受験生は、お正月だからといってのんびりしている暇はありません。
1月には前受け受験があり、2月には本番の中学入試があります。
塾講師たちは、受験生たちをサポートしながら頑張っていました。
そんな中、受験本番の前夜に一人で教室にいた黒木蔵人(柳楽優弥)は・・。
最終回は、塾生と塾講師たちが頑張ってきた結果が明らかになります。
受験本番前夜に、黒木は何を思うのでしょう。成長を遂げた佐倉の姿にも注目です!
目次
ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』前回第9話のあらすじと振り返り
中学入試まで約3か月となり、桜花ゼミナールでは様々なカリキュラムを取り入れて塾生たちをサポートしています。
そんな中、今川理衣沙(渡邉心結)の母親は、自分の娘が吉祥寺女子中学校に受かると信じていました。
何故なら、娘に吉祥寺女子中学校の過去問を解かせてみると、合格点をクリアしていたからです。
しかし、それは理衣沙が過去問の答えを暗記して解答していたからでした。
それを知った佐倉麻衣(井上真央)は・・。
一方、黒木蔵人(柳楽優弥)は、自分が変わった理由を、「私が私の未熟さに気づいたこと」と灰谷純(加藤シゲアキ)に告げるのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』第10話あらすじと感想
1月2日の桜花ゼミナール吉祥寺校
佐倉麻衣(井上真央)は、Rクラスの塾生たちに「明けまして、おはようございます」と挨拶をしました。
これから受験をする塾生たちに、まだ「おめでとう」とは言えないのです。
「ほとんどの人が人生で初めての受験になると思うけど、緊張したらやってみて欲しい」
佐倉はそう言って、深呼吸の仕方を教えました。
本番の中学受験は2月からですが、1月には前受け受験が控えています。
黒木蔵人(柳楽優弥)は、受験生たちが浮ついたり気を緩めたりしないよう、塾講師たちに指示するのでした。
ミルトモ 編集部
1月にある前受け受験
1月の前受け受験が始まり、佐倉たちは受験生たちの応援に来ていました。
桜花ゼミナールの塾生は、みんな桜花のバッチをつけています。
佐倉は桜花の塾生を見つけると声を掛け、握手をして激励しました。
一緒に応援に来ていた橘勇作(池田鉄洋)も、受験会場で石田王羅(横山歩)の姿を見つけて声を掛けます。
その頃、海王中学校の受験会場には、島津順(羽村仁成)と母・優子の姿がありました。
順は急遽、海王中学校を受験することにしたのです。
海王中学校はトップクラスの子供たちが受験する難関中学校で、そこに合格すればトップの実力を証明できます。
順の応援に来ていた黒木は、武者震いでふるえる順の手を握りました。
ミルトモ 編集部
トップクラスの実力
1月8日12時。
インターネットで海王中学校の合格者が発表されました。
黒木はパソコンに表示された番号をゆっくりスクロールし、黒木の周りに集まって来た塾講師たちも画面に注目しています。
画面に順の受験番号100114を見つけた途端、塾講師たちは歓声を上げて喜びました。
インターネットで息子の合格を知った優子は、黒木に順が合格したことを電話で伝えます。
そんな優子に黒木は、「おめでとうございます。ご帰宅したらお伝え下さい。本当によくやったと」と言うのでした。
ミルトモ 編集部
一人で震える黒木蔵人(柳楽優弥)
1月31日夜。
桜花ゼミナール吉祥寺校の教室には、震えている黒木の姿がありました。
佐倉はためらいながらも「大丈夫ですか」と声を掛けます。
黒木は毎年この日になると、震えが止まらなくなるのです。
「自分が子供たちにやってきた事が、言ってきた事が本当に正しかったのだろうかと」
佐倉は帰り道で、黒木の言葉を思い出していました。
そして、自分は子供たち一人一人の未来に向き合って来たのかを考えるのでした。
ミルトモ 編集部
合格発表
2月1日。
前田花恋(田中絆菜)が受験する桜蔭中学校には橘が、直江樹里(野澤しおり)と柴田まるみ(玉野るな)が受験する二葉女子学院には佐倉が、順と上杉海斗(伊藤駿太)が受験する開成中学校には黒木が応援に来ていました。
花恋、樹里、まるみ・・次々と合格者が発表されていきます。
黒木は順の開成中学校合格を知り、一人自室で「よっしゃー」と喜びの声を上げました。
海斗は開成中学校には合格しませんでしたが、東央中学校に合格しました。
ミルトモ 編集部
加藤匠(山城琉飛)も、偏差値の高い中学校に受かっていました。勉強に興味を持てるきっかけがあるかどうかで、成績にも影響が出ることが分かりました。
それぞれの決断
順は黒木を呼び出し、諦めずに受験が出来たことにお礼を言います。
しかし、順は開成中学校には行かず、都立の中学校に行くことに決めました。
「開成の合格は、俺が決めた俺の目標。それは叶えられたんだ」
順の言葉を聞いた黒木は、「君は最高の男です」と言って握手をします。
STARFISHでも、2人の生徒が中学受験に合格していました。
そんな中、黒木と灰谷純(加藤シゲアキ)が話をしています。
「あの子たちは黒木先生に、学びの喜びを教えてくれるのではないでしょうか」
「受験で合格することが最終目的ではない。受験を通して学ぶことの喜びや己に克つことの尊さを知ったものが、未来を切り開いていく本当の勝者だと思います」
桜花ゼミナール吉祥寺校の入塾説明会にはたくさんの人が集まっていました。
一方、佐倉は桜花ゼミナールを辞め、中学校教師に戻る決意をしたのでした。
ミルトモ 編集部
ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』第10話ネタバレ・感想まとめ
はじめの頃は、黒木の毒舌に驚かされました。
しかし、黒木の言葉の裏に秘められた真意を垣間見て、黒木に対する見方が変わっていきます。
それどころか、子供たち一人一人に向き合って、真摯に仕事をしている人だと分かりました。
実際、黒木のような先生がいたら、勉強を教わりたいと思う人は多いと思います。
そして、柳楽優弥さんは黒木蔵人そのもので、演技力の高さに驚かされました。
『二月の勝者-絶対合格の教室-』は、中学受験に興味がない人でも楽しめるドラマなので、多くの方に観てもらいたいと思いました。