アニメ『映像研には手を出すな!』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!直前のトラブルをチャンスにして魅せる浅草

『映像研には手を出すな!』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!直前のトラブルをチャンスにして魅せる浅草!

出典:『映像研には手を出すな!』公式ページ

ついにやってきた最終回!

自らのチェック漏れから始まったピンチを、機転でチャンスに変える浅草!

戦争を前にした個人の無力さと、切ないイラストへの切り替え。

そして、お蔵入りとなったシーンは、未来の希望として後日公開。

見事としか言いようがない、まさに主人公の御業でした!

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『映像研には手を出すな!』前回第11話のあらすじと振り返り

アニメの納期が迫る中、ストーリーと設定を詰め切れない浅草。

悩む浅草は、かつて金森と出会った時のことを振り返り、「共存」というテーマを思いつき、「芝浜UFO大戦」のストーリーが決定します。

ようやく要点が定まり、完成に向けて突き進んでいた映像研でしたが、完成するのはいつものように納期当日。

ところが、音楽がデモと全く違っていたことが発覚し、一同は唖然とするのでした。

【ネタバレ】『映像研には手を出すな!』第12話(最終回)あらすじ・感想

チェック漏れ

発注した音楽と全く違う納品物に戸惑う、映像研と百目鬼。

ところが調べてみると、2週間前に音楽の変更確認メールが届いていました。

「確認してなかったんすか」

「あー、えへ」

納品日当日に痛恨のチェック漏れ発覚。

浅草も笑ってごまかす以外にありません。

どう考えても、音楽の作り直しは間に合わない状況。

映像研は、この絶対絶命の状況にどうやって対処するのでしょうか。

SU_BU

チェック漏れが当日まで発覚しなかったのはきついですね。返信がないため、「これでよし」とした音楽担当者も問題ですが、非は映像研にありそうですね。

戦いは止まらない

「この曲を使ってぜんぶ調整する! ダンスシーンはやめる! 内容を大きく変更だ!」

ここにきて浅草は大幅な路線変更を決定します。

たった一つの鐘の音で、すべての人間が理解し合えるはずもない。

浅草は大団円のダンスシーンの変更を決意し、変更に向けて全員が動き始めます。

SU_BU

変更の理由ができた浅草が、ちょっと嬉しそうでした。皆があたふたしている状況なのに、言い訳ができて喜ぶ浅草監督に、クリエイターの業を感じました(笑)

オタクの祭り

内容を変更した「芝浜UFO大戦」を急ピッチで仕上げた映像研。

ついに、イベント「コメットA」の当日を迎えます。

「コメットA」の出展
  • 月間境国、境国をぶっとばせ
  • 8年かかったキルト
  • 世界のウサギMOVIE
  • アイスランド紀行

独特の出展が並ぶ会場で、水崎と浅草は売り子としてDVDを販売します。

SU_BU

会場に教頭が見に来ていましたね(笑)単なる古い世代の象徴なのかと思ったら、思ったよりも温和な方でした。第11話の水やりがギャップを作るためのフックだと予想していたのですが、そのままでしたね。ホッコリしました。

純粋な評価

「純粋な評価欲しい。この悩みは一生抱えていくんだなあ」

読者モデルとして売れてしまっている水崎ツバメ。

彼女はこれから先どれだけアニメを作っても、「あの」水崎ツバメが作ったアニメとして評価されてしまいます。

自分が全くの無名、他のクリエイターたちと同じスタートラインだったとしたら、どれだけの評価を得られたのかは決して分かりません。

SU_BU

チートともいえる水崎ツバメの「知名度」という武器。大半のクリエイターは知名度を得ることもなく消えていくというのに、持つ者ならではの贅沢な悩みですね。

芝浜UFO大戦

金森の機転もあって、無事に完売したDVD。

さて、その出来栄えやいかに。

  • 芝浜の街並み、地下商店街、そして埋め立てから始まる物語
  • 突き出してくる螺旋商店街とそこから発進するスチームタンク
  • こだわりの不可視の指向性兵器
  • マニ車の鐘の音に、文明が分かれていった経緯を理解する人間とカッパ、2人の主人公
  • 地上部分をカッパが、水中の振り子部分を人間が修理する
  • 鳴り響く友好の鐘の音と、終わらない争い
  • 必死で争いに抵抗する種族の違う2人の主人公
  • やがて力尽き投降する主人公たち
  • シーンを通して、フィルムスコアリングによる1曲で構成された音楽

浅草は、音楽が哀しいものになってしまったことを利用して、個人では止められない争いの悲哀を描き、ダンスシーンを特典にすることで、ラストシーンのその先を示しました。

SU_BU

この投降の、数年、数十年後にダンスパーティーがあるのなら感動モノですね。となると、2人をもう少し老けさせておけば、より感動が大きくなりそうですし、ダンスシーンは互いが歩み合った服装にしたいです。大幅な変更によって深みは増しましたが、「まだまだ改善の余地ばかり」ですね。

『映像研には手を出すな!』第12話(最終回)まとめ

要点まとめ
  • フィルムスコアリング
  • 優しかった教頭
  • ピンチはチャンス!
  • 豊富なウサギ要素

まばらな人混みや、出展物の落着きぶりを見るに、やはりコメットAのモデルは「コミックマーケット」ではなさそうです。

コミケの競争のような祭りもいいですが、こういう落ち着いた祭りも楽しそうですね。

最終回の市場規模は同人イベント級。

作っている物からすると、もう少し上に行けそうな感じです。

この天才トリオがどこまで行けるのか、続きが見てみたいですね。

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