清一郎(鈴木亮平)を尾行していた早瀬(竜星涼)は、清一郎からあいこ(吉岡里帆)にキスをしたことで動揺を隠せません。
そのことを向後(片岡愛之助)と可憐(木南晴夏)に報告しているのを聞いていたレン(岩田琉聖)は、家の中でぎこちない2人に「お付き合いしているんですか」と聞いてみます。
しかし、2人はモゴモゴ言うだけです。
そもそも清一郎はお付き合いというものがどういうものかわからないのでした。
一方、刈部まりあの正体について、おっさんだという情報がネットに出回り炎上していました。
そんな中、『銀天』が日本漫画大賞を受賞したという連絡が入ります。
刈部まりあこと清一郎は、漫画家人生初めて大ピンチを迎えるのでした。
目次
ドラマ『レンアイ漫画家』前回第8話のあらすじと振り返り
「刈部さんと恋愛がしたいです」
あいこ(吉岡里帆)の突然の告白に動揺を隠せない清一郎(鈴木亮平)。
あいこも平静を装うとするものの、上手に振る舞えません。
そんな中、レン(岩田琉聖)に声をかけた美波(内田理央)は、レン共に再び刈部邸にやってきます。
美波は、困惑する清一郎にレンと清一郎と3人で暮らしたいと言い出します。
あいこから事情を聞いた向後(片岡愛之助)は、清一郎の危機を察知し、美波を追い返す作戦に出ます。
しかし、作戦とは関係なく清一郎は自分の気持ちに気がつき、美波をきっぱり断ってからあいこと恋愛を始めることを決心し、あいこにキスをしたのでした。
【ネタバレ】ドラマ『レンアイ漫画家』第9話あらすじ・感想
速報!
あいこ(吉岡里帆)と向き合うことを決めた清一郎(鈴木亮平)は、あいこにキスをしました。
その様子を、可憐(木南晴夏)の言いつけで清一郎の後をつけていた早瀬(竜星涼)が目撃していました。
早瀬はさっそく可憐と向後(片岡愛之助)に報告します。
あいこと清一郎がキスをしていた、しかも清一郎からしていたと知り、ショックを受ける可憐と向後。
早瀬は、二階堂に続いてまたあいこが男とキスするところを見たことでショックを受けていました。
そんな大人たちの会話を、レン(岩田琉聖)と麻央(星乃あんな)が聞いていました。
キスをしていたのなら2人は付き合っているのかと思ったレンですが、麻央から「そういうわけでもない」と聞かされ、そっと落ち込んでしまうのでした。
お付き合いとは?
そんな渦中の人、あいこと清一郎は以前にも増してギクシャクしていました。
「お二人はお付き合いしているんですか?」
レンは、二階堂の店で2人がキスをしていたことを早瀬が話していたと話します。
ただ、清一郎とキスをしたとはいえ、付き合っているかどうかわからないあいこは、肯定も否定もできませんでした。
清一郎は、皆に知られてしまった恥ずかしさから、仕事場にこもってパニックに陥っていました。
いつものように書いて整理しようと机に向かうと、ふと気がつきます。
「え!付き合うとは…?」
清一郎は、いつものように国語辞典を開きます。
しかし、「付き合う」は「交際」、「交際」は「付き合う」ことと書いてあり、そこに清一郎が欲しい答えはありませんでした。
デートの誘い
「気まずい!」
思わず叫んでしまうあいこ。
すると、清一郎が仕事場から出てきました。
「今の仕事が終わったら…食事に行かないか?」
「行きます!」
なんとかデートの約束を取りつけた2人は、密かに胸を膨らますのでした。
一方、清一郎が『普通の人』になってきたことがショックで仕事が手につかない向後は、『銀天』のエゴサーチをしてみることに。
すると、SNSは『刈部まりあの正体はおっさん』という噂で炎上していました。
可憐は、その噂を早瀬から聞いていました。
2人の会話を聞いて、二階堂もそのことを知って驚きます。
編集部は、問い合わせのメールや電話で大騒ぎになっていました。
向後は、そのことを清一郎には言えないでいました。
野次馬たち
可憐は清一郎を心配して、早瀬を連れてどうにかして刈部邸に入れないかと門の前で張り込みをしていました。
そこに、何も知らないレンとあいこが帰宅します。
家に入れてもらった可憐は、向後がまだ清一郎に知らせていないと分かって安心し、あとは噂が風化してくれることを祈っていました。
すると、刈部邸の前にいつの間にか人が押し寄せてきていました。
自宅まで拡散されてしまい、野次馬がやってきたのです。
家の前が騒ぎになっていると知ったあいこと可憐は、清一郎にバレないように必死で隠します。
一方、編集部では『銀河天使』が日本漫画大賞を受賞したとの連絡が入っていました。
作品は子供みたいなもの
向後が刈部邸に着くと、外に野次馬がたくさんいるので驚きます。
野次馬を追い払った後、門の前に『銀天』の単行本がボロボロになって捨てられていました。
向後がそれを拾おうとした時、清一郎が外に出てきて単行本を拾い上げます。
すると、離れて見ていた野次馬たちが清一郎に気がつき、こぞってカメラを向け始めたので清一郎は戸惑います。
「漫画家にとって作品は子供みたいなものなのよ…」
刈部まりあのファンであり、自身も漫画家である可憐はこの騒動に胸を痛めていました。
清一郎は部屋にこもり、滅多に開かないタブレットでSNSをチェックし、その心無い言葉に打ちのめされています。
俺の漫画を汚すな
向後は清一郎にかける言葉もなく、しばらく頭を抱えていましたが、思い切って立ち上がり、ドア越しに日本漫画大賞を受賞したことを伝えます。
「なんでですか?」
ドアの向こうから声がしました。
「なんで向後さんまで俺の漫画を汚すんですか?」
清一郎は、向後の話を聞くことなく、彼を追い出しました。
清一郎を傷つけてしまったと落ち込む向後。
そんな彼に、編集長はこの騒動を逆手にとって、授賞式に清一郎を引っ張り出して注目を集めようと考えていました。
「これ以上、刈部くんを晒しものにする気ですか!」
さすがの向後もこればかりは引き下がるわけにはいきませんでした。
再び閉じた清一郎
あいこは自分なりに清一郎に声をかけてみますが、全く上手くいきませんでした。
それから一週間。
清一郎は部屋から出てきません。
清一郎はこれまで、なんだかんだ文句を言いながらも必ず朝食の席にはついていました。
レンは、清一郎がいないことが変に感じるまでになっていました。
一方、可憐と早瀬は噂を拡散させた主を割り出そうとしていました。
早瀬は、投稿されている清一郎の服装からいって、あいこの姉が訪ねてきた時だと言います。
あの時、あいこと清一郎がハグをしているのを目撃していたので、早瀬もよく覚えていました。
早瀬は、この時に現場にいたのは自分だけではなく、二階堂と由奈(小西桜子)もいたと話します。
可憐は、二階堂が清一郎に嫉妬した腹いせにやったのではないかと考えます。
向後と清一郎
向後は、再び清一郎と話をするために刈部邸にやってきました。
あいこは、向後に「よろしくお願いします」と頭を下げます。
「私じゃダメなんで」
向後は仕事部屋の前に座り、清一郎と出会った時のことを話し始めました。
12年前、スポーツ誌希望だった向後は、やりたくもない漫画編集部に配属されて腐っていました。
それゆえ、上司には「漫画への愛が足りない」と言われていました。
しかし、たまたま取った持ち込みの電話が、その後の向後の人生を変えます。
清一郎が持ち込んだ漫画は、一度読み始めたら手が止まりませんでした。
「最高!」
「当然です」
その日から、向後は清一郎との大恋愛が始まったと思っています。
「愛?って鼻で笑っていたのにね」
そこからあいことレンが家に来るまで、向後はずっと1人で清一郎と向き合ってきました。
守らないといけないもの
連載が始まっても、すぐに人気が出たわけではありません。
焦って路線を変えようとしたこともありましたが、「僕は僕の漫画を描く」という清一郎の言葉を信じて、『銀天』が世に出るのを待ちました。
向後は、まともな幸せを手に入れた清一郎が漫画から離れて行くような気がして、モチベーションを上げるために賞にエントリーをしたことを正直に打ち明けます。
「でも、間違っていた。一番守らないといけないのは『銀天』よりも刈部くんの方だ」
編集者失格だと、向後は謝ります。
作品のイメージのために、ペンネームを女性にしようと提案したのも向後でした。
「今なら、男でも女でも若くても年寄りでも関係ないって言えるのに」
投稿した真犯人
その頃、あいこは二階堂に「刈部さんのことで話がある」と、カフェに呼び出されていました。
刈部まりあのことをバラしたのは由奈でした。
二階堂は、あいこを好きになってしまった自分のせいだと平身低頭で謝ります。
「なんで刈部さんなの?有名人だから何してもいいと思った?」
あいこは、いかに清一郎が漫画に人生を賭けてきたかを語ります。
「こんなのひどいよ!」
由奈は、まさかこんなに大事になるとは思っていなかったと弱々しく言いました。
しばらく休もう
向後は、清一郎が落ち込んでいるのは正体がバレたからではなく、作品を愛してくれていると思っていた読者に裏切られたという気持ちがあるからではないかと思っていました。
向後は立ち上がり、作品は良いか悪いかそれが全てで、それがわからない野次馬はくそくらえだ!と開き直ることにしました。
そして、漫画大賞は辞退し、『銀天』を少し休むことを決めます。
「刈部くんがまた読者を信じられるようになるまで待つからさ」
一方、騒動の真相を知ったあいこは「作品を汚したのは私だった」と自分を責め、家に帰れないでいました。
授賞式
向後が帰ってからしばらくしてインターホンが鳴ったので清一郎が応対すると、そこには二階堂の姿がありました。
二階堂は由奈のことを説明し、あいこが責任を感じて傷ついていると清一郎に伝えます。
「あいこのさんのこと、よろしくお願いします」
「俺じゃダメなんで」
その後、日本漫画大賞の授賞式が行われました。
清一郎に代わって登壇した向後は、辞退を申し出ようとします。
その時、清一郎が会場に入ってきました。
「はじめまして。刈部まりあです」
続けて、清一郎は読者の人生を全部1人で背負って漫画を描いてきたつもりだったけれど、『銀河天使』は自分だけのものじゃないことがわかったと話します。
「一心同体でやってきた担当編集と作品を愛して下さる読者のものです」
付き合うということ
清一郎は謹んで賞を受けると話したあと、会場で見守るあいこに視線を向けます。
そして、自分は愛とは無縁の人間だからレンアイ漫画を描いてきたつもりだったけれど、そうではなかったと言います。
「俺にもあったんだと、そう気づかせてくれた人にも感謝しています」
家までの帰り道、肩を並べて歩く清一郎とあいこ。
清一郎は、ふと足を止めてあいこに尋ねます。
「俺たちは、付き合ってるんだよな?」
「まだ、はっきりとは…」
あいこの答えを聞いて、付き合うということがよくわからないと慌てだす清一郎。
そんな彼を、あいこは引き寄せキスをします。
「意味は、私たちが作りませんか?」
清一郎は笑顔になり、もう一度あいことキスをするのでした。
ドラマ『レンアイ漫画家』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
『#レンアイ漫画家』第9話
ご覧いただきありがとうございました‼︎🗯次回10話は!
ようやく恋人同士になった二人、
初めて手にした恋の幸せ❣️ところが…
幸せは天才漫画家を潰すのか?
いよいよクライマックス突入です。9話は📺TVer(https://t.co/QOs7BX5SwS)で配信中✨
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今回は、清一郎が恋をする男として大きく飛躍する回でした。
由奈のあいこへの嫉妬によって正体をバラされてしまった清一郎は、心ない“自称ファン”によって深く傷つきます。
しかし、そのことをきっかけに作品は1人で作り上げるものではないこと、自分が愛とは無縁ではないことに気がつくことができました。
清一郎が、あいこにきちんと愛情表現をすることができて良かったです!
ですが、物語はまだ終わりません。
次回は幸せを手に入れた清一郎が初めての大スランプに陥ってしまうということです。
『銀天』は一体どうなるのでしょうか?次回も見逃せません!
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