『やめるときも、すこやかなるときも』第9話あらすじ・ネタバレ感想!哲先生の言葉で椅子づくりを再開する壱晴だが…

『やめるときも、すこやかなるときも』第9話

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

失恋しても以前と同じ自分には戻らないようにと、仕事に邁進する桜子(奈緒)。

自分の家具作りに限界を感じ、自暴自棄になる壱晴(藤ヶ谷太輔)。

そんな壱晴に「工房をくれ」と言ってしまった優太(五関晃一)。

そんな時に哲先生(火野正平)が再び倒れ、余命いくばくもないことが判明します。

「桜子の椅子を作れ」という哲先生の願いにも似た命により、再び桜子の椅子作りに着手した壱晴。

果たして、作り上げることはできたのでしょうか?

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『やめるときも、すこやかなるときも』前回第8話のあらすじと振り返り

壱晴(藤ヶ谷太輔)と桜子(奈緒)は、松江で別れ、それぞれの生活を始めます。

壱晴は約束だからと桜子の椅子作りを続ける中、哲先生(火野正平)の過去を知り、壱晴が憧れ続けている椅子への思いを知って、自分の家具作りへの限界を感じてしまいます。

それを見ていた優太(五関晃一)は、「だったらこの工房を俺にくれ」と胸に秘めた思いを吐露し、壱晴との間がギクシャクしてしまいます。

一方、桜子はそれまで壱晴の思いに共感できなかったにも関わらず、壱晴と別れたことでその思いを思い知ることに。

苦い思いを抱くそれぞれが出す答えとは?

【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第9話あらすじ・感想


15点目は作らない

壱晴(藤ヶ谷太輔)と別れ失恋した桜子(奈緒)は、以前にも増して仕事に邁進するようになっていました。

ベタな行動ですが、壱晴と出会う前のネガティブな自分には戻りたくないと思っていました。

そのためにはまず目の前の仕事を全力で頑張ろうとしていました。

「須藤さんがそうしていたみたいに」

壱晴の工房のパンフレットは佳境を迎え、商品撮影にまでこぎつけました。

桜子が掲載商品の最終確認のメールを送ると、意外な返信が来ます。

「15点目の家具は作製を中止することにしました」

桜子は少なからずショックを受けます。

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15点目の家具というのは、桜子の椅子のことです。これを作るのをやめると言われたらそりゃあショックに決まっています。しかし、物理的にも壊されてしまっているので、いずれにしてもパンフレットには間に合いません。

桜子(奈緒)さんの椅子を作れ

14点の商品撮影は滞りなく終えることができました。

パンフレットの納品は個店までには間に合うと思うと桜子が伝えると、壱晴はまたもや意外な言葉を返してきました。

「大丈夫です。個展は中止したんで」

すると、壱晴に優太(五関晃一)から連絡があり、哲先生(火野正平)が再び入院したと聞かされます。

2人で慌てて病院に駆けつけると、実は哲先生は手の施しようもないほど病気が進行しており、医師にはもってあと半年と言われているとのことでした。

心配する壱晴に哲先生は、こんなところに来ないで桜子さんの椅子を作れと言います。

「行け、作れ。壱晴、作れ」

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哲先生は、壱晴を急きたてます。哲先生には時間がないのです。壱晴もクサクサしている暇はありません!

今までごめんね

仕事がひと段落ついた桜子は、熱を出して寝込んでいました。

母(手塚里美)が看病をしていると、父(遠山俊也)が酔って帰ってきて母を呼びます。

しかし、母は動こうとしませんでした。

「放っておけば、そのうち寝るわよ」

母は、今まで桜子に甘えすぎていたことを謝り、桜子には、結婚して幸せになってほしいと伝えます。

「押し付けないでよ!自分は大して幸せじゃないくせに。私はお母さんみたいになりたくない!」

母は桜子のそんな言葉にも動じず、再び謝ります。

「だから、お母さんは桜子に甘えるのをやめにする」

実は、桃子(浅見姫香)から同居の提案を受けているとのこと。

今払っている家賃分を家に入れると言っているというのです。

「自由に生きて欲しいの」

母は自由に恋愛して、仕事をして、自分のためにお金を使ってほしいと言い、そういう当たり前のことを長い間させてあげられなかったことを謝りました。

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この母の言葉に、桜子は一瞬家から追い出されるような気分になります。ずっと出たいと思っていた家なのに、いざ自由になれと言われると不安になる。何かにとらわれていた人のあるあるですね。

俺みたいになるな

「死なないでください。哲先生までいなくなったら、俺どうしたらいいんですか」

哲先生に来るなと言われても、壱晴は哲先生に不安を訴えます。

「作れ。あの人だけはって思えたんじゃないのか」

哲先生は、もう少しであの人のところに行けると思っている自分みたいにはなるなと釘を刺します。

哲先生は、あの人のためだけを思って椅子を作りたかったと言います。

そこに座っている間だけでも、悪い脚のことを忘れられるような椅子です。

「お前はどうだ?その椅子に座ってどういう風に過ごしてほしいんだ?桜子さんに」

そう問われた壱晴は、今一度桜子のことを考えます。

今まで桜子が自分のためにかけてくれた言葉を思い出し、いつも無理をして笑って、一生懸命な桜子のことを考えているうちに涙が溢れてきます。

そして、ふとアイデアが浮かんできました。

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哲先生のおかげで、壱晴はやっと桜子と向き合えることができました。思い出されるのは桜子の笑顔です。壱晴も壱晴なりに、桜子のことが忘れられないでいたんですね。

8ヶ月後

それから壱晴は桜子の椅子作りに没頭し、優太の店に顔を出すことはなくなり、哲先生も病院で最期の時を待っている状態でした。

「俺が悪いんです。あいつを追い詰めたりしたから」

そう懺悔する優太に、哲先生はゆっくり口を開きます。

「歪んだりねじ曲がったりした木は売りものにはならないが、そういう木のほうが長持ちするんだ」

それは人間も同じで、歪んだり曲がったりする方が強くなると哲先生は言います。

「優太、お前はもう十分苦しんだ」

すると、8ヶ月ぶりに壱晴が完成した桜子の椅子の模型を持って病室に駆け込んできました。

「俺、これが作りたいんです。どうしても!」

哲先生は模型を一目見て、壱晴の頭を掴んでこう言います。

「いいじゃねぇか。こんなのが見たかったんだ」

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哲先生は2人の弟子の面倒を同時に見てくれました。すごい人ですね!壱晴はついに哲先生に認めてもらうことができました。しかし、それは哲先生との別れが近いことも示唆されています。

俺を雇ってください!

哲先生は壱晴の椅子の完成を待って天国に旅立っていきました。

優太は好きな人と一緒にはなれなかったけど幸せだったと哲先生の人生を振り返ります。

「こんないい息子がいたんだからさ」

「しかも2人も」

実は、哲先生は壱晴の前では優太のことを褒めていたと言います。

カンナ使いは負けるかもしれないとまで哲先生に言わしめていました。

そのことを壱晴が話すと、優太はおもむろに立ち上がり、壱晴に頭を下げます。

「俺を雇ってください!」

優太はもう一度家具と向き合いたい、そのためには雑用でもなんでもすると言います。

「ごめん、無理」

壱晴は個展をやることにしたので、優太が手伝ってくれないと無理だと言って、優太にカンナを渡しました。

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一度は逃げた家具作りにもう一度向き合うことに決めた優太。兄弟弟子に頭を下げることはとても勇気のいることだったと思います。壱晴も今だからこそ優太を迎え入れることができたのでしょう。

壱晴(藤ヶ谷太輔)の個展

桜子が家を出てから数ヶ月が経ち、桜子は自分が支えていると思っていた家族に自分も依存していたということに気がつきました。

「お母さんがお父さんと離婚しない理由がわかった気がする」

桃子によれば、同居を持ちかけてきたのは実は母の方からだったと言います。

「みんなお姉ちゃんに幸せになって欲しいと思ってるんだよ」

そう言って実家に来ていた郵便物を桜子に渡します。

そこには、壱晴の個展の招待状がありました。

開催期間は12月3日から10日までとなっています。

12月10日、最終日になっても桜子は姿を現しませんでした。

閉会のスピーチで、壱晴は桜子を含めた周囲の人に感謝の意を述べます。

そして、桜子について話し始めた時、壱晴の声に異変が生じたのです。

『やめるときも、すこやかなるときも』第9話まとめ

せっかく桜子が直してくれたと思った壱晴の声が、また今年も出なくなってしまいました。

これは真織のことを思い出したからではなく、桜子が原因と思われます。

次回はいよいよ最終回です。

壱晴の声はどうなるのか?

そして、松江の別れから1年経って桜子への想いはどう変化しているのか、桜子は壱晴の思いにどう答えるのか。

そんな部分に注目したいと思います。

どうか、ハッピーエンドでありますように!

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