勢いで浅海(松田翔太)を抱きしめてしまった雛子(高畑充希)は、激しく自己嫌悪に陥ります。
『プチボナール』の新規店オープンに向けて大牙(志尊淳)と物件選びやシェフの選考などを進めますが、身が入りません。
そんな中、雛子の母・令子(草刈民代)が突然やってきました。
きちんとした性格の令子は、ダラけた雛子の生活を正そうとして、雛子は仕事でも私生活でも追い詰められていきます。
ようやくやってきた休日。令子が出かけた隙に雛子がダラけていると、令子が大牙を連れて帰って来たのです!
目次
ドラマ『ムチャブリ! 私が社長になるなんて』前回振り返り
山梨に出張中の雛子(高畑充希)と大牙(志尊淳)の前に、突然現れた浅海(松田翔太)。
ワインの契約を取れたことを浅海に褒められた雛子を気を良くし「もっといい社長になる!」と宣言。
そして、レストランのチェーン展開のために雛子は新たなフェアを企画します。
雛子は浅海のようなリーダーシップで社員を引っ張ろうと張り切りますが、空回りしてしまいます。大牙は、そんな雛子の様子が気になって仕方ありません。
フェアは無事開催されましたが、雛子は孤独を抱える浅海を放っておけず、大牙は雛子への気持ちに気づき始めるのでした。
【ネタバレ】ドラマ『ムチャブリ! 私が社長になるなんて』第6話あらすじ・感想
後悔先に立たず
「君の前では笑える」と言った寂しそうな浅海(松田翔太)の背中を、思わず抱きしめてしまった雛子(高畑充希)。
雛子は、浅海が自分のことなど相手にするはずがないのに…と、後先考えずに行動してしまう自分を責めました。
翌朝、雛子がエレベーターを待っていると、運悪く浅海がやってきました。
2人の間に気まずい空気が流れます。
計画通りに
チェーン展開の準備は、順調とは言えませんでした。
肝心の物件とシェフが決まっていないのです。
一日物件探しに奔走し、雛子が疲れて帰ってくると、インターホンが鳴ります。
モニターには母・令子(草刈民代)の顔が。
「やばい!」
令子は、何事も計画通りに行動しないと気が済まない人でした。
そんな令子に1人暮らしをすることを認めさせるために、雛子が大学入学時に目くらましのために作った『人生計画表』を持ち出し、『30歳』の項目を指さします。
もちろん、雛子には結婚の予定はおろか、相手さえいません。
令子は、自分で決めたことなのだからやり遂げろと言います。
「明日からきちんと生活しなさい!」
意識しすぎる大牙
しばらく雛子宅に居座るつもりの令子は、朝5時に雛子を起こして掃除、洗濯そしてお弁当作りをやらせます。
一方、雛子のことが好きなのではと指摘された大牙(志尊淳)は、雛子を意識するあまりいつも通りにふるまえません。
「平常心!いつも通り!」
やっとやってきた休日の日。
令子は朝から出かけていったので、雛子は鬼のいぬの間でダラダラ生活を始めました。
午後、重い荷物を持った令子が腰を痛めて困っていると、大牙が声をかけてくれました。
そこで令子と大牙は、すっかり意気投合し、令子は夕飯にと大牙を誘い、雛子の家に連れ帰ってきました。
気が合う2人
3人はお鍋を囲んで乾杯します。
時間が経つにつれ、雛子と大牙はいつものように憎まれ口を叩き合います。
その様子を見て、2人の気が合っていると思った令子は、とんでもないことを言い出します。
「結婚相手は大牙くんにしなさい!」
物件とシェフは徐々に目途がついてきました。
そんな中、雛子は浅海に社長室に呼び出されます。
ドキドキしながら社長室に行くと、そこにはなんと令子の姿が。
そして強引な令子によって、3人で『プチボナール』で食事をすることに。
店に行くと、令子は店にいた大牙も引き込みました。
雛子の社長業を心配する令子。
そんな彼女に、浅海と大牙は自分なりに雛子を評します。
恋する気持ち
食事の後、浅海は、大牙を飲みに誘います。
浅海と2人きりになり、緊張する大牙。
すると、浅海は雛子のことを女性としてどう思うかと尋ねてきました。
「2人を見ていると、いいコンビだなと思って」
大牙は、自分よりも浅海の方が雛子に対し特別な感情があるのではと思っていました。
「俺、わかんないんだよね。人を好きになるっていうことが・・・」
さらなる妨害
翌日、決まっていたシェフが全員辞めたのと同時に、仮押さえしていた物件のオーナーが全て契約を断って来たことがわかりました。
雛子はすぐに野上フーズに向かいます。
野上(笠松将)は、悪びれもなくこの妨害行為を認めました。
野上は浅海が持っているものが全て欲しいと言います。
「ことさら大切なものを」
何故なら、浅海は野上の大切なものを奪ったからです。
「あなたは何も知らない。彼が過去に何をしてきたのか」
野上は、つけ入る隙がある相手なら誰でも良かったが、雛子をターゲットにすることに決めたといいます。
「あなたの会社も、あなた自身も、必ず潰します」
親子ゲンカ
完全に追い詰められた雛子。
家に帰っても仕事していると、令子が計画性がないからだと小言を言ってきました。
余裕のない雛子は「私の人生を縛るのはやめて」と言い返してしまい、2人は喧嘩になってしまいました。
翌朝、雛子は素直に謝ります。令子も、雛子のためにお弁当を作ってくれていました。
そして大牙と共に物件探しの中で、そのお弁当を食べている時、お弁当は幸せが詰まっているなと思いました。
雛子は、野上の息がかかっていないATM跡の店舗を使って、テイクアウト専門店にすることを思いつきました。
そうすれば、店舗もシェフも最小限で運営できます。
当初の計画とは大幅に変わってしまったものの、雛子は『プチボナール』のチェーン5店舗を無事オープンすることが出来ました。
自由に飛ぶ鳥
浅海は、新店舗を遠くから見守る令子に、雛子は誰もが予想していなかった場所へ連れて行けるし、自分が行きたい場所に飛んでいくことが出来るのだと言います。
「まるで、羽が生えたみたいに」
令子は、お弁当を二つ買い、家に帰ると雛子に告げました。
そして、「あなたはあなたらしく頑張りなさい」と伝えます。
「自分の行きたいところへちゃんと飛んで行きなさい」
その夜、浅海は雛子と距離を取ろうと思っていることを凛々子(優香)に明かします。
「君を幸せに出来なかった」
凛々子は、浅海と別れたのは彼の幸せを願ったからで、側にいれればそれでいいと思っていました。
「それなら私でいいんじゃない?」
凛々子は浅海に身を寄せます。
その様子を、社長室に来た雛子が目撃してしまいました。
失意の中雛子が帰宅すると、大牙が待っていました。
雛子の目には涙が浮かんでいます。
大牙は、思わず雛子を抱きしめました。
ドラマ『ムチャブリ! 私が社長になるなんて』 第6話 ネタバレ・感想&まとめ
今回は少しずつ自分の気持ちに気づき始めた浅海と大牙が、今まで味わったことのない感情に戸惑ってオロオロする可愛い姿が見どころでした。
令子の出現によってかき回されたと思いきや、彼女の強引さが鈍感な3人をまとめてくれましたね。
目に涙をためる雛子を思わず抱きしめてしまった大牙。
浅海も、雛子に凛々子といるところを目撃されたことを気にかけていました。
これからの展開が気になります!