実の母に愛されていたと知り、吹っ切れたありす(門脇麦)。
ありすは倖生(永瀬廉)と和紗(前田敦子)に「恋にも前向きになる」と宣言します。
しかし恋愛経験のないありすには恋愛感情とはどういう気持ちなのかがわからず、常連客の恋模様を観察したり、ネットで調べたりと“恋”について大調査を始めます。
それによって導き出した答えとは・・・?
目次
ドラマ『厨房のありす』 前回振り返り
実の親に捨てられた自分は人を愛する資格も愛される資格もない、ましてや恋愛なんて無縁だと思い込んでいるありす。そんなありすを前向きにさせようと、倖生(永瀬廉)は蒔子(木村多江)とありすを会わせようとあれこれと策を練ります。
実は蒔子はありすの母親ではなく、母親の姉でした。そして母親の未知子は、研究室で起きた火事の犠牲になったとわかりました。
ありすは蒔子から道子からとても愛されていたと聞かされ、とても幸せな気持ちになりました。
【ネタバレあり】ドラマ『厨房のありす』第5話あらすじと感想
恋に前向き!
母親に愛されていたと知って、自分も人を愛せるようになりたいと考え出したありす(門脇麦)。倖生(永瀬廉)もまた、自分の人生を諦めたくないと思えるようになってきました。
一方、心護(大森南朋)は誠士(萩原聖人)と25年前の火事について話をしていました。
「あの火事が事故じゃないこと、お前わかってんだろ?」
心護が誠士に詰め寄ります。
誠士は「お前がそれ言うの?」と反論します。
「バレて困るのはお前の方なんじゃないの?」
翌朝。ありすはこれまでにないぐらいの上機嫌で開店準備をしています。
天敵である優作(前原瑞樹)にまで優しく接していて、和紗(前田敦子)も倖生も困惑していました。
ありすはそんな2人に恋に前向きになることを宣言。
「なので倖生さん、まだ道は閉ざされていません!」
自分のことを好きだと思いこんでいるありすに、なんと返して良いのかわからない倖生。
moyoko
そんな時、常連客の明里(金澤美穂)が暗い顔でお店にやってきました。
勇気を出して誘ったバレンタインのイベントに好きな人と一緒に出掛けたものの、告白できなかったというのです。
和紗が相談を受けているその側で話を聞いていたありすは、ふと疑問が湧き上がります。
「“好き”ってどういう気持ちなんでしょうか?」
恋愛の好きとそうではない好きの違いが分からないと言うありす。
moyoko
優作は「見ていればわかる」と言いました。
そこでありすは明里の好きな相手・圭介(渡辺大知)と明里の職場へ行って2人を“見る”ことにしました。
調査開始
ありすは倖生とカップルを装って明里の働く不動産屋へ出向きます。
moyoko
ちょうど応対してくれたのは圭介でしたが、ありすは圭介を見ることに夢中で、ちっとも話が進みません。
ありすも具体的に何を見ればよいのかわからず、作戦は失敗します。
ありすは和紗たち三ツ沢家の面々やネットで、人を好きになった時にどうなるのかということを調べ、人それぞれではあるけれど、「目で追ってしまう」「相手のことをもっと知りたいと思う」「メールなどを何度も読み返してしまう」などが代表的なものだと学びました。
「倖生さんは私に対して、こういう感情になりますか?」
moyoko
翌日、ありすの店に蒔子と誠士夫妻が来店しました。
「お2人の恋はどんな恋だったんですか?」
恋愛について頭が一杯のありすは、夫妻に結婚のなれそめを聞きます。
その時に、ありすは人は恋をすると、モヤモヤしたり嫉妬するということを学びました。
蒔子は帰り道に心護の研究室に寄り、ありすが幸せそうに見えたので、育ててくれた心護のおかげだとお礼を伝えました。
そして、倖生について気になることがあるので尋ねようとしましたが、それを聞くことはできませんでした。
moyoko
その夜、倖生は心護の持ち物から手紙を探し当てていました。
手紙の差出人は「十嶋晃生」とあります。
moyoko
モヤモヤ大作戦
ありすは、明里の恋のためにある名案を思いつきました。
ありす達の内見を利用して、倖生と明里の間にハプニングを起こし、圭介の反応を見ようというものです。
moyoko
倖生と明里は出来る限りの演技をしてハプニングを演出しますが、あまりにギクシャクしているので、圭介には全く伝わっていません。
もはやこれまでか・・・諦めかけたその時、明里が階段でバランスを崩したため、倖生がとっさに抱き止め、2人が急接近しました。
moyoko
結局、モヤモヤ大作戦は失敗に終わってしまいました。
帰り道、寒そうにしていたありすに倖生は上着を貸してあげます。
ありすはなんだか照れ臭くて、和紗の家に行くと行って走り去ってしまいました。
1人になった倖生は、偶然会った優作に誘われて居酒屋に行くことに。
そこで好きな人の話になり、倖生が挙動不審になったため、優作は強引に「どんな人か」と聞いてきました。
倖生は、“気になってる人”は、純粋でまっすぐで、一生懸命生きている人だから、自分がその人の人生を壊すようなことはしたくないと話しました。
moyoko
心護の好きな人
ありすが帰宅すると、倖生はまだ帰ってきていませんでした。
ありすは、心護に「お父さんの好きな人はどんな人ですか」と聞きました。
心護が心から好きになった人は「アキオ」という名前でした。
アキオは無愛想だけど優しくて、心護に色んなことを教えてくれたといいます。
中でも、自分達のような同性愛者でも、親になっていいと思わせてくれたことに感謝していると心護は言います。
moyoko
倖生は、密かに2人の会話を聞いていました。
moyoko
翌日、倖生は仕事中に高熱でダウンしてしまいます。
「倖生さんが死んでしまいます!」
自分が上着を借りたせいで、倖生が熱を出してしまったと責任を感じたありすは大パニック。
和紗はなんとかありすをなだめて、倖生に薬を飲ませて休ませました。
恋愛は難しい
閉店後、明里が店にやってきました。ありすは和紗を先に帰し、明里にご飯を作ると言って1人で対応します。
聞けば、圭介が昨日からよそよそしくなり、理由はわからないけれど多分嫌われたと明里は落ち込んでいます。
moyoko
ありすは一生懸命に他の案を考えようとしますが、明里はそれによって自分のことを好きじゃないとわかったらどうするのかと聞かれて、ありすは困ってしまいました。
moyoko
ありすは恋愛のことは自分には一生分からないと思いました。
自分に出来ることは料理しかない。もう、恋を知ろうと思うのはやめることにしました。
翌日、倖生は熱も下がり回復しました。
しかし、逆にありすは一睡もしておらず、ひたすらDNAの分子模型を組み立てていました。
「私には、恋愛は分からないことが分かった。それが結論です」
その夜、和紗の家からの帰り道、ありすは圭介とバッタリ会いました。
圭介は「明日明里ちゃんと2人でお店に行きます」と言うので、ありすは訳が分かりません。
moyoko
どうやら、圭介は明里のことが好きだと気がついたみたいでした。
倖生がつまずいた明里を抱きかかえた時、モヤっとして以来、常に明里のことを考えてしまった圭介。
面白いものや美味しいもの、綺麗なものに出会った時に、明里に教えたいと思ったことで、自分が明里を好きだと気がついたと語ります。
ありすにとって、それは初めて聞くことでした。
自分の好きなものを共有したいという気持ちも、好きな気持ちなのだとすれば、ありすにとってその相手は倖生でした。
「私は倖生さんが好きなんですね!」
moyoko
恋は駆け引き
ありすは嬉しさのあまり「私は倖生さんが好きです!」と、和紗の家に戻って和紗に報告し、その足で倖生にも気持ちを伝えようとしました。
和紗は慌ててありすを引き留め、落ち着かせます。
「いい?恋は駆け引きだ。まずは作戦を立ててから。」
moyoko
次の日、予定通り圭介と明里がやってきました。
ありすは元気の出るビーフシチューを出して2人を盛り上げます。その甲斐あってか、圭介が明里に告白し、無事2人は付き合うことになりました。
一方、ありすは何かと倖生にアピールをするので、和紗は引き留めるのが大変でした。
閉店後にありすが倖生を誘うと、倖生は珍しく「用事があるから」と言ってどこかに出かけてしまいました。
moyoko
倖生が向かったのは、「十嶋家の墓」です。墓碑銘には晃生の名前が彫られています。
倖生より先にお参りに来ていたのは、心護でした。
心護は「倖生くん、ごめん」と謝ります。
「お父さんを殺したのは、僕だ。」
ドラマ『厨房のありす』 第5話 感想&まとめ
心護の大学で倖生が働いている様子から、心護と倖生の間には何か関係があるのだろうと思っていましたが、心護の恋人が倖生のお父さんだったとは・・・。
しかも、倖生は「犯罪者の息子」と呼ばれています。その父はもう亡くなっており、その原因は心護だといいます。
ありすの母親のことがわかったと思ったら今度は倖生の父親の話が持ち上がりました。
一体何があったのか・・・。気になります!