難波剛(間宮祥太朗)は千葉で最強と恐れられたヤンキー一家の次男。
そんな家族のもとで自身も超有名ヤンキー中学のアタマを張るヤンキーに育った剛でしたが、彼にはある密かな目論みがありました。
それは「普通の青春を送りたい」ということ。剛は家族に内緒でヤンキー高校ではなく健全な普通の高校に入り、”普通の高校生”として生活をすることを目指しているのです。
初登校の日、高校デビューしたクラスメイト・島崎(春本ヒロ)が隣のヤンキー校・市松高校の生徒らに絡まれてしまいます。
見かねた剛は特攻服に着替え島崎を助けに行きますが・・・。
目次
ドラマ『ナンバMG5』 見どころ
フジテレビで新しく誕生した『水10ドラマ』枠で、間宮祥太朗さんが初主演、本広克行監督と初タッグで繰り広げられる痛快ヤンキーコメディです。
原作は小沢としおさんの『ナンバMG5』と『ナンバデッドエンド』。
今までのヤンキードラマとは違い、家族全員ヤンキーである筋金入りのヤンキー・難波剛(間宮祥太朗)が、高校入学を機に“普通の青春”を送るため、家族に内緒で健全な高校に入学するという”逆高校デビュー”物語です。
しかし世間はなかなかそれを許してくれず、友のために、好きな女の子のために特攻服を着たヤンキーに戻って彼らを守る正体不明のヒーローとなり、最強ヤンキーとしてのし上がって行ってしまうという波乱万丈なストーリーとなっています。
全く新しい青春ヤンキードラマの始まりです!
【ネタバレあり】ドラマ『ナンバMG5』第1話あらすじ・感想
初登校
朝。難波家ではエンジン音やカウホーンの音が鳴り響きます。
今日は難波家の次男・剛(間宮祥太朗)が高校の初登校の日。
かつて千葉最強ヤンキーと恐れられた父・勝(宇梶剛士)、レディース総長だった母のナオミ(鈴木紗理奈)、関東制覇をしたと言われる伝説のヤンキーで兄の猛(満島真之介)、改造自転車を乗り回す能天気な妹・吟子(原菜乃華)が、金髪ツンツン頭で特攻服に身を包んだ剛をド派手に見送ります。
剛は千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学・萬田中のアタマを張っていました。
そのため、家族からは県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校に入り、全国制覇を目指すことが期待されています。
剛は、兄がアタマを張っていた城南高校ではなく、少し家から離れた市松高校を選んだのには、理由がありました。
黒髪学ラン
1人になった剛は、そのまま公園の公衆トイレに入ります。
しばらくして出てきた剛は、なんと黒髪に学ランをきっちり着こんだ爽やかな学生姿!
そして市松高校ではなく、隣の白百合高校の門をくぐります。
実は剛は「普通の青春がしたい」と願い、家族に内緒で健全な普通の高校に入学していたのです。
そこで美少女の深雪(森川葵)や守田巻(富田望生)と同じクラスになった剛は、この二重生活を3年間やり通してみせると固く決意していました。
一方、市松高校には不良だらけの上級生からも一目置かれるほどケンカが強い伍代直樹(神尾風珠)が入学していました。
高校デビュー
剛は、猛に憧れてヤンキーになるべく”高校デビュー”した島崎(春本ヒロ)と仲良くなります。
剛は島崎のおごりで牛丼を食べに行くことになりましたが、帰り道で中学時代に島崎をパシリにしていた市松高校のヤンキーたちに見つかってしまいました。
痛めつけられる島崎を放っておけない剛は、仕方なくカバンの中にあった特攻服に着替え、ヤンキーたちを瞬時に蹴散らします。
島崎は正体不明のヤンキーの強さに感動し、「アニキ!」と呼び、舎弟にして欲しいと願い出ます。
当然剛は即拒否。
「何が舎弟だ・・・こっちはヤンキーやめてぇんだよ!!」
翌朝、剛が登校すると島崎は白衣にサインペンで漢字を書き込んだ自作の特攻服を着こんでいました。
美術部
剛はそんなことに構ってはいられません。
隣の席の美少女・深雪と同じ部活になることに気を配らなくてはならないからです。
深雪は、美術部希望だったので、剛も同じく美術部に入ることにしました。
部活後、剛は巻から島崎が市松の連中に連れて行かれたと知らされます。
心が揺れる剛ですが、もう特攻服は着ないと決めていました。
しかし、深雪が「一言言ってやる」と後を追ってしまったというのです。
伍代登場
剛は再び特攻服に着替え、市松のヤンキーを瞬時に蹴散らしました。
島崎には「俺を捜すな」と釘を刺し、立ち去ろうとした時、深雪が助けてくれたお礼はしつつも、「暴力は反対です!」と説教してきました。
しびれを切らした剛は思わず「とっとと消えろブス!」と心にもないことを言ってしまいました。
生まれてこのかたブスと言われたことがない深雪は激怒。
剛が1人になった時、「あんた強いね」と話しかけてきた男がいました。
市松高校の伍代です。彼は、剛の名前を知っていました。
「お前が猛の弟か」
その時、市松の奴らが戻ってきました。
伍代は剛とはタイマンでやりたいと、剛を逃がしました。
柴犬の松
その後、学ランに着替え帰路についた剛。
その時、難波家の飼い犬であり、剛の弟分である柴犬の松が剛のにおいに気がつきます。
しかし、周囲には黒髪学ランの学生だけ。
「誰だ?アイツ・・・」
犬の松にもセリフがあります(笑)
朝、松は剛の後を追ってみることにしました。
剛が公衆トイレに入っていったので待っていると、出てきたのは昨日見かけたあの学生でした。
「くそっ!どうなってやがる!」
松は学校の中に侵入して剛を捜します。
剛は、美術室で楽しそうに絵を描いていました。
「アニキは難波家を裏切った!!!」
松はこの緊急事態を家族に知らせようとしますが、松の言葉は難波家には全く通じないのでした。
学ランを持ってきても、盗んだと思われてしまい、ショックを受けた松は家出をしてしまいます。
伍代の勘
伍代は猛の弟を探していました。
そして、謎の特攻服ヤンキーにカマをかけてみると、態度で難波剛だとわかりました。
その後白百合の生徒が島崎に『難波』と呼ばれているのを見て、すぐに剛だと見抜きます。
「白百合とはな。だったらいつでも遊べるな」
剛は悩みます。でも、自分のせいでみんなを巻き込むわけにはいきません。
「ま、あの頃に戻るだけか・・・」
剛は決心し、白百合高校に別れを告げて、学ランのまま市松高校に乗り込みました。
ところが、その場にいた伍代が「中学の時のツレだ」と言って、剛をかばいました。
伍代はただ最強のヤンキーと手合わせをしてみたいだけなので、上級生へのメンツなんて関係ないと言いました。
剛は、自分が勝ったら白百合には手を出さないと約束させ、特攻服に着替えるために伍代に待ってもらいます。
男の中の男
その間、市松の上級生たちが、伍代を狙ってやってきました。
伍代は多勢に無勢で不利なケンカを強いられます。
着替え終わった剛は遠目で市松の潰し合いを見ていましたが、上級生たちがバットを持ち出し汚いケンカをし始めたので、放っておけなくなりました。
「ケンカの仕方教えてやっから、どっからでもかかって来い!」
剛は、何十人ものヤンキーを相手に大立ち回りを繰り広げます。
市松のヤンキーが逃げた後、剛は腕を怪我した伍代をバイクで病院まで送ってやると言いました。
そして、「アニキ~!」と駆け寄ってきた松をよしよしと可愛がっています。
翌朝、剛はいつものように白百合高校に登校しました。
そして放課後は島崎や深雪たちと共に、楽しく牛丼を食べに行きました。
ドラマ『ナンバMG5』 第1話 感想&まとめ
「普通の高校生になりたい」と、最強のヤンキーから“逆高校デビュー”を目指す剛の奇妙な二重生活が始まりました。
個性的な家族には内緒で一生懸命“普通”になろうとする剛ですが、目の前に次々とトラブルがふりかかります。
現実ならありえない設定ですが、テンポの良いコメディに仕上がっていて、とても面白いです。
何より、柴犬の松が可愛すぎます!
これから自分の意思に反してのし上がっていってしまう剛と、犬の松を見守っていきたいと思います!