食べ物の恨みを侮るなかれ…負けられない戦いが、いまここに!
食とプライドを懸けて、オンナの争いが繰り広げられる五の巻。
くノ一たちが術を駆使する“譲れない戦い”は、大号泣の結末を迎えますw
目次
アニメ『くノ一ツバキの胸の内』前回第4話のあらすじと振り返り
「男と女」
“かつて、あかね組とあおい組に交流があったとき…
年頃の男女が心を通わせる“恋”というのをして、
駆け落ち(里抜け)しちゃうカップルが続出!
そのために組の長同士が“交流断絶”を取り決めて、男子禁制の今に至る”
はからずも、大人たちの秘密を知らされることになったツバキ(夏吉ゆうこ)。
恋の危うさを知り破門を免れてもなお、ツバキの男への興味は尽きないのでした。
「モクレンの医療術」
医療班である申班のモクレン(羊宮妃那)は、優しくて断り下手。
休日でも、彼女の元には次から次へとひっきりなしに厄介事が舞い込みます。
「みんなのために動くのが私の仕事!」と何でも引き受けちゃうモクレン。
大きな秘密を抱えて自分の役割を見失っていたツバキは、彼女から気づきを得ます。
私の仕事は“しっかりすること”と、ツバキは心に刻んで前を向くのでした。
五の巻は、微笑ましい対決が2つ勃発!
くノ一たちのカワイイ意地の張り合いは、見ごたえ抜群です!
【ネタバレあり】アニメ『くノ一ツバキの胸の内』第5話あらすじと感想
戌班の非常食が大ピンチ!アサガオが号泣して叫ぶ!!
戌班の非常食は、食いしん坊のアサガオ(鈴代紗弓)によって食い尽くされました…
責任を感じたアサガオが、森に他の班員を連れ出します。
「この無駄食い!」とサザンカ(根本京里)が罵ります。
この間は仲良しになれてた気がしたのに…
言い争いが絶えない2人を見て、班長であるツバキ(夏吉ゆうこ)は複雑な気持ち。
突然歩みを止めたアサガオ、顔が青ざめます。
「名前書いて大きくなるまで待ってたのに…ここにあったアケビが全部無い!」
すっからかんの木を見て、アサガオが号泣!
五の巻では、“くノ一3名の号泣顔”が見られますw
「こんな美味しいもの食べたら、さらに可愛くなっちゃうかも~。」
絶望するアサガオの後ろから聞こえてきたのは午班のヒナギク(高野麻里佳)の声!
彼女の手には「ア」という文字が刻まれたアケビ。
「それ、名前書いた私のアケビー!」アサガオが叫びをあげます。
“食べること”に命を燃やしているような子が自分のモノを奪われたら、抱く悔しさは計り知れない…アサガオが目に涙をいっぱい溜めて訴えます。
因みに、サザンカは午班が苦手らしい。
恐るべし午班…食の恨みは“カワイイ対決”で晴らせ!
「いいじゃない!自分より可愛くないやつのゆうことなんて聞く気ないし…。」
午班のヒナギクは、指摘されても反省の色なし!
“可愛いが正義”と考えているヒナギクは、自らの可愛さを保つためなら何をしてもお構いなしなのです。
ヒナギクの可愛さに心酔しているキブシ(長縄まりあ)も、右に同じ!
他のアサガオ印の果物も根こそぎ午班の被害に遭っています。
「あかね組の掟“山のものは、名前を書いた人のもの”。アサガオに返してあげて…」
ツバキが言うと、オニユリ(大地葉)が「“ア”は名前として認められない!」と断固拒否!
オニユリは一度決めたら絶対折れない…意志の固い人物。
「ふざけんじゃない!アンタんんかより姉さまの方が100倍可愛いわよ!!」
続けてアサガオも「人の食べ物奪うとか、可愛くないんだけど!」と反撃します。
ギブシもサザンカも“自分の推しであるお姉さま”の可愛さは譲れないのです!
ヒナギクVSツバキ、マジで可愛いのは?大逆転劇を見逃すな!
「どっちが可愛いか勝負!」ヒナギクが対決を挑んできます。
勝負の方法も告げぬまま…午班のフライングで戦い開始!
オニユリが影縛りの術を使って、サザンカ&アサガオの動きを完全に封じます。
「多数決で決めましょ!」と、ヒナギクは勝ちを確信している様子。
この術をかけられたらひとたまりもなく、5票がヒナギクに入り圧勝!
カチンときたツバキは、分身の術で6人に増やして自らに票を投じようと試みます。
「…自分で、自分のこと可愛いとかいうの…恥ずかしい。」
ツバキは自ら抱いた羞恥心に勝てず、術が解けてしまいます。
恥らうツバキを目の当たりにして不覚にも「カワイイ!」と思ってしまったヒナギク。
完全敗北。ヒナギクは大号泣しながら、果物を投げ返すのでした。
オニユリが説明します。
「勝負はお前らの勝ち。ヒナギクは“自分よりカワイイ!”と思ってしまうと、そのプライドゆえに自暴自棄に陥ってしまうんだ。」
ツバキ推しのサザンカは大喜び!
当のツバキは、なんとも言えない気持ちになるのでしたw
甘ちゃんの末っ子・アジサイの大きな悩み!
丑班の末っ子・アジサイ(古賀 葵)。
彼女には、“他の2人に甘やかされすぎている”という大きな悩みがあります。
優しいお姉さん・スズラン(遠野ひかる)と、ぶっきらぼうだけど思いやりのある班長・シオン(長谷川育美)。
何かにつけて甘やかしては、世話を焼く超過保護な2人。
2人の優しさに甘んじてはいけないと思いつつも…ついついぬるま湯に浸かり続ける日々。
「このままでは、私はダメになってしまう!!」と危機感を感じています。
一人前と思われていないのが問題…アジサイが1人で悩んでいると戌班が通りかかります。
咄嗟に口をついてでたのは「ツバキ、決闘して!」のひと言。
本気度が伝わり、ツバキは受け入れます。
この決闘、サザンカは気に食わず。
「こんな甘ちゃんとなんて…まずは自分がやる!」と言い張ります。
こうして、お互い姉さまたちに甘やかされている末っ子同士の戦いがはじまりました。
一人前って認めてもらうために…アジサイVSサザンカ、真剣勝負!
決闘の場所は広場。
どちらかが降参するか、砂時計の砂が落ち切るまでの真剣勝負。
「サザンカを倒して、次はツバキ。ツバキと決闘したなら…きっとあの2人も私を一人前と認めてくれるはず!」
見事にヒットして、アジサイは倒れ込みます。
アジサイは痛みに目を潤ませながら、シオンの教えを頭の中で反芻します。
「踏みこんで打つ!しっかり大地を踏んで力をこめろ!」
思い出しながら…サザンカの打撃をいなして両手に力を込めて反撃!
強烈な一撃は、サザンカを吹き飛ばします。
「当たった!」
しかし、ゴロンと音を立てて落ちたのは丸太…サザンカは変わり身の術を使っていました。
「やっぱ甘ちゃんねー!あんたが甘えなきゃいいんじゃないの?」とからかうサザンカ。
言われたアジサイは、サザンカの胸ぐらに掴みかかります。
「難しいこと簡単に言うなー!甘えるのが心地いいんだもん!」
勝ち取った一人前認定!甘えた卒業かと思いきや…思わぬ誤算!?
無情にもツバキからの終了の合図、結果は引き分け。
「こんなんじゃ…一人前って認めてもらえない」悔しさでアジサイの目に涙が滲みます。
「お前はちゃんと一人前だ!」
シオンもチャレンジ精神と頑張りを認めて、頭をポンッと撫でてくれました。
「一人前って認めてもらえた!これでもう、2人は私を甘やかさない!!」
「私たちはアジサイが可愛くてしかたないから甘やかすの。」
溺愛は留まることを知らず。
アジサイは“見当違い”をしていました。
なんと“甘やかし”と“一人前”は別次元の話だったのです!
「甘えちゃうからヤメテー!!」アジサイが叫ぶ声が夜空に響きわたりました。
それを見たヒナギクは滝のように大号泣で…w
アニメ『くノ一ツバキの胸の内』の次回に期待するもの
結果はどうあれ、甘ちゃん末っ子くノ一が一皮むけたいいお話でした!
刺激されまくる母性、“可愛さ”に終始悶絶でした。
六の巻は「転入生」と「人見知り」の2本立て。
狐面を被ったリンドウ(小原好美)がついに登場です!
戌班に新しい風を届けてくれることでしょう。
でも、なんだかサザンカと折り合いが悪いみたい…ちょっと気がかりです。