英子のサマーソニア出場の為、強力なラッパーを仲間にしようと画策する孔明が目を付けたのは、MCバトル三連覇を果たしたという経歴を持つ男・ＫＡＢＥ太人。
しかし、ステージ上でのプレッシャーから胃潰瘍を患った彼は、二度とラップをしないと心に決め、憧れの赤兎馬カンフーからの挑戦状もことごとく拒否し続けています。
もうラッパーとしてステージには立たない、バトルをしないと心に決めた男に、孔明はどう立ち向かっていくのでしょう。ここでまさかの孔明もラップを！？
目次
アニメ『パリピ孔明』第4話のあらすじと振り返り
フェスのオーガナイザー・近藤剛に認められた英子は、彼が関わっているフェスに出演をしないかとオファーを受けます。
一つは福岡のイベント、もう一つは夏の大型フェス「サマーソニア」なのですが、サマーソニアに出るためにはＳＮＳで10万イイネを獲得しなければなりません。
これを達成することが出来るかどうか不安を抱いた英子ですが、どんな困難な道であろうとその夢を叶えるという孔明の言葉を信じ、彼女はサマーソニア出演を賭けたイベントに参加する決意を固めます。
どうすればいいのか悩む英子に対し、孔明は道を示してくれるのかと思いきや、彼は連日音楽仲間と遊び三昧。
ライブハウスへと足を運び、すっかりパリピと仲良くなっていました。遊んでばかりだと不満を漏らし、不安を抱く英子。
しかし孔明が色々なところへ出向いていたのは、英子の10万イイネ獲得のための強い味方となる人物の情報を集めるためだと知ります。
強力なラッパーを仲間にしたいと思っていた孔明は、英子と共に足を運んだ六本木のクラブでついにその人物の情報を手にします。
そして英子は、孔明がいない間に曲を作り、これを彼に聞かせると共に、世界一大きな音楽イベントに出ることが夢なのだと、自分の胸の内を吐露するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『パリピ孔明』第5話あらすじと感想
孔明が連れてくるラッパーって一体どんな人？
ラッパーを仲間にすることを決めた孔明は、小林にBBクラブでラップのイベントを開くように言います。孔明が連れてくるラッパーがどんな人か想像がつかない2人は、孔明ならどんな人を連れてくるだろうかと想像を膨らませます。
英子は怪力な男を想像し、テーブルや椅子を補強した方が良いと騒ぎ、小林は三国志トークが出来るラッパーが良いと、妄想するのでした。
ラップバトルから目を背け続ける男・ＫＡＢＥ太人
一人街中をフラフラと歩きながら、耳に飛び込んできた言葉を聞いてラップを呟く男が1人。その男は、かつてMCバトルで三連覇を果たし、無敵のフリースタイラーと呼ばれた「ＫＡＢＥ太人」という男でした。
勝ち続けなくてはいけないというプレッシャーに襲われ、急性胃潰瘍の痛みに苦しんでステージ上で倒れてしまった過去があります。そしてそれ以来彼は、人前でラップをしないと心に決めたのです。
凄腕ラッパーの赤兎馬カンフーに勝負をするように言われますが、ＫＡＢＥ太人はこれを拒否。すると赤兎馬カンフーはフリースタイルで「這いつくばるなら這い上がれ」「目をそらすんじゃねぇ」とリリックをぶつけていきます。が、これに耐え切れず、ＫＡＢＥ太人は彼の前から逃げるように姿を消すのでした。
孔明、韻を踏んでＫＡＢＥ太人を挑発！？
赤兎馬カンフーに憧れ、ラップの世界に足を踏み入れたものの、自分はただのパンピーでバトルなんてできるメンタルではなかったと考えるＫＡＢＥ太人。実家からの仕送りで生活をし、過去を振り返りながら日々を過ごします。
これ以上厄介な人に絡まれないよう、コインランドリーへ行って洗濯を済ませて帰ろうと思うＫＡＢＥ太人でしたが、そこにはジャージを着て、羽扇を仰ぎながら雑誌を読む孔明と遭遇します。
帽子の形から諸葛亮孔明のようだと思っていたＫＡＢＥ太人は、「やっぱ孔明じゃん」と思わず声を上げてしまうと、自分は文王のように太公望の釣りの邪魔をしないでいることはできなかったと言い出します。あなたのような賢人の邪魔をしてしまったと口にする孔明。誰のことかと聞くと、孔明はＫＡＢＥ太人の経歴を羅列だしました。
ＫＡＢＥ太人の顔色が優れないことから胃潰瘍を見抜いたうえで、ある歌手と組んでもらいたいと孔明は彼にお願いをします。組んでイベントに出れば世界はもっと広がるはずだと孔明が説くも、ＫＡＢＥ太人は人前でラップはしない、世界を広げる必要はないと言って断ります。
しかし、これで引き下がる孔明ではありません。「本当にそうでしょうか？」と一言挟み、孔明はＫＡＢＥ太人の前で一節魅せます。
最初は馬鹿馬鹿しいと目を背けるＫＡＢＥ太人ですが、孔明の言葉に動揺し始めます。「いつまで寝ているつもりですか？」と、煽られた上、BBラウンジでフリースタイルで戦おうとＫＡＢＥ太人は言われるもこれを拒否。しかし、孔明に背を向けてその場を離れるＫＡＢＥ太人の心には、孔明や赤兎馬カンフーへの苛立ちが沸き上がってくるのでした。
BBラウンジでラップイベントがあると耳にしたことで、どうしても気になるＫＡＢＥ太人は、マスクで顔を隠して会場へ、一瞬覗くだけだと言って足を踏み入れていきます。
アニメ『パリピ孔明』の次回に期待するもの
中国・三国時代の有名な軍師・諸葛亮孔明…ラップもできちゃうんですね。どこの時代にも詩を詠むという習慣はありましたが、音楽への順応が早すぎるため、ラップも御茶の子さいさいですか。もう非常に面白いです。
そしてKABEも見たもの聞いたものですぐに韻を踏んでいくというのがとっても面白いです。こういうことができるラッパーの人は尊敬してしまいます。まさに言葉の魔術師。
そのKABEと孔明がどのようなラップバトルを見せてくれるのか非常に楽しみです。