アニメ『春夏秋冬代行者 春の舞』声優・あらすじ・ネタバレ感想! 雛菊とさくらの、春を届ける旅の始まり。これは四季をもたらす現人神とその護衛官の、喪失と再起の物語。

©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社

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10年前、春の代行者・花葉雛菊が賊に誘拐され、春だけが大和国から失われるという異常事態が発生。

春を失った大和は長い冬に閉ざされ、雛菊の護衛官だった姫鷹さくらもまた、主を守れなかった責任を背負いながら雛菊を探し続けていた。そんな中、雛菊が突然帰還する。

10年ぶりに春の代行者が戻ったことで、止まっていた季節も再び動き始める。

春、夏、秋、冬。それぞれの代行者と護衛官たちは、過去の傷や葛藤を抱えながらも協力し、奪われた日常を取り戻すために戦うことになる。

ポイント
・四季の代行者という、神々しくも残酷な世界観に引き込まれる。
・それぞれの主従のそれぞれの在り方が、魅力に溢れている。
・四季の描写、代行者が力を行使するシーンの描写など見ごたえ抜群な箇所が盛りだくさん。
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『春夏秋冬代行者 春の舞』声優・キャラクター紹介

©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社

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花葉雛菊/声優:貫井柚佳

・春を帯び起こす力を有する「春の代行者」。
・植物の生長を促す「生命促進」の能力をもっている心優しい性格の少女。
・幼い頃、賊に誘拐され十年間行方不明になっていた。

姫鷹さくら/声優:青山吉能

・雛菊に仕える春の代行者護衛官。
・十年前、雛菊が姿を消してからずっと探し続けていた。
・主を敬愛していて、守れなかったことを激しく後悔している。

葉桜瑠璃/声優:上坂すみれ

・夏を呼び起こす力を有する「夏の代行者」。
・生命を従わせる「生命使役」の能力を持っている。
・明るく無邪気な性格で、姉のあやめが大好き。

葉桜あやめ/声優:馬場蘭子

・瑠璃の姉であり、夏の代行者護衛官。
・妹が代行者に選ばれたことがきっかけで、守る役目を担っていた。
・結婚を機に護衛官を退職する予定だが、瑠璃には反対されている。

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祝月撫子/声優:澤田姫

・秋を呼び起こす力を有する「秋の代行者」。
・あらゆるものを腐敗させ、生命力を吸収する「生命腐敗」の能力を持っている。
・護衛官の竜胆に好意を寄せており、誰よりも信頼している。現人神の中では最年少。

阿左美竜胆/声優:八代拓

・撫子に仕える秋の代行者護衛官。
・主と同じく護衛官としては新人で体術の達人。
・無自覚に撫子を大切にしており、過保護に守っている。

寒椿狼星/声優:坂田将吾

・秋を呼び起こす力を有する「冬の代行者」。
・万物を凍結する「生命凍結」の能力を持っている。
・雛菊が初恋の女性であり、十年前の襲撃の事件で守れなかったことに自責の念を抱き続けている。

寒月凍蝶/声優:日野聡

・狼星に仕える冬の代行者護衛官。
・冷静沈着で護衛官の見本のような存在。
・さくらに剣術を教えた師匠。十年前の事件で守れなかったことに罪の意識を持っている。

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『春夏秋冬代行者 春の舞』あらすじ・感想


10年ぶりに戻った「春」――雛菊とさくらが再び歩き始める

10年間も春が失われていた大和国最南端の島・竜宮。春の代行者である花葉雛菊は、護衛官の姫鷹さくらとともに、失われた春を取り戻すため竜宮を訪れる。

春の代行者がいなくなったことで、竜宮は本来なら南国であるにもかかわらず、10年間ずっと冬のままだった。

儀式の場所へ向かう途中、二人は幼い少女・薺と出会う。薺は山の上に眠る母親の墓をきれいにするため、何度も雪山へ通っていた。ところが、10年間も冬しか知らずに育った薺は「春」という季節を知らない。そんな少女のため、雛菊は春を顕現させることを決意する。

舞と歌によって季節を変えると、積もっていた雪は消え、桜や緑が一気に姿を現す。薺はそこで初めて、自分はかつて両親とともに春を見ていたことを思い出す。

雛菊の帰還は大和全体にも大きな衝撃を与える。

冬の代行者・寒椿狼星と護衛官・寒月凍蝶も、ニュースで雛菊が生きて戻ったことを知り、喜びながら彼女のもとへ向かう。しかし道中では賊の襲撃を受け、さらに交通事故まで発生。

狼星は冬の力を使って転落しかけた車から子どもたちを救出する。

その後、雛菊たちは夏の代行者が暮らす夏離宮へ向かう。夏の代行者・葉桜瑠璃と護衛官を務める姉・あやめとはすぐに親しくなるが、そんな中、長旅による疲労から雛菊が倒れてしまう。

©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社

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四季の代行者によって季節がもたらされるという設定がとても好きです。

しかし、その代行者になった側の子供たちの姿を見ているとそのお役目がとても過酷なものなのだとわかります。

季節を巡らせるために全国を巡り、歌と舞を奉納しなければならず、移動距離もあり相当な重労働です。

しかも神によって代行者に選ばれる時にも尋常ではない痛みが走ったり、その存在を消そうと常に襲撃者に警戒しなければならないなどなど挙げだしたらキリがありませんね。

それでも、季節をもたらすことにより誰かの笑顔が見られることで、自分の存在価値を確かめる雛菊の様子がとても健気に映ります。

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雛菊とさくら、狼星たちを結ぶ「10年前の事件」の真相

夏離宮では、代行者を狙う賊による襲撃が発生する。護衛官たちは主を守るために戦うが、さくらはそこで冬の里の護衛が助けに入っていたことを知り、複雑な表情を見せる。さくらは過去の出来事から冬の里を強く嫌っていたからだ。

幼い雛菊は、先代の春の代行者だった母・紅梅によって春の里へ預けられていた。そこで父・花葉春月のもと、次代の春の代行者として暮らしていた雛菊は、里の外からこっそりやってきた少女・さくらと出会う。

本来なら春の里の人間以外との交流は許されていなかったが、二人は隠れて少しずつ友情を育んでいく。
しかしある日、二人の関係が発覚し、さくらは春の里から追い出されてしまう。大切な友達を奪われた雛菊はすべてを拒絶。
さくらは再び屋敷へ呼び戻され、再会した雛菊は泣きながらさくらに抱きつき、二人は再び一緒に過ごすことになる。
この出来事をきっかけに、さくらは特例として雛菊の護衛官となった。

しかし10年前、冬の里で「四季降ろし」が行われた際、雛菊たちを悲劇が襲う。冬の代行者・狼星は、そこで出会った雛菊に一目ぼれし、二人は少しずつ距離を縮めていた。さくらと凍蝶も含め、穏やかな時間が流れていたが、突然賊が襲撃。凍蝶とさくらが負傷し、狼星は雛菊たちを守るため自ら犠牲になることを決意する。

しかし雛菊はそれを許さなかった。春の力を発動し、巨大な桜の木を顕現させ、自ら賊に捕まる代わりに皆を助けるよう要求する。そして涙を浮かべながら、さくらや狼星のもとを離れていく。

この事件こそが、10年間春を失わせたすべての始まりだった。

Mai

このあたりで、代行者がどうやって選ばれるのか、10年前の出来事などが少しづつ語られていきます。

とにかく壮絶で、幼い雛菊たちの感情に引き込まれ涙が止まらなくなります。

雛菊にいたっては、母と引き離され、その母も自分が代行者になってしまったことで亡くなったことを知り、襲撃によって自ら人質になった後10年間誰にも助けられずに過ごすという…とにかくも感情が揺さぶられ続けますね。

一方でさくらとの出会いや狼星、凍蝶との出会いはとても微笑ましく見ることが出来、雛菊の人生にも嬉しいことが間違いなくあったんだということが確認出来て少しホッとするシーンです。

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幼い秋の代行者・撫子の誘拐――春と冬が再び手を取り合う

©暁佳奈・スオウ/ストレートエッジ・KADOKAWA/春夏秋冬代行社

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創紫では、幼い秋の代行者・祝月撫子と護衛官・阿左美竜胆が穏やかな時間を過ごしていた。
しかし、その姿はあくまで秋離宮の内部だけのもの。外に出れば撫子は常に監視され、竜胆も護衛官としての役割を強く求められていた。

ある日、秋離宮が賊の襲撃を受ける。大きな爆発によって窓ガラスが吹き飛び、重傷を負った撫子は連れ去られてしまう。主を守れなかった竜胆は、凄惨な部屋を前に絶望する。

一方、春の顕現を続けていた雛菊も、攫われた撫子の存在を知ると精神的に追い詰められていく。
自分と同じように幼くして連れ去られた代行者がいることが、10年前の記憶を呼び起こしたからだ。

竜胆もまた、撫子を失ったことで初めて、自分が彼女を深く大切に思っていたことに気づく。
これまでの竜胆は、撫子を守ることを「護衛官としての義務」として捉えていた。しかし主を失った瞬間、その存在が自分にとってどれほど大きかったのかを思い知らされる。

そんな中、狼星は数年ぶりにさくらへ連絡する。秋の代行者を救うために動くことを伝えるが、さくらは逆に狼星を叱咤する。
そして「春はもう動き始めている」と告げ、夏も巻き込んだ共同戦線を作る。

さらに捜査本部では、撫子を誘拐した犯人が10年前に雛菊をさらった組織「華歳」であることが判明する。
頭領・観鈴・ヘンダーソンは、かつて自分の娘を亡くしたことで雛菊をその代わりにしようとしていた人物だった。
そのため、撫子もまた「失った娘の代わり」として扱われている可能性が高い。

そして四季庁では、火事を利用して雛菊を連れ去ろうとする新たな襲撃が発生する。
秋離宮で働いていた長月が裏切り者であることをさくらが見抜き、事態を食い止める。長月たちは「彼岸西」を名乗り、春の代行者を崇拝する組織として暗躍していた。

10年前に雛菊を奪った事件は、決して過去の出来事ではなかった。現在の撫子誘拐と結びついたことで、春・夏・秋・冬すべての代行者が戦いに巻き込まれていく。

Mai

とにかく次から次へと襲撃が起こるシーンが続くのは本当につらいです。

冬から始まり春・夏・秋と狙われ続ける代行者たち。穏やかな時間から一瞬にして絶望がもたらされる。

ただ代行者に選ばれたというただそれだけの理由でまだほんの幼い子供の撫子が血まみれで倒れる様子は見たくないシーンの一つです。

主を守れなかった竜胆の喪失感も計り知れないですが、救いなのは10年前とは違い、助けられる力が周りに存在していること、何より雛菊たちがいるということ。

これは竜胆からすればなによりも心強かったことでしょう。そして始まる共同戦線には見てるこちらも力が入ります。

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撫子奪還と瑠璃の死――代行者に課せられた過酷な運命

撫子を奪還するため、竜胆は夏の代行者・瑠璃と、その姉で護衛官のあやめとともに華歳のアジトへ向かう。
国家治安機構とも協力して賊と交戦する中、瑠璃は自らの「生命使役」の力によって動物たちから情報を得る。
そして、賊が運んでいるスーツケースから撫子の匂いがすることを突き止める。

瑠璃は姉・あやめに撫子を救うよう命じ、自分自身も戦いの中へ飛び込む。
一時は危機に陥るものの竜胆に助けられ、なんとかあやめのもとへ向かう。そして、スーツケースの中に撫子がいることを竜胆へ伝え、彼に後を託す。
ところが、その直後に銃声が響く。
振り返ったあやめが目にしたのは、血まみれになって倒れている瑠璃の姿だった。

幼いころ、突然神から夏の代行者に選ばれた瑠璃。
そして、もし瑠璃が死ねば、次に代行者へ選ばれる可能性があるのは姉のあやめだった。
あやめは妹を失う恐怖だけでなく、自分が次の代行者になることへの絶望も抱えていた。

瑠璃が倒れたことで、その運命は現実になる。
あやめは夏の力を受け継ぎ、自分が新たな夏の代行者になってしまう。
妹を失った悲しみと、望んでいなかった役割を背負わされた絶望から、あやめは自ら命を絶とうとするが、撫子を無事に奪還し駆け付けた竜胆が間一髪で止める。

撫子は、瑠璃の体に触れたことで「まだ温かい」と気づく。竜胆が秋の代行者として力を使えるか尋ねると、撫子はそれを快く引き受ける。
そして秋の力によって、死んだと思われた瑠璃が再び息を吹き返す。
泣き崩れていたあやめは、瑠璃が生きていることに安堵し、秋主従へ感謝を伝えるのだった。

Mai

かなり衝撃的なシーンが続く回ばかりでした。撫子奪還のために動く竜胆たち一行。

賊との襲撃が続く中、一発の銃声で命を落とす瑠璃。そんな姿を見たあやめが何を思ったかなんて悲しすぎて想像もつきません。

しかも過去に妹が苦しんだ力が自分の中に入ってくるなんて考えたくもない展開です。妹がダメなら姉だなんて、神様がいかに残酷な存在であるかを示しているような描写ですよね。

絶望のあまり、命を絶とうとするあやめの行動は悲しくもありますがどこか納得できてしまいますが、それでも止めてくれた竜胆と瑠璃を助けてくれた撫子の存在があって本当に良かったと思えるシーンでした。

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雛菊が自らを受け入れる――10年越しの再会と「ひな」への改名


華歳はビル内部に多数の爆弾を仕掛けており、多くの人々の命が危険にさらされていた。
春の代行者として人々を守るため、雛菊は観鈴と直接対峙することを決意する。

さくらは主である雛菊の身を案じるが、雛菊はこれまでとは違う凛とした表情で「君命」を告げる。賊から民を逃がすことを最優先とし、そのためにさくらの力を借りる――。
かつて10年前に賊へ連れ去られ、守られるだけだった少女は、今や自ら人々を守る春の代行者として立っていた。

雛菊とさくらが観鈴、そして三上と対峙して時間を稼いでいると、雛菊がふと「寒くなってきた」と口にする。
その言葉の直後、周囲が凍り始める。そこへ窓ガラスを割って現れたのが、バイクに乗った狼星と凍蝶だった。

冬主従の力によってビル全体を凍らせ、仕掛けられていた爆弾を無力化することで、事態は収束へ向かう。
観鈴は敗北し、落下しかけるものの、雛菊と狼星によって命を救われる。そして、10年ぶりとなる雛菊と狼星の再会が実現する。

雛菊は、ずっと抱えていた罪悪感を口にする。自分は「元の雛菊」ではない。10年前に失われた雛菊を返すことができなかった。
そのことを、雛菊自身が誰よりも気にしていた。しかし狼星は、そんな雛菊を否定しない。
戻ってきてくれたこと、生きていてくれたことそのものを喜び、感謝を伝える。雛菊はそこで初めて、「元の自分ではないから駄目なのではない」と受け入れられるようになる。

10年前、春は奪われた。雛菊は連れ去られ、さくらは主を失い、狼星は初恋の相手を失った。誰もがその傷を抱えたまま10年間を生きてきた。
しかし最後に雛菊が取り戻したのは、単なる「春」だけではない。
自分自身が生きていていいという実感。そして、さくらや狼星、凍蝶、夏や秋の仲間たちとともに未来へ進んでいくための居場所だった。

10年前の悲劇によって止まっていた時間は、ようやく動き始める。春は巡り、季節は再びつながっていく。

Mai

最終話の初め、元の雛菊が過ごした時間や言葉を自分のものではないと言葉にし続ける今の雛菊。

触られていた中、観鈴により精神的に追い詰められた雛菊がとうとう壊れてしまった瞬間、もう一人の雛菊が懸命に諦めないでと呼びかけ、最後にはその諦めを受け入れるシーンは、悲しくもあり元の雛菊がやっと解放されるという喜びも表現されているとても複雑な部分でした。

その悲しみを露わに華歳の施設を破壊しさくらや狼星の名前を呼び歩き続ける雛菊。どんな形であれ、死ななくて良かったと、さくらたちと再会してくれてよかったと強く思いました。

そして狼星たちとの再会、観鈴との決着、元の雛菊への罪悪感など色々なことが一気にいい方向へと向かい、最後のシーンに辿り着いた時は胸がいっぱいになること間違いなしです。

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『春夏秋冬代行者 春の舞』キャラ/声優・あらすじ・ネタバレ感想まとめ

要点まとめ
・四季の代行者、そして護衛官それぞれの絆の物語。
・代行者としてのそれぞれの力を使うシーンはとても繊細な描写で見ごたえあり。
・それぞれの過去と向き合い、どんなことがあっても未来へと繋いでいく力強さが素晴らしい。

Mai

タイトルにつられて見始めた作品でしたが、最終的には最後まで見続けてよかったし、皆さんにも是非おすすめしたい作品となりました。
それぞれの四季の代行者と護衛官の在り方。
過去の悲しみや苦しみを乗り越える強さ、各キャラクターの魅力がこれでもかと溢れる描写が最後まで楽しめる作品となっていますので、皆さん是非ご覧ください!
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