亜人とは、死んでも無傷になって生き返る新人類、新生命体です。
国内で3人しか見つかっていません。
その3人目として主人公の永井圭が亜人管理委員会に捕まったところから、『亜人』の物語は始まります。
表向きは保護だったのですが、実際は人体実験のモルモットとして扱われてしまう圭。
そこを亜人、佐藤が亜人管理委員会を襲撃してくるのですが…。
- 佐藤健と綾野剛、城田優ら豪華メンバーでおくる顔面偏差値の高いアクションは目の保養!美しい筋肉美まで見れちゃう!
- ガンアクションと音楽の親和性が最高にエキサイティングでテンション上がる!
- スタント無しの映像が多く、俳優の機敏なアクションに目が離せない!
それでは『亜人』をネタバレありでレビューします。
目次
映画『亜人』作品情報
作品名 | 亜人 |
公開日 | 2017年9月30日 |
上映時間 | 109分 |
監督 | 本広克行 |
脚本 | 瀬古浩司 山浦雅大 |
原作 | 桜井画門 |
出演者 | 佐藤健 玉山鉄二 城田優 千葉雄大 川栄李奈 浜辺美波 山田裕貴 品川祐 宮野真守 吉行和子 綾野剛 |
音楽 | 菅野祐悟 |
【ネタバレ】映画『亜人』あらすじ
亜人として人間側で戦う主人公、圭!怪しい亜人の男、佐藤!
暗い、怪しげな実験室から物語は始まります。
この物語のキーパーソンである亜人について、調べている実験室のようです。
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亜人管理委員会が設立された日本は、日々亜人について研究していました。
しかし、その研究というのは何度も亜人を殺してリセットし、人体実験を繰り返すという非道なもの!
たまたま遭った交通事故で死なず、亜人と分かった主人公の永井圭は、亜人として亜人管理委員会に捕まえられ、現在は実験室で包帯を全身に巻かれて拘束されています。
実験されては殺され続ける途方もない地獄の毎日に、一体いつまで続くんだと苦痛でぼんやりとしながら思う圭。
日本政府は亜人管理員会の存在を秘匿したいため、こんな実験は公にしていません。
圭はこの非人道的実験に耐えるしかありませんでした。
しかしそんな中、佐藤と田中という亜人が武装し、亜人研究の実験場に乗り込んできたのです!
佐藤は亜人である圭を解放しにきたようで、訓練された俊敏な動きと的確な射撃で亜人管理委員会の人々を殺していきます。
委員会も麻酔銃で対抗しますが、佐藤の腕前を前にして全く歯が立ちません。
そうこうして、佐藤は圭を実験室から難なく解放します。
そして、委員会の人間が佐藤や解放された圭に怯えるのを見て、佐藤は圭に「殺す権利がある」と言って銃を渡します。
しかし、圭は「気分を悪くするだけだ」と殺しませんでした。
それに対して佐藤は「期待外れだ」と圭を亜人の仲間として認めず、怒りの形相で殺そうとしてきました!
そんな佐藤から、傷を負えば覚悟を決めて自死を選びリセットしつつ、必死に逃げる圭。
恐ろしいほどしつこく追いかけてくる佐藤。
さらに驚くことに佐藤は謎の黒い煙を体から出し、怪物を生み出します!
その化け物は俊敏に動き、人外のパワーを持って、圭を襲います。
追いつめられる圭ですが、そこで予想外の展開が。
圭からも煙が出て、化け物が出てきたのです!
それを圭は黒い幽霊と呼び、佐藤の出した化け物と戦わせます。
そのおかげで、何とか逃げ延びることに成功しました。
その後、佐藤は田中と合流します。
圭には逃げられましたが佐藤は興味がつきない様子で、圭を仲間にしたいと言います。
そして、本来の佐藤の本命である第二の作戦に移行するのでした。
佐藤の作戦実行!亜人の革命が起きる?
佐藤の作戦は田中を車椅子に乗った廃人のふりをさせ、日本政府の非道さをマスコミの前で語るというものです。
記者会見で佐藤は、日本企業の多くが亜人で人体実験を行い、毒ガスを作るところもあったと痛ましげに語ります。
政府の非人道的行為を訴え、亜人の苦しみを理解するように語り、最後にはマスコミの前で亜人自治区の設立を政府に提案します。
それは瞬く間に日本中のニュースになりました。
一方、圭はそんなことは知らず何とか都心から離れ、徒歩で川を下り田舎に逃げ延びます。
逃げ延びた先で親切なおばあちゃんに拾われ、着替えとご飯をもらって落ち着く圭。
おばあちゃんはどうやら圭のことを知らない様子なので、圭はその親切を甘んじて受け入れました。
そして場面は変わり、入院している圭の妹、慧理子のもとに話が移ります。
慧理子は兄の圭から連絡がないか、亜人管理員会の泉という女性に聞かれますが、慧理子は「連絡はない」と答えます。
さらに、もし連絡がきても非道なことをした日本政府に教えないと言い放つのです。
そんな話をしている慧理子と泉でしたが、話の途中で突然、泉の体が浮き上がります!
これは亜人・田中による化け物の遠隔操作の攻撃でした。
一般人には化け物が見えないため、慧理子には泉が何かに刺されて浮いているようにしか見えません。
そして絶命した泉。
田中は慧理子を使って圭を呼び寄せるよう佐藤から命令され、彼女を拐おうとします。
が、そこで泉が突然動き出しました!
そして黒い化け物を「クロちゃん!」と言って呼び出します。
泉は亜人だったのです!
その後、戦いをあきらめて病院内に入った田中は泉と対面しますが、何事もなかったように去っていきました。
豪快に厚生労働省をぶっ壊す!佐藤、危険すぎる男!
日本政府側の会見が開かれ、政府はマスコミに亜人の発言は事実無根だと話します。
これで亜人と日本政府の対立が決定的なものになりました。
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さらに、圭はおばあちゃんの家で妹の病院が襲われたことをラジオで聞きました。
圭は変装しながら慧莉子に会いに行き、安否を確認します。
2人は話し合い、おばあちゃんのところに逃げることを決めます。
その頃佐藤は、ネットの配信で厚生労働省をぶっ壊すと予告。
前の演説とは違い、物騒で危険な空気を漂わせる佐藤。
「人間ども、衝撃に備えろ」
そう言い残して通信は切られました。
それをパソコンで確認しつつ、なんとも言えない表情をする圭。
何か対策しようと思ったのか、圭は幽霊の訓練をし始めました。
圭はまず幽霊に木を拾わせようとするのですが、全く言うことを聞きません。
なかなか、躾けるのは難しいようです。
そんな訓練の日々を続け、いよいよ佐藤が犯行予告した日時になりました。
厚生労働省大臣は逃げず、亜人に何ができるといった構え。
しかし、空からジェット機が飛んできて厚生労働省に激突、厚生労働省は見事壊滅します!
瓦礫の中からジェット機を操縦していた佐藤が出てきて、「スリルがあっていいね」とにやりと笑いました。
そして田中が用意したドローンから武器と着替えを調達し、佐藤は待ち構えていた日本最高戦力SATと戦います。
人間を巧みに盾にし、打たれてもリセットして復活し、ショットガンや様々な武器でSATを殺していく佐藤。
SATは仲間を盾にされるとうまく動けなくなり、遠距離からの田中の狙撃もあるため、たった2人の手に寄って壊滅してしまいました。
そしてその後、政府と亜人テロリストたちの交渉は決裂。
佐藤はとうとう、東京に神経ガスを撒くと宣言します。
毒ガステロを阻止せよ!圭の作戦始動
佐藤のせいで亜人は人類の敵だというイメージが国民に根付いてしまい、おばあちゃんの家にも村人がやってきて圭を出せと言ってきます。
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圭と慧理子はおばあちゃんにかばわれて、裏道から逃げ出しました。
そして、圭は佐藤を止めるため亜人管理委員会の戸崎と組み、傭兵と共に少数先鋭で策を練ります。
東京に神経ガスをまくという発言を察し、神経ガスが置いてある会社で佐藤を仕留めようという作戦です。
そして予告通り、佐藤の仲間はガス会社に乗り込んできます。
まず佐藤の仲間は会社のシステムをハッキングし、その後正面から銃で突入してきます。
部下たちが階数を上がるごとに、下の階はロックされていくようにしているようです。
いよいよガスのある49階に突入した佐藤の仲間たち。
しかし、そこには圭の罠が仕掛けられていました!
圭は亜人の体の粒子の多さを生かして、亜人のみ視界を悪くさせます。
その隙に傭兵たちが麻酔銃を打ちこんでいくのです。
作戦は見事成功、田中含む4名の亜人を確保します。
しかし、佐藤の姿が見えません。
佐藤はなぜか、左手を失った状態で木材加工工場にいました。
ウッドチップを作る機械に入り込んで、スプラッター映画もびっくりのバラバラになる佐藤。
そうすると、分裂した部位の1番大きな部分から再生するのですが、あらかじめ切り取っていた左手を仲間のバックに忍ばせていた佐藤は見事木材加工工場からビルの49階へ瞬間移動ならぬ、瞬間再生をして29階で復活します。
全裸で「やあ、来ちゃった」とふざける佐藤。
しかし、そこには圭の罠があります。
ただ、視界を奪われても佐藤は見事黒い化け物で麻酔弾をかわし、田中をリセットして解放して、ガスを手に入れてしまいます。
そして、1人格納ヘリポートへ移動します。
どうやらガスを東京にばら撒くため、ヘリに乗る予定のようです。
それを佐藤はわざと圭に教え、最後の戦いをしようと誘いました。
最後の戦い、互いの本気をぶつけ合う亜人同士のガチ戦闘
ヘリポートで2人は再会、そこから互いに黒い化け物を出し、ガスの入った容器の取り合いが始まります。
過酷な戦いの中、佐藤は「亜人であることを楽しめばいい」と言いますが、「亜人とか人間とかどうでもいい。俺はあんたが嫌いなんだよ」と圭は険しい顔で言い放ちます。
そして戦いの末、なんとか麻酔銃を打つことに成功する圭ですが、佐藤は自分の化け物の手によってリセットし、復活してしまいます!
圭は手持ちの麻酔銃がないことに絶望しますが、その時上空に援護の兵が来てることに気づきました。
そこからは一瞬、兵士たちは佐藤にテーザー銃を撃ち込んで電気を流し、窒素による瞬間冷凍で佐藤と圭、両方を凍らせてしまいます。
そして、銃撃して粉々にしてしまいました。
これで分解した氷を管理すれば、大きな断片から亜人が復活することはありません。
苦戦の末佐藤を倒し、圭は犠牲になったと思われましたが、手だけ別の場所に転がっていたのが功を奏し、そこから復活。
呼び止める戸崎を無視して、圭はそのままビルから飛び降り、逃げ出します。
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【ネタバレ】映画『亜人』感想
カウントダウンで始める熱い銃撃戦!
『亜人』の見せ場と言えばなんと言っても銃撃戦です。
亜人という不死身の生命体に対し、人間は最初「殺し続けて復活させない」という作戦をとりますが、田中の援護により佐藤は復活、1対多数の銃撃戦が始まります。
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またそのメロディにあった綾野剛の俊敏な動きは、見ていて惚れ惚れしますね。
亜人という設定をうまく生かして、生々しい勢いのある銃撃戦を見ることができます。
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人間も負けてない!亜人への対策がどんどんレベルアップ!
亜人は正直人間よりも強く、団体戦だろうと個人戦だろうと勝ち目はありません。
それでも人間側も佐藤を野放しにしたくはないので、何とか対抗しようと様々な方法をとります。
初めは「麻酔銃」、次に「殺し続ける」「団体戦で火力で押し切る」、そして1番いい線だったのが「亜人を仲間にして作戦を練る」「少数先鋭で挑む」という作戦でした。
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しびれさせることで、隙を作って瞬間冷凍。
亜人に時間を与えてはならないと人間側が学習したことが、佐藤の敗因に繋がりました。
持久戦では亜人が完全に有利ですが、佐藤の性格上、圭に執着したことやゲーム感覚で楽しんでいたことが、人間側に考える時間を生んだのでしょう。
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映画『亜人』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
以上、ここまでが『亜人』のレビューでした。
爽快なアクションが見たい!肉弾戦や銃撃戦も楽しんでスカッとしたい!と言う方にお勧めの映画です。
ストーリーもいい収まり具合ですし、飽きさせない盛り上げ方なのでテンション高く万人が楽しめる内容だと思います!