ドラマ『厨房のありす』 第4話 自分を諦めない! ありすと倖生の過去が明らかに!

©NTV 厨房のありす

©NTV 厨房のありす

ありす(門脇麦)に蒔子(木村多江)がやってきますが、心護(大森南朋)は蒔子を追い返してしまいます。

実の親に捨てられた自分は人を愛する資格も愛される資格もない、ましてや恋愛なんて無縁だと思い込んでいるありす。そんなありすを前向きにさせようと、倖生(永瀬廉)はあれこれと策を練ります。

そしてついに、ありすと母親の火事の夜の出来事が明らかになります。

\\『厨房のありす』を見るならここ!!//

huluで見る

ドラマ『厨房のありす』 前回振り返り

「店で足手まといになっている」と言われた倖生(永瀬廉)は、和紗(前田敦子)がいない店でワンオペで奮闘しますが、通帳を盗んだと思わぬ疑惑をかけられてしまい・・・。

さらに、息子の受験で思いつめる常連客に、心護(大森南朋)はかつてありす(門脇麦)を引き取ったばかりの自分を思い出し、1人で頑張らず、周りに助けて欲しいと言っていいと話しました。

通帳泥棒どころか、誘拐疑惑までかけられた倖生でしたが、ありすのために大洗まで行ってアンコウを買ってきてくれました。

ありすは「倖生さんは人を幸せにする人です!」と大喜び。ありす特製のアンコウ鍋で、皆パワーチャージ出来たのでした。

\\『厨房のありす』を見るならここ!!//

huluで見る

【ネタバレあり】ドラマ『厨房のありす』第4話あらすじと感想

ありすを捨てた人

五條製薬の五條蒔子(木村多江)が、ありす(門脇麦)の店にやってきました。

moyoko

蒔子は、心護(大森南朋)を研究員に戻そうと考えているのです。

ありすの顔を見て、懐かしそうな顔をする蒔子。
しかし、蒔子の訪問に気がついた心護は、蒔子が話をする間もなく彼女を追い出してしまいました。

moyoko

心護がすごい剣幕で怒っているので、ありすは怯えています。

倖生(永瀬廉)がずっとありすのそばに付き添っていたので、ありすはすぐに落ち着きを取り戻しました。
ありすによれば、母親である蒔子は過去に3回家に来て、心護とケンカをしていたそうです。蒔子はお金だけでも出すと言いましたが、心護は全て断っていました。

ありすは、自分がASDなのでお母さんはありすをアリス・ボールのようにはなれないと思い、がっかりするのが嫌で自分を捨てたと思い込んでいました。

倖生は向こうにもやむを得ない事情があるのかもしれないと考えていましたが、ありすは心護が母親の写真も見せず、事故の時のことを教えてくれていないのはおかしいと思っています。

「お父さんはお母さんを隠しています。私を傷つけたくないから」

倖生はありすを気遣って、部屋を出ようとしました。するとありすは倖生を呼び留めます。

「もう少しだけそばにいてくれませんか」

moyoko

ありすが頼ってくれたたので、まんざらでもない倖生。

好きなら行動するのみ

もうすぐ臨月を迎える和紗(前田敦子)は、産休に入る前に倖生に接客を叩きこむつもりです。働いてくれているのでこれまで黙っていましたが、倖生はあまりにも愛想がなさすぎるからです。

moyoko

ありすもそれは認めていて「暗黒のオーラをまとっている」と評します。

その日のお昼、常連客のあかりが暗い顔でやってきます。
片思いをしている同僚の男性との関係に悩んでいるとのこと。
和紗は「そんなに好きなら伝えればいい」と言いますが、あかりは恋愛経験がほとんどなく、なかなか勇気が出ないと言います。

それを聞いていたありすも、自分には恋愛する資格はないと語ります。

moyoko

自分はASDなので、相手に迷惑をかけてしまうからだということです。

「私には愛する資格も愛される資格もないんです」

ありすの言葉に、無理に頑張って傷つくこともないと自分を納得させようとするあかりに、和紗は「本当に好きなら勇気を持って踏み込んで」とエールを送りました。

「今行動しないと一生後悔するよ!」

その和紗の言葉に、胸を打たれたのは倖生でした。
そして、倖生はその場で「話がある」と言って閉店後にありすと出かける約束を取り付けました。

moyoko

和紗はデートのお誘いだと勘違いします。

自分を知る

倖生はデートではなく、ありすを五條製薬に連れて行きました。
ありすはあれこれ言い訳をして中に入ろうとしません。

もちろん、なぜ自分が捨てられたのか知りたい気持ちはあります。
でも、勇気が出ないのです。

倖生は言います。今ありすが考えていることは全て思い込みかもしれない。
本当のことを知れば、自分と向き合えるかもしれないと。

ありすは納得し、思い切って受付に向かいました。
しかし、アポがないので通してもらえません。しばらく押し問答を繰り返しましたが、騒ぎになりそうだったので、ありすは電話番号だけ置いていきました。

moyoko

でも、それは蒔子の夫・誠士(萩原聖人)が引き取ってしまい蒔子には届きませんでした。

翌日、24時間経っても蒔子から折り返しの連絡がないことで、ありすは落ち込んでいました。

「やはり私は愛されていないようです・・・」

倖生は「次の案を考えるから諦めないで」と一生懸命にありすを励まします。

moyoko

倖生くんは優しいですねぇ。

その夜、蒔子に聞けないなら心護に・・・と思いましたが、ありすは勇気が出ず心護に真相を聞くことは出来ませんでした。

2人の様子がおかしいことに気がついた心護は、和紗に相談します。
まさかデートをしていたと言えない和紗は笑ってごまかしますが、空気を読めない金之助(大東俊介)によって心護は「2人が付き合うかもしれない」と聞いてしまいました。

moyoko

あーあ・・・。

しかし、心護の心配は無用でした。
何故なら、倖生もまた自分は恋愛をする資格などないと思っているからです。

「俺に好かれたって迷惑なだけだよ」

ありすがずっと落ち込んでいるので、倖生は再び1人で五條製薬に行き、なんとか蒔子と会えないか交渉しようとしました。
しかし、対応した誠士は「蒔子は君たちに会わない」と言って、倖生を追い返しました。

その帰り道、倖生は和紗とバッタリ会います。
和紗は倖生が怖い顔をしているので、「またムショ帰りと言われるよ」と言うと倖生は真面目な顔をして「ムショ帰りではないです。不起訴だったんで」と答えました。

moyoko

ということは、逮捕されたことはある・・・。
\\『厨房のありす』を見るならここ!!//

huluで見る

ありすに託してた

倖生が以前働いていた職場で、財布が盗まれたことがありました。
同僚たちは、倖生が“犯罪者の息子”だからという理由で倖生が盗んだと決めつけました。
腹を立てた倖生は同僚たちともみ合いになり、結局警察に連行されてしまったのです。

moyoko

犯罪者の家族ということでかなり苦労したみたいですね。

それから倖生は人を愛し愛されることを諦めてしまいました。
でも、和紗から言わせれば「お前がそれ言っちゃダメだろ」なのです。
何故なら、倖生はありすに「諦めないで」と言っていました。ありすは、倖生に言われたから、現在頑張っている最中なのです。

和紗に指摘されたことで、倖生は自分が出来ないからありすに託していたのだということに気がつきました。

ありすに自分みたいになって欲しくないと思ったんですね。

和紗は「あんただって諦めなくていい」と倖生に伝えました。

倖生が帰宅して間もなく、心護も帰ってきました。
心護は誠士から連絡を受けて、2人が五條製薬に行ったことを知り怒っています。

心護の剣幕に、ありすは怯えながらも「お母さんのことを隠しているのは変だ」と訴えました。

「お母さんが生きているのなら、ちゃんとお母さんと話したい」

興奮している心護は、そんなにお父さんが信じられないなら、どこにでも行けばいいとヤケクソになってしまっています。

倖生は、自分が連れて行ったのだとありすをかばうと、2人が付き合っていると勘違いしている心護は、「そういう関係だとしても、そそのかす権利はない」と主張しました。

倖生が誤解を解く間もなく、ありすは「倖生さんのことは好きです。でも気持ちにはお答えできません」とありすに言われてしまいました。

moyoko

何故かフラれてしまった倖生。お気の毒に。

ありすの母親

倖生はまた暗黒のオーラをまとってしまいました。
店が終わり、家に戻るとありすがまかないを食べていなかった倖生のためにお弁当を作って置いてくれていました。

moyoko

そのお弁当を見て倖生は名案を思いつきます。

倖生は、同級生でMRをやっている百花(大友花恋)に協力してもらい、五條製薬に仕出し弁当を持っていくことを思いつきました。

moyoko

それなら自然と社内に入れます。

ありすは張り切ってお弁当を作りましたが、届け先が五條製薬だと知って行くのを嫌がります。
倖生は、ありす達と出会ったことで、人を幸せにする人間でありたいと思うようになったことを語ります。

「だから、ありすにも自分のことを諦めないで欲しい」

ありすは倖生の願いを素直に受け止めました。
そして営業部にお弁当を届けた後、その足で蒔子のいる役員フロアへ。しかし、すぐに警備員に捕まってしまいます。
それを救ってくれたのは蒔子でした。

蒔子と向かい合ったありすは、勇気を出して「なぜ私を捨てたのか」と尋ねます。
しかし、蒔子の返答は意外なものでした。

「私はお母さんじゃないの」

実は、ありすの母親は蒔子の妹・道子(国仲涼子)だったのです。
道子は五條製薬の研究者で、毎日ありすを連れてきて片時も放したくないという感じだったといいます。

moyoko

ありすは愛されていたのです。

だけど、ありすの母は本当に亡くなっていました。

火事の夜

ありすはその夜、心護から道子が研究所の火事によって亡くなったことを聞かされました。

moyoko

その時、ありすの記憶が一気に蘇ります。

研究室に取り残された道子とありす。
道子は棚の下敷きになり、身動きが取れません。
「逃げて」と言っても、ただただ泣くばかりのありす。
道子はとっさにありすが持っていたうさぎのヘンリーを取り上げ、廊下に向かって投げました。
ありすは泣きながらヘンリーを追いかけました。

moyoko

そのおかげで廊下に出て、消防隊に発見されたのです。

ありすは、お母さんが自分を火事から救ってくれたことを思い出したのです。

倖生は、ありすに辛いことを思い出させてしまったと反省していました。
でも、ありすはお母さんが自分のことを愛してくれていたことが知れて、幸せな気持ちでいっぱいでした。

「私も誰かを好きになって、幸せな気持ちにしたいです」

倖生の目を真っすぐ見るありす。倖生も、そうしたいと思っていました。

ドラマ『厨房のありす』 第4話 感想&まとめ

今回は物語が一気に展開する回となりました。

倖生くんの過去の一部、そしてありすの実の母親のこと、火事のこと・・・。

そして恋愛とは無縁だと思っている2人に心境の変化が現れてきました。

実は、ドラマラストで心護さんが「あの火事は事故じゃない」と話しているシーンがあります。一体どういうことでしょうか? 色々と気になることが出てきました!

\\『厨房のありす』を見るならここ!!//

huluで見る