『捨ててよ、安達さん。』第2話あらすじ・ネタバレ感想!輪ゴム、レジ袋が擬人化。捨てられないモノあるあるは必見!

『捨ててよ、安達さん。』第2話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『捨ててよ、安達さん。』公式ページ

安達さん(安達祐実)は大好物の紅ショウガを常にストックしています。

業務用の袋入りをそのまま輪ゴムとビニール袋に入れ、そのまま冷蔵庫にイン。

すると、夜中夢に出てきたのは輪ゴムとレジ袋のカップルでした。

輪ゴムは酷使されすぎて切れる前に捨てて欲しいと、レジ袋は奥にしまわれ全く使われてない虚しさを訴えます。

今回は恋愛も絡んで、ますますシュールなお話になっています。

『捨ててよ、安達さん。』前回第1話のあらすじと振り返り

ある日、安達さん(安達祐実)は、女性誌の編集長から断捨離の連載企画を提案されます。

編集長は毎回安達さんの私物を一つずつ捨てて欲しいとのこと。

その日の夜、安達さんが眠りにつくと、夢の中に謎の少女と、安達さんの代表作が完パケされたDVDが擬人化されて現れ、自分を捨てて欲しいと主張します。

突然のことに戸惑う安達さんですが、少女らと話すうちに自分があの頃に戻るのが怖いという胸に秘めた思いを告白します。

安達さんは思い切って作品に別れを告げ、娘にDVDをあげることにしたのです。

次に安達さんに捨ててもらいたいモノは一体何でしょうか?

【ネタバレ】『捨ててよ、安達さん。』第2話あらすじ・感想


業務用紅ショウガ

安達さん(安達祐実)は夜中冷蔵庫から大好物の紅ショウガを取り出します。

それは業務用の特大サイズ。

安達さんはそれを袋から直接つまみ食いします。

そして、袋を輪ゴムで止め、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れますが、やはりもう一度小皿に取り出して再び輪ゴムで止め、冷蔵庫にしまいます。

紅ショウガの小皿を胸元に置き、ソファでつまみながらダラダラしていると、いつの間にか眠りについてしまいました。

気がつくと、夢の中の謎の少女(川上凛子)が現れていました。

moyoko

今回はどうやらキッチンにある何かが捨てられるようです。ここで気がついたのは、寝る前の安達さんはTシャツを着ているのに対し、夢の中の安達さんはブカブカの服を着ていることです。これが夢と現実の境目のようです。

サトウチエちゃん

安達さんは、この前から考えていたことを少女に尋ねます。

「サトウチエちゃんじゃない?」

「違います」

安達さんは、この女の子は自分の後悔や心残りの現れではないかと思い、女の子に何か悪いと思っていたことがあったかなと考えてみました。

そこで、サトウチエちゃんを思い出したのです。

彼女は幼稚園の同級生で、お遊戯会の時に変身前のシンデレラがチエちゃん、変身後が安達さんの役でした。

安達さんはきっとチエちゃんは傷ついたのではないかと想像しています。

その頃、すでに仕事をしていた安達さんはいわばプロ。

可愛いポーズを取るだけの変身後よりも、変身前の方がむしろやりがいがあったのではないかとドヤ顔で語る安達さん。

「自分にお酔いになられてます?」

少女は呆れています。

moyoko

謎の少女はサトウチエちゃんではないと言います。では、一体何者なのでしょう?彼女の正体が知れるのは、まだまだ先のようです。

輪ゴム

そこへ、若い男女が部屋の中に入ってきました。

「私たち、安達さんに捨てて欲しいんです」

「輪ゴムさんと、レジ袋さんです」

安達さんはなぜ彼らが捨てて欲しいのか、理解ができません。

「だってとりあえず取っとくでしょ。便利だし」

便利と言われて傷つく輪ゴム(臼田あさ美)。

彼女は、1年ぐらい安達家にいて、紅ショウガを止めていると言います。

彼女は冷蔵庫のフックにかかっているのですが、安達さんは自分ばかり仕事をさせると言います。

「1番上にあってちょっと大きめだから」

最初は必要とされていると思って嬉しかったのですが、都合の良い女扱いをされているのではないかと考え始めました。

そのうち自分でなくてもいいのではないかと思える仕事までやらされるようになり、このままでは近いうちに切れて紅ショウガをぶちまけてしまいそうだと危惧していると言います。

moyoko

ただの輪ゴムの話なのですが、そうやって言われると本当に『都合の良い女』の話をしているような気になって来るから不思議です。輪ゴムって、ついつい上のやつを使ってしまいますよね。

レジ袋

仕事ができなくなる前に捨てて欲しいと訴える輪ゴムに、その話を黙って聞いていたレジ袋(戸塚純貴)が口を開きます。

「贅沢なんじゃないの?」

レジ袋はどのくらいいたのか覚えていないほど、シンク下の収納ボックスに入れられていました。

でも、安達さんは結構レジ袋は使っています。

しかし、彼は他の奴らとは違うのだと言います。

「書店のレジ袋だぜ」

確かに、書店のレジ袋はコンビニなどの袋と材質も形状も違います。

形状的にゴミ袋にすることはできないため、なかなか活躍できる機会がなかったのです。

そんな彼にしてみれば、輪ゴムの悩みは贅沢に感じます。

パフォーマンスが落ちる前に捨てて欲しいと言う輪ゴムに対して、仕事を与えられなかったことでプライドを傷つけられて虚しいと語るレジ袋。

2人はとうとう揉め出しました。

moyoko

書店のレジ袋のような形状の袋はとっておくけど使ってないやつあるある。と、ついうなずいてしまいます。ほとんど使わないのですが、たま~に使う場合があるので取っておいてしまうんですよね。

付き合ってますよね?

「材質がいいからって可愛いサブバッグになれるわけじゃない」

「俺だってゴミ袋になる覚悟は出てきた」

レジ袋は、シンクの下にいるよりも何か入っている方が生きているって感じがあると言います。

なぜなら、彼は袋だからです。

「ごめん、言い過ぎた」

「俺の方こそ…」

なんだか、2人の間に甘い空気が流れています。

聞けば、輪ゴムは安達さんの買った雑誌についていた輪ゴムで、レジ袋と一緒に家に来たのだと言います。

輪ゴムは言います。

「あなたと一緒にいたい。あなたの活躍が見たい」

輪ゴムとレジ袋は見つめ合っています。

「お二人…付き合ってますよね?」

謎の少女は持っていたハタキを振って2人にデートをプレゼントします。

2人は安達家の庭でデートを楽しみます。

安達さんは呆気にとられながらそれを見ています。

「私の夢だしなんでもアリか」

moyoko

ここに来て突然恋バナになってきました。なんだか、売れない舞台俳優とそれを支える糟糠の妻のような話になってきています。

捨ててよ、安達さん。

輪ゴムは、なぜ彼(レジ袋)を捨てなかったのか尋ねます。

「いつか使うと思ったから」

「見えないことに遠ざけて、罪悪感から逃げる。得意だよね、安達さん」

少女は指摘します。

でも、レジ袋は安達さんはそういうこともあるかもしれないけど、気を遣ってもらわなくていいと言います。

可能性を感じてくれただけで十分なのです。

「捨ててよ、安達さん」

そのやりとりを見ていた輪ゴムは、レジ袋は誰にでも優しいことを言うのではないかと疑い始めました。

さらに、もしかしたら自分にばかり仕事をさせていたのは、2人を引き離したいからではないかという疑いまで持ち始めます。

「絶対にないから!」

レジ袋は、俺を信じろと言って輪ゴムを抱きしめます。

moyoko

やはり、誰かに必要とされるというのは人間にとって生きていくためのモチベーションになるのでしょう。といっても、彼らはモノですが。モノならなおさらですよね。

捨てた安達さん

2人の恋がまとまったところでふと目を覚ました安達さんは、そのまま身体を起こしてしまい、紅ショウガの乗った小皿を落としてしまいました。

安達さんは床から拾った紅ショウガを書店のレジ袋に入れ、輪ゴムで止めます。

袋に入った紅ショウガはタッパーに移しました。

編集長から、もっと身近で暮らしにまつわる何かを捨てて欲しいと言われていた安達さんが、今回捨てたものは輪ゴムとレジ袋でした。

この選択はマネージャーには好評でした。

安達さんは生活感を出しすぎたのではないかと心配しましたが、マネージャーは大丈夫だと言います。

「イメージなんかぶち壊しちまえばいいんですよ!」

安達さんは笑ってしまいました。

『捨ててよ、安達さん。』第2話まとめ

今回捨てられたのは、前回のDVDに比べて、安達さんの人生に大きく関わっているものではないものでした。

落差がすごいですが、ちゃんとドラマとしてまとまっているから面白いです。

そして、きちんと安達さんが『後ろめたいものを隠す性格である』というテーマも盛り込まれていたのも、お見事です。

次回は、安達さんが高校時代に使っていたガラケーを捨てるようです。

高校時代の思い出がないという安達さんに、ガラケーが訴えかけるものとは?

次回も楽しみですね!

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