地下鉄サリン事件の被害者が、オウム真理教(現Aleph)に迫るドキュメンタリー映画『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』が、シアター・イメージフォーラムにて、事件からちょうど26年経つ2021年3月20日(土)に公開されることが決定!
合わせてポスタービジュアルも解禁となりました。
作品概要と合わせてたっぷりとお届けします。
目次
『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』作品概要
事件の被害者である監督が、今なおオウム真理教を信仰する広報部長と対峙する心揺さぶるドキュメンタリー
1995年、オウム真理教が引き起こし日本中を震撼させた地下鉄サリン事件。
通勤途中で被害にあった本作監督・さかはらあつしは、事件から20年の時を経てAleph(オウム真理教の後続団体)の広報部長・荒木浩と対峙。
さかはらと荒木は、ともに所縁の地を訪ねる旅に出て対話を繰り返します。
凄惨な事件後もなお信者でありつづける心のありようとは何か?
人を救うのではなく苦しめる宗教とは?
監督は友人を諭すように、荒木に接し、その心の内に迫ろうとします。
オウム真理教を捉えたドキュメンタリー作品では森達也監督『A』、『A2』が知られていますが、本作がユニークな視点を提示するのは、「被害者」自らが「加害者」に迫るところです。
これは、世界的にも稀有な例でしょう。
米アカデミー賞の前哨戦と言われるIDA(国際ドキュメンタリー協会)長編ドキュメンタリー賞ショートリストに選出。
監督のさかはらはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と神経への後遺症を抱えながら考え抜いた末に、「地下鉄サリン事件とオウム真理教」に向き合う決意を決めます。
真相を伝えるため、妥協しない姿勢でのぞみ、完成までは撮影から5年の時を要しました。
その甲斐があり、コロナ禍で賞レースへの参加が困難な中、初の長編監督でIDA賞のショートリストに選ばれる快挙を果たします。
アメリカのハリウッド・レポーター誌は2021年アカデミー賞有力候補として本作を紹介。
世界が注目するドキュメンタリーがいよいよ公開されます。
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地下鉄サリン事件とは
1995年3月20日の通勤時間帯に、オウム真理教の幹部たちが東京・霞ケ関駅を通過する3つの地下鉄路線を走る5つの車両に、猛毒の化学兵器・サリンを一斉散布。
死者14人(重い後遺症で寝たきりとなっていた女性が2020年3月に亡くなった)負傷者 6,000人余りと多くの被害者が出る大事件となりました。
『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』作品情報
監督:さかはらあつし
プロデューサー:阪原淳、松尾悦子、陳穗珠
撮影:山田達也、高嶋正人
編集:渡辺純子
録音:落合諒磨
音楽:SOULCOLOR
製作・配給:Good People
出演:荒木浩、阪原武司、阪原多嘉子、さかはらあつし
公式サイト:www.aganai.net
2020年/日本/114分/カラー/16:9
『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』は、3/20(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショーです!