『放課後さいころ倶楽部』第3話ネタバレ感想！美姫のイジメられた過去に隠された秘密

ゲームをプレイしながら、少女の傷ついた心が浄化されていく素敵なアニメ『放課後さいころ倶楽部』第3話では、主人公・武笠美姫がどうして“心を閉ざしてしまった”のか？という理由が明らかになります。

そんな美姫が友情という温かいモノに触れ、時を超えて癒されます。

探検家になって宝石を集める究極のチキンレース“インカの黄金”ゲームが登場！

ゲームの勝敗にハラハラ目が離せなくて面白く、そしてほっこりできるホットウォーミングなお話です。

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1.『放課後さいころ倶楽部』第3話「ひとりとちゃうから」あらすじ
2.『放課後さいころ倶楽部』を視聴できる動画配信サービス
3.【ネタバレ】『放課後さいころ倶楽部』第3話「ひとりとちゃうから」感想レビュー
4.『放課後さいころ倶楽部』第3話まとめ
5.『放課後さいころ倶楽部』をフルで見れるVOD一覧
6.『放課後さいころ倶楽部』他話のネタバレ記事一覧

『放課後さいころ倶楽部』第3話「ひとりとちゃうから」あらすじ

ある日の休日、美姫は綾の家で遊ぶことになった。

美姫が待ち合わせ場所に向かう途中、神社の境内を歩いていると、猫が軒下に隠れてしまって困っている綾の姉、花と出会う。

綾の家に着くと、綾、翠、花と、花の友達の牧京子とボードゲームをすることに。

見た目が不良風の京子に戸惑う美姫だったが、彼女は美姫と以前どこかで会ったような気がしていた…。

ボードゲームを進める中、美姫は京子との出会いを思い出していく…。

出典:『放課後さいころ倶楽部』公式ページ

『放課後さいころ倶楽部』を視聴できる動画配信サービス

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なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

注意点

動画の配信情報は2019年10月19日時点のモノです。
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【ネタバレ】『放課後さいころ倶楽部』第3話「ひとりとちゃうから」感想レビュー

武笠美姫が“人が怖くなって避けるようになった”理由とは？

からかう女の子たちの声がして、空中を大きなクマの縫いぐるみが舞います。

「やめて～。返してっお願い！」

まだ小さな武笠美姫が目に涙を溜めて必死に大事なクマの縫いぐるみの行方を目で追っています。

「あんた見てるとイラつくんよ！いっつもビクビクして！」

中学生の女子が美姫に言い放ちます。

必死にクマさんを取り戻そうとするも、美姫は転ばされてしまい、それを見てより一層女子たちは笑うのでした。

「…ハッ！」

涙を流しながら、高校生の美姫が夢から目覚めます。

これは忘れられない昔の記憶…誰かに傷つけられるくらいなら1人でいる方がいい、美姫は小さいころからずっとそうやって自分を守ってきました。

高校生になった今でも、女の子たちの笑い声を聞くと彼女はビクッとなってしまいます。受けた傷の深さを感じます。

美姫は神社の境内で地面に突っ伏して倒れているっぽい女性・高屋敷花を発見します。

焦った美姫は「誰か呼ばないと…」と思いますが、周囲に人はいなく、勇気を出して恐る恐る近づき「あのぉ～大丈夫ですか？」と声をかけます。

花は声をかけてきた美姫にニコッと笑いかけ「見て。」と言いながら神社の軒下を指さします。

そこには、口元とお腹だけ白い黒猫がおはぎみたいに丸くなっていました。

黒猫のさくらと京美人・高屋敷花との出会い

「ウチの子なの。出てこなくなっちゃって…。」

花の飼い猫・さくらは、大の病院嫌い＆超ビビりらしく、大きな子どもの声にびっくりして軒下へ立て籠もってしまいました。

困っている花を見て放っておけなくなった美姫は、猫じゃらし草（エノコログサ）を使いながら「怖いんやろな、ようわかる。大丈夫、出ておいで～」と優しく話しかけ、自分から出てくるのを促してあげます。

美姫の言葉が通じた様にすっと出てきたさくら、普段は人見知りで花以外が触るとダメで妹にさえ懐かないと言うのですが、美姫の太腿の上に乗ってゴロゴロ気持ち良さそうに喉を鳴らしています。

「人見知り…せやから気ぃ合うんやろか。」

知らん人が怖くてなかなか近寄れない気持ち、美姫とさくらはお互いを理解し合える仲みたいです。

私のことも怖い？そう聞く花に、むしろ安心できたと話す美姫。

花は、実は美姫の友達である高屋敷綾のお姉さんなのですが、まだ2人はそんな縁があることを知りません。

「お話できて嬉しかった！」

そう花に挨拶すると、美姫は待ち合わせ場所に急ぎます。

冒頭から京都の東山区にある日本三大えびすの中の1つである恵美須神社が舞台。

実在する京都の寺社仏閣が登場するのも、アニメ『放課後さいころ倶楽部』の魅力です。

見た目が超ヤンキーの牧京子にビビる！

美姫は今日、高屋敷綾の家に遊びに行く約束をしていました。

待ち合わせ場所は、旧京都中央郵便局です。

赤煉瓦と白い隅石の対比が美しい外壁、明治に建てられたネオルネッサンス様式に惚れ惚れ…市の登録有形文化財や景観重要建築物となっており、そこだけ別世界にタイムスリップしたようです。

息を切らして走って来た美姫を笑顔で迎える綾と大野翠、少し待ち合わせに遅刻しちゃいました。

＜友達の家に行くなんて、えらい久しぶり。ドキドキする！＞

綾の自宅マンションに到着すると、美姫が神社で起きた出来事について話すと人助けしたんだから偉い！と褒めてくれます。

そこへ先ほどの花が、さくらと牧京子を連れて帰宅してきました。

刺繍入りのスカジャンを着崩して棒付きキャンディーを頬張った金髪ヤンキー風な牧京子の風貌に、美姫と翠はビビりまくります。

「また会えて嬉しいわ！」

花の穏やかな性格が声から伝わってきます。

こんな大人しそうな花と荒めの牧京子（通称：マキ）は一番の仲良し。

2人はバイト先で花が酔っ払いに絡まれたところをマキが助けたことから仲良くなり、花に言い寄る変な男をマキが撃退する間柄にあるのだと教えてもらいようやく納得。マキ、意外と良い人そうです。

「なんや自分、なんか見覚えある気ぃすんな？」

美姫にこう聞いてきたマキ。実はマキも美姫と縁の深い人物だったのです！

探検家になって宝石をたくさん集めよう！“インカの黄金”ゲームが登場！

高屋敷家に集まったのは、みんなでゲームをして遊ぶため。

綾のアツいボドゲ話を聞いている内に花もプレイしてみたくなり、集合がかかりました。

特にマキはゲームが得意らしく「格ゲーだったら負けへんで！」と意気込みます。

「厳密に言えばボードはないから、ボードゲームじゃないんだけど。」と前置きしながら、翠がバックから取り出したのは“インカの黄金新版遺跡に眠るお宝争奪戦”というゲーム！

“インカの黄金新版”とは、どんなゲーム？

対象年齢は8歳以上、プレイ時間目安は20～40分。プレイ人数は3～8人です。

プレーヤーは「探検家」となって遺跡を探検し、一番多く宝石を持ち帰った人が勝利！

【ルール1】
まずは山札から1枚めくり、“財宝カード”が出ると「カードに書かれた数の宝石が発見された！」ということになります。

発見された宝石は皆で山分けになります。

例えば“11”個宝石が発見されたとすると…5人いたら、1人2個ずつ分配。余った1個はめくったカードの上に置いておく。

どんどんカードをめくって宝石を山分けしていきます。

そこへ登場するのが“障害カード”なるモノ、実は山札30枚のうち半分の15枚はこの障害カード。

最初の1枚は「予兆」として何も起きません。

ただし、同じ札の障害カードが2枚出た時点で「探検失敗」…探検家たちは遺跡から逃げ出さなければいけません。

そうなると今まで発見した宝石は没収、全てパーになってしまいます。

ちなみに、障害カードは毒蛇・巨大蜘蛛・ミイラ・炎の罠・崩落の5種類。各3枚ずつで合計15枚。

そして、発見した宝石を手に入れるため、カードをめくるたびに各自“進む”か“帰る”か探検家駒を使って決断することになります。

探検家駒を帰る人は手に持って、進む人は何も持たないまま…みんな同時に拳を出して「せーの！」で開く。こうやって意思表示します。

「ガンガン行こうぜ！」なゲームかと思いきや…このゲームは「引き際の美学」も問われる奥深きゲームなんです！

チキンレースのヒリヒリ感にヤンキー・マキが燃える！

「わかったで、メガネちゃん。宝石欲しさに我慢して進むか…命を惜しんでビビッて帰るか…要はこのゲーム、チキンレースや！」

マキが“インカの黄金”の核心を突くと、翠が答えます。

「おっしゃる通り、これはチキンレース。先に進めば進むほど危険は大きくなるけど、探検家が減ればその分入る分け前の宝石も多くなる…でも、引き返す選択も重要です。なぜなら、発見した宝石は、その時点では自分のものではないから。引き返すことで宝石は初めて自分のものになる…財産として正式にテントに仕舞うことができるんです！」

発見しただけの宝石は没収されちゃうかもしれない…つまり、財産（得点）にするには「引き返す」or「勝ち続ける」しかないという、究極の選択を迫られる結構ヒリヒリしたゲームなのです。

引き返して帰る人には、カードの上に残してきた宝石が手に入るメリットがあります。

余った宝石を確認して、進むか帰るか判断するのも大事ということです。

1ゲームは5ラウンド制、1番多く財宝を集め、得点した人が勝ちです。

宝石は3種類…青いトルコ石は1ドル、黒い黒曜石は5ドル、金色の黄金は10ドルとなります。

ちょっと自信なさ気な花は、マキとペアを組んで戦うことになりました。

「チキンレースかぁ、久々に血がたぎるわ～！」

マキ、めっちゃやる気です。

友情感じる1シーン「美姫ちゃんをいじめさせたりしない！」にジーン！

1ラウンドが終わり、もう1枚ミイラか炎の障害カードが出たらヤバい状況。

「せーの！」

拳を開くと…美姫だけ「帰る」を選択します。

ガンガン行くと決めているマキにもう帰るんかいな？とひと言いわれ、ちょっとマキが苦手な美姫はしゅんと委縮してしまいます。

「なぁ、美姫ちゃん。自分ようイジメられたやろ？」

美姫の言動を見たマキは、ズバッと刺さる一語を突きつけます。

「ウチはわかるんや。人を虐めて喜ぶ人間は自分より弱い人間が本能的にわかるさかいな。そんなビクビクしてたらいじめてくれ言うとるようなモンやで！」

そういえば、いじめてきた子の中に名前も知らない年上の子がいた…美姫は思い出します。

もしかして美姫をいじめていたのはマキなのでしょうか？

「美姫ちゃんは私がいじめさせたりしないよ！」

「そうです！美姫は私が守りますから！」

綾と翠はそう宣言して、マキに勝負を挑みますが「帰る」という英断をしたマキにあっさり負けてしまいます。

場数を踏んでいる、この手の勝負には負けたことがないと言い切るマキは、負けなしでついに5ラウンド大詰めの最終決戦となりました。

「よっしゃ！このままぶっちぎりのトップでいくでぇ！！」

マキの勢いは止まらず、ノリに乗っています。

このままマキ＆花ペアの勝ちで終わってしまうのでしょうか！？

負けなし最強のマキvs弱虫な美姫、最終決戦勝つのはどっち！？

障害カードがすでに4種類も出てしまった5ラウンド目…探検失敗のリスク高まるこの状況で、翠と綾は「帰る」選択をして宝石没収を免れます。

残ったのは美姫とマキ、最終戦は2人の一騎打ち勝負となりました。

1枚山札をめくると、5種類目の障害カードが…全種出揃って完全に後がなくなりました。

次も障害カードが出れば「宝石没収」です。

「美姫ちゃん、ここでアウトが出たら自分ドべやで、今が引き時や！今引き返したらウチには勝てへん、でも2位にはなれる。上等やろ？」

マキが激重のプレッシャーをかけてきます。

＜わかってる。私みたいな弱虫、ここで帰っても誰も責めたりせぇへん。＞

そんなことを心の中で押し問答していると、ふいに美姫の足元が温くなってきました。

見ると、さくらが美姫の足の甲にちょこんと頭を乗っけてくれています。

美姫にはさくらが励ましに来てくれたように感じました。

そして、両隣りを見ると「頑張れ！」の目線をくれている翠と綾が見えました。

「美姫ちゃん、いくで！」

拳を出したマキが言います。

「せーの！」開くと、マキは「帰る」を選択。なんと美姫は「進む」を選択していました！

「さすがに無茶や、自滅やな！」

驚いたものの、マキは勝ちを確信しています。

＜これがみんなの優しさからもらった私の勇気！＞

美姫の運命のカードをめくると、宝石のカード！

「美姫、宝石が15個よ！しかもひとりで！！」

興奮気味に翠が言って、嬉しすぎて泣いちゃってる綾は美姫に抱きつきます。

＜ううん、ちゃうんよ。ひとりちゃうから、前に行けたんよ…。＞

2人の友情に感謝する美姫の心の声が聞こえてきました。

「かーっ、大逆転！この牧京子が“度胸試し”で負けるとはな！」

悔しがるマキのフルネームを初めて聞いた美姫は大事なことを思い出します！

クマの縫いぐるみをいじめっ子たちから取り返してくれて、“狂犬のキョーコ”と呼ばれ恐れられていた中学生がいたことを。

そう、美姫は小学生の時、鴨川西中に通うマキから救われていたのです。

『放課後さいころ倶楽部』第3話まとめ

【まもなく24:30よりTOKYOMX・BS11にて放送🎉】

🎲第3話「ひとりとちゃうから」🎲

脚本：松田恵里子　／　絵コンテ：今泉賢一　／　演出：有冨興二
作画監督：KIM YONG SIK
総作画監督：伊部由起子・宮川智恵子

ハッシュタグはひらがなで #さいころくらぶです🃏♫ pic.twitter.com/hxi4byrugY

— アニメ『放課後さいころ倶楽部』公式 🎲絶賛放送中！ (@saikoro_club) October 17, 2019