出て行ってしまいます。
何も手につかず、店を休んで倖生を忘れようと必死になるありすですが、結局考えてしまうのは倖生のことばかり。
和紗(前田敦子)は、ありすのために自分がホールに立つことにして店を再開させますが、臨月の和紗の身体に異変が・・・その時、倖生は!?
目次
ドラマ『厨房のありす』 前回振り返り
倖生(永瀬廉)への恋心を自覚したありす(門脇麦)は、和紗(前田敦子)たちに伝授されたアピールで倖生の心を掴もうとしますが、倖生にはいまいち伝わりません。
そんな中、ありすたちのお店が突然大繁盛し始めて、倖生たちはてんやわんやに。ありすは1人大張り切りで料理をしますが、店の評判が思わぬ事態を招くことに。自分を責めるありすに、倖生は優しく寄り添います。
思いが溢れたありすは遂に倖生に告白。倖生はありすを抱きしめ「俺も好きだ」と答えました。
【ネタバレあり】ドラマ『厨房のありす』第7話あらすじと感想
悪い噂
遂に思いが通じ合ったありす(門脇麦)と倖生(永瀬廉)。
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和紗(前田敦子)はすぐに2人の様子がおかしいことに気がつき、ありすに尋問します。
ありすから告白して、思いが通じ合ったことを確認して、満足そうな和紗。
しかしその直後、SNSで倖生の父が犯罪者で、倖生自身にも犯罪歴があるという噂が出回っていることが分かり、倖生は「迷惑をかけたくない」と家を出て行ってしまいました。
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ホール担当の倖生がいなくなってしまったので、お店は閉めるしかありません。
ありすは3日間落ち込んでベッドから起き上がれませんでした。
倖生のことを忘れようと思っても、頭に浮かぶのは倖生のことばかり。
そんな時、心護(大森南朋)が学会で出張に出なければいけなくなり、ありすは家でひとりぼっちになります。
落ち込むありすを心配した和紗は、「こういう時は忙しくした方がいい」と言って、店を再開することを提案。
ありすは臨月の和紗の身体が心配でしたが、和紗が大丈夫というので店を開けることにしました。
「私、倖生さんのことは忘れます!」
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倖生の父親・晃生は、五條製薬の研究員時代に横領の疑いをかけられ、自ら命を絶ちました。当時高校生だった倖生は、弔問に来た蒔子(木村多江)夫妻に父親の無実を訴えましたが、蒔子と誠士(萩原聖人)は「横領は事実だった」と言いました。
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新しい出会い
ありすの店が再開して、常連さんたちは喜びます。
しかし、ありすに一つ大きな問題がありました。倖生の好物を作ることが出来なくなってしまったのです。ありすは「来週からは作ります!」と言いますが・・・。
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倖生を忘れるためにはどうしたらいいか・・・和紗たち三ツ沢家で考えた結果、「新しい出会いがあればいいのではないか」ということになりました。
ありすは、強い自分になるために、外に出て新たな人間関係を構築させようと、恋活パーティーに参加してみることにしました。
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パーティーには、ありすを心配した和紗も付き添いました。
ありすは和紗の身体を気遣って1人で頑張ってみようとしますが、緊張と大きな音でパニックになってしまい、恋活は大失敗に終わりました。
「私はダメな人間です・・・」
まともに人と話せないと落ち込むありす。和紗は「次の案を考えよう」とありすを励まします。
翌日、ありすは今度は倖生の好物を大量に作ってしまいました。ここでもありすは自分をダメ人間だと反省しますが、和紗は「大丈夫、大丈夫」と言ってくれました。
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家にいても、やっぱり倖生のことを考えてしまうありす。
そこに蒔子から電話が来たので、ありすは思わず「好きな人を諦めるにはどうしたらいいのか」と聞いてしまいました。
蒔子はその相手が倖生だとすぐにわかりました。そして「本当に大切なら諦めちゃダメ」とアドバイスをします。
蒔子は、倖生が晃生の息子だということに気がついています。
心護は、倖生が事情を知っていながらわざわざ家に来たのだろうと思っていました。
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父さんを殺した
蒔子の言葉もあって、ありすはやっぱり倖生と話をしようと思い、大学で倖生のアルバイトが終わるのを待っていました。
ありすは、自分に好きだと言ったのは嘘だったと言ったけれど、本当に嘘なのかと尋ねました。しかし、その問いに倖生は答えません。
「私の何が悪いんですか?」
当然、ありすに悪いところなどありません。倖生は観念して本当のことを話すことにしました。
「心護さんが、俺の父さんを殺した」
倖生は母親から、晃生は同僚で恋人の心護にそそのかされて、横領させられたと聞かされていました。
晃生の死後、倖生の母親は父親の代わりに無理をして働き続け、身体を壊して亡くなりました。
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「俺は、復讐するためにありすの家に行ったんだ」
ありすには、倖生の話はにわかに信じがたいことでした。
でも、心護は自分が殺したと認めているし、2人がやりとりした手紙も家にあると倖生は言います。
ありすは手紙を確認して、和紗に全ての話をしました。
もし自分の父が横領をさせていたのなら、店もその金で作ったのかもしれない。
もしそうだとしたら、自分は倖生の不幸のもとに生きてきたことになると不安でいっぱいのありす。
和紗は「まだわからない」と言い、ありすが料理が出来る状態ではないと判断して、店を開けることをやめました。
和紗、倒れる
和紗は、心護は出張中、倖生もいなくなって辛いことが立て続けに起きているのに、1人でいなければならないありすが心配で、明日も様子を見に行くと言います。
金之助(大東俊介)は、和紗の身体が心配で「自分の身体と家族のことも考えろ」と言いました。でも、和紗は「ありすも家族だ」と言って聞きません。
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翌日、和紗は食事を届けにありすの家を訪ね、その場で腹痛を訴えて救急車で搬送されることになってしまいました。
和紗は胎盤剥離を起こしてしまい、すぐに手術をすることに。
命の危険もある手術なので、ありすはもちろん、三ツ沢家も大パニックになってしまいます。困った金之助は、倖生にSOSを出します。
その頃、倖生は百花(大友花恋)に誘われて誕生日ディナーに出かけていました。
倖生は「和紗が倒れた。ありすちゃんがヤバイ」と金之助からメッセージを受け取り、百花が引き留めるのも構わずレストランを飛び出していきます。
倖生が病院についた時、ありすは落ち着かずウロウロしていました。
倖生の姿を見つけた途端、ありすはすがるような表情で「倖生さん!倖生さん!」と呼びました。
倖生はありすを抱きしめ、「そばにいてあげられなくてごめん。もう大丈夫だよ」と言いました。
そして、以前ありすが面白がっていた「ベンゼンの顔」をして、ありすの気をそらして落ち着かせました。
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しばらくして、和紗の手術は無事成功に終わり、元気な女の子が産まれました。
和紗はしばらく動けないので、倖生に「ありすを頼んだ」と言いました。
生まれてくれてありがとう
家に帰って、ありすは倖生に『中はトロトロ外はサクサクのスコッチエッグ』の他、倖生の好きなものをたくさん作って出しました。
「今日は倖生さんの誕生日ですから」
でも、倖生は誕生日が好きではないので祝わなくていいと言います。
ゲイの父親が世間体のために結婚し、自分が生まれ、父親にとってはカムフラージュのための子供、そんな子は母親にとっても疎ましかったはず。
だから、自分がこの世に生まれて幸せな人なんていなかっただろうと、誕生日が来るたびにそう考えてきた倖生。
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ありすは「私は嬉しいです!」と即座に言いました。
「生まれて来てくれて、今まで生きててくれて嬉しいです」
ありすは、今回の和紗のことで、大切な人がいなくなったらと、とても怖くなりました。
それは倖生に対しても同じです。ありすにとって、倖生は自分の人生にかけがえのない存在なのです。
だから、横領の件も一緒に向き合いたいとありすは倖生に伝えました。
「お誕生日、おめでとうございます」
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心護が出張から帰って来て、ありすは倖生と共に心護から話を聞くことにしました。
ありすが心護に、本当に横領をさせたのか、そのお金で自分を育てたのかと続けざまに質問をぶつけると、心護はそれをきっぱりと否定しました。
「晃生は横領なんかしてない。全部、濡れ衣なんだ」
ドラマ『厨房のありす』 第7話 感想&まとめ
前回に引き続き、今回も涙なしでは見られない回となりました。
ありすと倖生さんの間の誤解が、1話のうちに解けて安心しました。
倖生さんのお父さんは、横領疑惑をかけられて自死を選んでいました。しかし、心護によればそれは濡れ衣だと言います。
真相はどういうことなのでしょうか? ありすと倖生に穏やかな時間が訪れるのはまだ先のことになりそうです。