最近泣いていないあなたにおすすめな作品が、韓国映画『7番房の奇跡』です!
2013年の大鐘賞で、主演のリュ・スンリョンが最優秀主演男優賞を受賞し、娘役のカル・ソウォンが審査員特別賞を受賞した感動作。
- 韓国のアカデミー賞大鐘賞で4部門を獲得!ペクサン芸術大賞でも映画大賞部門受賞
- 殺人犯に仕立て上げられた知的障害を持つ父親と、6歳の娘が巻き起こす奇跡の物語
- 主人公ヨングの純粋さに巻き込まれていく人々の心の変化に注目!
マルコヤマモト
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目次
『7番房の奇跡』作品情報
作品名 | 7番房の奇跡 |
公開日 | 2014年1月25日 |
上映時間 | 127分 |
監督 | イ・ファンギョン |
脚本 | イ・ファンギョン |
出演者 | リュ・スンリョン パク・シネ カル・ソウォン オ・ダルス パク・ウォンサン キム・ジョンテ チョン・マンシク キム・チョン チョン・ジニョン |
音楽 | イ・ドンジュン |
【ネタバレ】『7番房の奇跡』あらすじ
仲良し父娘に訪れた突然の悲劇!
春に小学校の入学を控えた6歳の少女・イェスン(カル・ソウォン)は、知的障害を持つ父親のヨング(リュ・スンリョン)と2人で暮らしています。
大好きなセーラームーンが描かれた黄色いランドセルがほしいと毎日のように眺めていましたが、他の女の子の手に渡ることに…。
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娘の様子を見かねたヨングは、女の子の親に「譲ってほしい」と頼み込みますが、返り討ちにあってしまいます。
その次の寒い日に、事件が起きます。
「セーラームーンのランドセル、他のお店にも売っているよ!」と、昨日出会った女の子が仕事の休憩中だったヨングに、偶然声をかけてきたのです。
女の子についていくヨングでしたが、途中で見失ってしまいます。
そして、ヨングが角を曲がったところに、頭から血を流して倒れている女の子を見つけたのです!
とっさに応急処置をしようとしたヨングでしたが、通行人に見られて通報されてしまいます。
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ひと晩帰らない父親を心配していたイェスンでしたが、学校へ行く途中に事件現場の近くを通りかかります。
そこではまさに事件の実況見分が始まろうとしており、警察の車から犯人のヨングが現れました。
ヨングは女の子に対し応急処置をしようとしただけでしたが、勝手にズボンを脱がされ強姦の容疑までかけられてしまうのでした。
事件現場でお互いを発見したヨングとイェスンでしたが、無情にも警察の車がヨングを連れ去っていきました…。
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ヨングは絶対に犯人じゃない!ヨングの決断は…
刑務所に収監されたヨングは、7番房に入ることに。
そこには、房長であり絶対的存在の元暴力団員・ヤンホ(オ・ダルス)、詐欺師のチュノ(パク・ウォンサン)、姦通のマンボム(キム・ジョンテ)、夫婦スリのボンシク(チョン・マンシク)、当たり屋のソじいさん(キム・チョン)が居ました。
ある日、刑務所内の縄張り争いでヤンホが危機に陥った時、ヨングがとっさに助けたことがきっかけで、ヨングは1つだけ願いを叶えてもらうことになります。
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刑務所を訪れる教会の聖歌隊メンバーにイェスンが加わったことを知った房内のメンバーたちは、イェスンを連れ出し房内に連れ込み父娘の再会が果たされましたが、2時間のコンサート予定が諸事情で終了になり、イェスンは帰りのバスに乗り遅れてしまいます。
監視に怪しまれながらも、房のメンバーは誤魔化しながらなんとかイェスンを隠し、7番房の中での父娘の幸せな生活が始まりました。
しかし、幸せは長く続かず、刑務所の課長(チョン・ジニョン)に見つかったイェスンは、施設へ預けられることに。
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刑務所中がパニックになり、全房が解放されるなか、逃げ遅れた課長と騒ぎを起こした囚人をヨングが助けたのです。
病院で目を覚ました課長は、ヨングのおかげで自分の命が助かったことを知ると、次第にヨングが犯人じゃないのでは…と思い始めます。
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課長や囚人たちはヨングの無実を晴らすために協力をし始めます。
しかし、ヨングに付いた国選弁護士はすでに諦めモードでした。
警察庁長官が相手であることと、ヨングが知的障害者であることを理由に弁護をしっかりしようという意思すら見えませんでした。
そして最終弁論の前、「自分の犯罪と認めない場合は娘を同じ目に遭わせる」と警察庁長官から脅されたヨングはイェスンの身を案じ、無罪であるにも関わらず法廷で犯罪を認めてしまいます…。
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感動のラスト、大人になったイェスンは弁護士に
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クリスマスパーティーを控えていた刑務所では、課長がイェスンの学校の先生にとある協力を求めていました。
クリスマスパーティーの当日、イェスンの学校の合唱隊が刑務所を訪れ、その裏では房長たちが計画を進めていました。
合唱が終わるとイェスンがヨングの手を取り、刑務所の庭へ出ます。
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気球は2人を乗せて空中に舞い上がりますが、刑務所の塀が邪魔をして脱出は失敗します。
が、気球から見た景色はヨングとイェスンにとって忘れられないものとなりました。
12月23日はイェスンの誕生日でもあり、ヨングの死刑執行の日でもありました。
房のメンバーでイェスンの誕生日を祝い、ヨングからは念願のセーラームーンの黄色いランドセルがプレゼントされました。
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イェスンの姿が見えなくなってから、ヨングは「死にたくない!助けて下さい!」と泣き叫びますが、結局死刑になってしまったのです…。
ヨングが居なくなってから、刑務所の課長がイェスンを養子に取り、立派な大人になるまで育てました。
大人になったイェスン(パク・シネ)は弁護士になり、模擬裁判でやっと父親の無実を証明することができたのです。
イェスンは刑務所を訪れ、塀に引っかかった黄色い風船を見つめながらヨングのことを思い出していました…。
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『7番房の奇跡』感想:映画の大半は泣いていた
こんなに涙が止まらない映画は始めてだった
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主演は『エクストリーム・ジョブ』、Netflixドラマ『キングダム』にも出演している、リュ・スンリョン。
コメディからシリアスまで何でもこなす「ザ・役者」なリュ・スンリョンが今作で挑むのは知的障害を持つ父親・ヨング。
リュ・スンリョン作品ということでもすんなり物語に入っていくことができたのですが…。
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ていうか、涙が出ないほうが無理でしょう、コレ…。イェスン役を務めた子役のカル・ソウォンの演技がすごすぎる…。
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2人暮らしだからこそヨング・とイェスンの絆はより強く、2人が引き裂かれなければ行けない場面には号泣。
さらに、大人になったイェスンが父親の冤罪を晴らすために弁護士になったという事実にはもう感動の嵐。
そして、そこにはもうヨングが居ない悲しさ…。
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ですが、感動の涙だけでなく、親は子供とできるだけ一緒に居なきゃいけないことと、冤罪は絶対にあってはならない、人は正しく裁かなければいけない/裁かなければいけないということを、この作品を観た後に思いました。
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SNSでのみんなの感想・評判
『7番房の奇跡』
まだ涙が止まらない。久しぶりに映画で咽び泣いた。親子の愛が周囲をも変えていく。韓国映画は重くて切ない物語をコミカルに描くことが多いね。ずっと引きずりそう。だけどあたたかい。イェスンは、この物語の『愛と正義のセーラー服美少女戦士 セーラームーン』だったんだね。 pic.twitter.com/6Cab1kv05F— なりこ (@vgs_9732) April 27, 2020
韓国映画 「7番房の奇跡」
めちゃめちゃ泣きました、号泣しましたㅠㅠ
リュスンリョンさん演じる、知的障害を持つ父親と娘のお話。
ホント韓国の子役って天才しかいないわ…👏👏
ストーリーは悲しいけど、笑いどころもあって、周りの囚人達や看守も良い人で見てると心が洗われる気がしました😢 pic.twitter.com/qVwEmCTdSC— ユーリ📍 (@FtGtKD) May 15, 2020
7番房の奇跡
7番房の受刑者達が個性的で、愉快で明るく優しい人ばかり!
だからこそ不条理な面が際立って、やるせなく苦しくなって涙が止まらなかった。
人とのふれあいや変化、そして愛が丁寧に描かれていたし、リュ・スンリョンさんとカル・ソウォンさんの演技は圧巻…! pic.twitter.com/lTUQK5Kuue— (@cii9821) May 17, 2020
前半は笑えて、後半にかけて怒涛の展開が押し寄せてくる今作でしたが、もう少しうまくまとめられたら…と思いつつも、ヨングとイェスンにとっては大切な思い出。
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ヨングは一見刑務所にとっては異質な人物だったのかもしれませんが、彼の人を巻き込む力に心を動かされた人々がたくさんいたのでしょう。
しかし、たくさんの人々の協力があっても、願いがかなわない虚しさや無力さには、本当にやるせなさを感じました。
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『7番房の奇跡』まとめ:思い切り泣きたい時はどうぞ
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- 親子の絆に素直に感動できる、涙をたくさん流したい時におすすめ
- 冤罪で死刑になることもある驚愕の事実、冤罪の恐ろしさを知ることができる
- 愛や絆は永遠、父娘だけでなくイェスンとその後の囚人たちの絆にも注目!
マルコヤマモト
どうやったらヨングを救うことができたか…なんて「もしも」の話ですが、残念ながらあの状況では無理な話だったのかもしれません。
大人になったイェスンが、父親の事件を諦めきれず弁護士になったという展開には感動しました。
マルコヤマモト
単純に感動できるだけでなく、警察や司法の深い部分にも切り込んだドラマとしても見ごたえは十分あります。
リュ・スンリョン、カル・ソウォンの超絶演技にも注目!
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