映画を観に行くため、待ち合わせ場所に向かったユキコ(杉咲花)は、いつもの道で森生(もりお 杉野遥亮)と再会します。
ひょんなことから一緒に映画を観に行くことになった2人。ユキコは普段は食べられないポップコーンを分け合ったり、ホラー映画で思わず手を握ってしまったりと、デートのような時間を過ごします。
森生が映画を観に行ったことが面白くないハチ子(生見愛瑠)は、森生の後をつけてユキコに接近し、思わず心無い言葉を吐いてしまいます。
傷ついたユキコは、森生に八つ当たりをしてしまいます。
目次
ドラマ『恋です! ~ヤンキーくんと白杖ガール』前回振り返り
盲学校高等部に通う赤座ユキコ(杉咲花)は、おっちょこちょいな父・誠二(岸谷五朗)と、心配性な姉・イズミ(奈緒)との3人暮らし。
色と光がほんやりわかる程度の弱視のユキコが白杖をついて学校へ急いでいると、点字ブロックの上で話し込む男たちと遭遇します。
彼らは地元で有名なヤンキー黒川森生(杉野遥亮)とその仲間たちでした。
ひょんなことからユキコが森生の顔をよく見ようと覗き込むと、あまりの顔の近さに動揺する森生。
それ以来、森生はユキコにストーカーのように付きまとい、真っすぐに自分の気持ちをぶつけてきます。
そしてユキコも、自分を『普通の世界で生きている人』というちょっぴり変わった森生に、次第に心を開いていくのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール~』第2話あらすじ・感想
映画の約束
ある祝日。
ユキコ(杉咲花)は、友達の空(田辺桃子)と映画に行く約束をしていました。
いつもの通学路を通ると、祝日だと知らない森生(もりお 杉野遥亮)が、いつものようにユキコを待ち伏せていました。
その時、空から風邪を引いたので映画には行けなくなったと連絡が入りました。
家に帰ろうとするユキコに、森生は自分と一緒に行こうと言い出します。
男子と2人で映画を観る事に抵抗を感じたユキコですが、「チケットがもったいないから」と森生に強引に押し切られ、2人は映画館に向かいました。
役に立つ男
劇場に入る前に、2人は売店で飲み物を買うことに。
弱視のユキコはメニューが読めないため、どこにでもありそうな物を注文することにしています。
でも、たまには少し冒険をしたいのも本音です。
その時、森生がメニューを口に出してあれこれ悩み始めました。
それを聞いたユキコは、いつもとは違うドリンクと、おやつのチュロスを買うことが出来ました。
森生はポップコーンを注文しました。
実はポップコーンが大好きなユキコ。でも、小さくて細かい食べ物は落としたら拾えないので、外では食べないことにしています。
すると、森生が手のひらに出して差し出してくれました。
久しぶりのポップコーンに喜ぶユキコ。しかし、どうしても取りこぼしてしまいます。
手っ取り早く綺麗に食べる方法はないか・・・。そう考えたユキコは、「あ~ん」と森生に向けて口を開き、森生をドキマギさせました。
ハチ子の恋
実は、森生は花男(戸塚純貴)たちと喫茶店で待ち合わせをしていました。
それをドタキャンし、白杖の子と映画を観に行ったと知ったハチ子(生見愛瑠)は、面白くない顔。
一方、映画館では、ユキコの好きなゾンビ映画が始まっていました。
ビビりな森生は、思わずユキコの手を握り、なんとか映画を乗り切りました。
映画の後も自販機で運試しをして遊ぶなど、すっかり打ち解けた2人は、連絡先を交換することに。
しかし、2人の様子を見ていたハチ子が、森生が席を離れた隙にユキコに近づいてきました。
私の気持ちなんて分からない!
ハチ子は、「森生は困ってる人を放っておけない」「私も白杖があれば、森生に助けてもらえるかも」などと、心無い言葉をユキコにかけました。
傷ついたユキコは、勝手に森生との間に壁を感じてしまいます。
「私の気持ちなんて、分かるわけないんだよ!」
ユキコはそう言い残し、ポカンとする森生の前から去っていきました。
さらに、森生の存在を良く思っていないユキコの姉・イズミ(奈緒)は、妹を心配するあまりに、ユキコに会わないように釘を刺します。
「ユキコは見えない世界にいるの。あなたなんかにユキコの気持ちは分からない!」
獅子雄と森生
獅子雄(鈴木伸之)は、『最後の決着』をつけるため、森生を探し回っていました。
やっと見つけた時、森生はユキコのことで頭がいっぱいで、完全に腑抜けになっていました。
ところで、何故ユキコは恋に臆病になってしまっているのでしょうか?
それは、中学生までまだ見えていたユキコが、だんだん見えなくなって来たにも関わらず、意地で白杖を持たないでいたところ、交通事故に遭いそうなところを助けてくれた幼馴染を怪我させてしまったのです。
その子は、ユキコの初恋の相手でした。
やんちゃなユキコ
ユキコは、見えていた頃はとてもやんちゃな女の子でした。
両親はいつもハラハラしてユキコを見ていたと言います。
でも、最近森生と出会ってから、少しその頃のユキコが出てきました。
ユキコは、そんな自分が嫌ではありませんでした。
ユキコは、思い切って森生に会いに行くことにします。
でも、連絡先もわからないため、どこにいるかわかりません。
ユキコは、以前森生が話していた町名を頼りに、初めて一人でバスに乗り込みました。
会いたかった
他の乗客に助けてもらいながら、どうにか出発したユキコ。
しかし、乗ったバスが間違いだったことがわかり、途中下車したユキコは途方に暮れてしまいます。
そこへ、偶然獅子雄が車で通りかかり、ユキコを森生の住む町まで送ってくれました。
森生の家の近くに差し掛かると、目隠しをした森生が階段から落ちてきました。
なんと、森生は少しでもユキコの気持ちがわかるようにと、目隠しをして生活していたのです。
視覚を無くしてみたことで、世界が広がったと嬉しそうに話す森生。
「黒川はすごいな!」
ユキコは、また森生の真っすぐさによって心がほぐれていきました。
そして、何故ここにユキコがいるのかと不思議がる森生に、ユキコは素直にこう答えました。
「黒川に会いたかったから来た!」
お姉さんが目の前に!
その後、森生は「映画を観よう」と言って、いつもの喫茶店にユキコを連れて行きます。
そして、茜(ファーストサマーウイカ)にポップコーンパフェを作らせ、プロジェクターを準備します。
森生が用意した映画は、ユキコの好きなゾンビ映画のパート1でした。
森生は、ユキコのために音声ガイドを買って出たのでした。
映画を楽しんだ帰り、森生がユキコを送っていると、向こうにイズミの姿が見えます。
「目の前に、目の前にお姉さんが!!!」
イズミは、森生を睨みつけていました。
ドラマ『恋です! ~ヤンキーくんと白杖ガール~』 第2話 感想&まとめ
今回も可愛い2人を堪能することが出来ました。
森生に恋するあまり、ハチ子がユキコにかけた心無い言葉のせいで、一度は気まずくなる2人ですが、森生のピュアさでもって乗り越えることが出来ました。
急激に距離を縮めた2人。しかし、目の前には妹が心配でたまらない姉が立ちはだかります。
姉妹が衝突する予感がします。どうする森生!?
次回も目が離せません!