「ここ、どこだよ…」って楽しそうに呟くのが、彼女(玉城ティナ)の旅のはじまり。
第1話は、鉄ヲタの道子が日本で1駅しかない宿泊可能駅へ。
北海道虻田郡倶知安町にある“比羅夫駅”が舞台。
老舗の駅弁“かにめし”やキュートでド迫力な熊“ごん太”など、グルメに名所に珍百景ありw
知ればきっと訪れたくなること間違いなし!
未知の場所には、素敵な出会いや発見が…秘境のローカル駅には、心の秘宝があるかも。
最強の“ここどこ感”を味わえる旅情ドラマ、スタートです!
目次
ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』の見どころ
有名家具メーカーで企画営業としてバリバリ働く28歳・大兼久道子(玉城ティナ)。
実は道子には、周囲にひた隠しにしてきた愛してやまない趣味があります…
それは、鉄道ファン歴10年の“ベテラン鉄道ヲタク”ってこと!
彼女は、“YUI”という名で雑誌「旅と鉄道」へ写真を載せれちゃうほどに生粋の鉄ヲタなのです。
今日も車窓を眺め、しみじみと感慨にふけりながら新たな駅へ!
道子は行く先々で、出会って、食べて、撮って…精気を養う。
観れば、テストステロン(元気の源)が溢れてオキシトシン(愛情ホルモン)にまみれる…志玉の旅ドラマです!
毎話、道子チョイスの渋くておしゃれなローカル駅が登場。
人生で一度は訪れてみたい駅が、きっと見つかるはず!
【ネタバレあり】ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』第1話あらすじと感想
鉄ヲタ道子(玉城ティナ)は生まれたばかりのDECMOに乗って…
「エンジンの鼓動を聞いていると…列車だって私たちと同じ“生き物”であることがわかる」
DECMOからの心地いい振動を全身に感じながら、道子(玉城ティナ)は思います。
いま、道子は北海道で函館本線の倶知安行きに乗車中。
「列車は、何年も何十年もこうして多くの人を運んできたのだろう…」
開業1880年で北海道初の鉄道である函館本線。
道子は古に思いを馳せながら、車窓から見える白銀の景色をカメラに収めます。
この列車は生まれたての新型車両、2019年製のH100形でした。
北海道の草原をイメージしたという濃いグリーンの座席は、癒しの配色。
新しさ・北海道らしさを表現したデザインがなされている車両。
北海道っぽさを列車から感じられます。
“北海道の富士山”が見えてきたら…ここどこ感半端ない、比羅夫駅へ到着!
「次は比羅夫」というアナウンスが車両に響くと、羊蹄山が見えてきます。
日本百名山にも名を連ね、“北海道の富士山”や“蝦夷富士”ともいわれる羊蹄山。
道子が大事にしている“ここどこ感”。
この比羅夫駅は、道子がこれまで訪れた駅のなかでもぶっちぎりの“ここどこ感”漂う駅。
「先輩、年季入ってますね!」
駅名看板に語りかけながら、道子がシャッターを切ります。
なんたる香ばしさ…道子唸る!本日の極上駅弁“かなやのかにめし”!
きしむ扉を力いっぱい開けて駅舎の中へ。
「あったかい…北国の場合、ホームと駅舎の寒暖差がたまらない!」
すぐに、駅に展示販売している丸太の椅子に歩み寄る道子。
3つ以上で10%オフ…職業柄、家具に目がないのですが運搬方法が見いだせず断念。
ベンチに座り、昼食タイム。
長万部駅で買ってきた駅弁、かなやのかにめし1180円(税込)。
昭和25年発売で創業以来受け継がれてきた伝統の製法で作られ、長年愛されている駅弁。
「なんたる香ばしさ!」
1口ずつ丁寧に口に運びながら、道子はかに飯のうまさに感動します。
そして道子のイチオシが、添えてあるつくだ煮。唐辛子&蜂蜜のピリ辛ハーモニーが絶品!
暖かな駅舎で極上の時が過ぎていきます。
鉄ヲタ道子(玉城ティナ)と鉄ヲタ甲斐(栗原類)の初遭遇!
お腹が満たされた道子は、森のくまさんを歌いながらご機嫌で散歩へ。
駅舎が見渡せる場所で、三脚を立てて撮影する青年・甲斐(栗原類)を見かけます。
道子は甲斐のカメラポジションの良さに感心します。
彼は夢中でレンズを覗いては、走るDECMOを連写。
ふと、声に出したくなった道子はDECMOの正式名称を英語でスラスラと唱えます。
それに気づいた甲斐が不思議そうに見ていますが、道子はそれに気づかずにその場を後にします。
2人は宿で再会します。
仕事を辞めたという甲斐は現在フリーター。
鉄道好きの彼は撮った写真を「旅と鉄道」という雑誌に送って小銭を稼いでいるとのこと。
「たまにしか載らなくて…」
道子と甲斐の関係がこの先どうなるのか…楽しみ!
ホーム丸見えの絶景宿!日本で唯一、宿泊できる駅の宿・民宿ひらふ
「宿からホーム丸見えっていい!」興奮気味で宿帳記入をする道子。
最高の褒め言葉に、民宿のご主人(明逸人)は嬉しそうにします。
【民宿ご主人ストーリー】
彼は大学時代の貧乏旅行中、この比羅夫駅に来て先代の管理人さんと仲良くなったらしい。
何年もサラリーマン生活をして会社を辞め、この宿を思い出したのだそうです。
「ぜひ、継がせてほしい!」と飛び込んだというからすごい話。
「全鉄ヲタ憧れの宿を、こうして守ってくださってありがとうございます…」
道子は心の中で感謝します。
眩い星空と凍るような寒さ、関口さんにとっていままで味わったことのない初体験づくしの旅。
「楽しい!夫がみてたら、悔しくなって戻ってきたいと思うかも…」
去年旦那さんを亡くしたという彼女は、亡き夫を偲びながら微笑みます。
旅にはそれぞれの“目的と思い”がある…
道子(玉城ティナ)、熊に出会う!自分でも思いがけない自分に出会える旅!
「探検したら、大きな口の怖い熊さんに遭っちゃった!」と笑う関口さん。
なぜか怖い熊と遭遇したはずなのに…言葉とは裏腹に楽しそうなんです。
道子が興味深々で問うも、「詳細は秘密!」とはぐらかされます。
名前は“ごん太”。正体は…開拓記念碑、60cmもある熊のモニュメント!
ごん太の口から勢いよく水が吹き出しています。
関口さんの言っていた熊さんの正体を知って、「ハハッ」と道子は思わず笑顔になります。
「いいねが欲しくて旅をする人もいれば、愛する人と駆け落ちするための人もいる。
旅先で安住の地を見つけてしまう人だっている。
理由は違うけれど、どんな旅でも共通していること。
それは…自分でも思いがけない自分に出会えることだ!」
鉄ヲタ道子の希望に満ちた心の声が聞こえました。
ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』の次回に期待するもの
玉城ティナさんの透明感に終始魅了されました…旅ファッションコーデにも注目!
旅したいなって思わせてくれて、ひと旅した気分にもさせてくれる。
この先、どんな“思いがけないこと”に出会っていくのかワクワクします。
第2話は、男鹿高原駅へ…“彼氏にしたい鉄道”って一体!?