人生が大きく変わったターニングポイントは？
第7話「最高の標的」の主人公は2名…
変化のタイミングで、自ら極道の道へ進むことを選んだ男たちです。
因縁の相手を13年もの間ずっと憎み続けている男、
かつて万引きの天才と呼ばれた男。
男たちの歩みから人生の機微を味わえる、感慨深い回です。
目次
アニメ『組長娘と世話係』の第6話あらすじと振り返り
もうすぐ、組長娘の桜樹八重花（CV.和多田美咲）は誕生日を迎えます。
お誕生会に憧れはあるけれど、お友達は作れません…
子供ながらに気軽に人を呼べないという、家の事情を理解しています。
そんな八重花はある日、公園で人懐っこい少女・サラ（菅野真衣）と出会います。
一緒に楽しく遊び…さよならを寂しく感じていると驚きの事実が発覚！
なんと、サラの家族は、桜樹家の隣に引っ越してきた家族だったのです！
嬉しいことは続き…
なんと、父・一彦（CV.竹内良太）の許可が下り、誕生日に家へサラを招待することに！
“はじめてのおともだち”とのお誕生日会。八重花は幸せを感じます。
さいごは、料理初挑戦の世話係・霧島透（CV.細谷佳正）特製のオムライスを食べ…
一生忘れられないステキな時間を過ごした八重花でした。
忘れられない出会いや出来事は、人生が変化した瞬間だったりします。
第7話は、ヤクザになった男たちの人生の転機が描かれます。
【ネタバレあり】アニメ『組長娘と世話係』第7話あらすじと感想
最強で最悪な霧島は、速水雅也の“最高の標的”！
刑務所から出所してきたばかりの速水雅也（CV.福山潤）。
霧島透（CV.細谷佳正）をぶっ殺すと息巻きます。
そんな彼は、柿原組の組長・柿原洋二（CV.利根健太朗）から衝撃の事実を告げられます。
「桜樹組の悪魔は、いまや組長娘の世話係…悪魔をお休み中だ！」
俺は、アイツを潰すために生きてきたのに…
服役中にあの凶暴な霧島が変わってしまったなんて信じたくない！
考えれば考えるほど、中学時代に霧島からつけられた額の古傷が疼きます。
それから13年、雅也は霧島を恨み続けています。
今でも鮮明に覚えています…中学生の霧島の次元の違う強さを！
13年前、関わると殺されると言われていた霧島に喧嘩を売った日。
百戦錬磨だった雅也を、一撃で仕留めた霧島は恐ろしい殺意を放っていました。
北条零（CV.羽多野渉）が止めに入らなければ、たぶん殺されていた…
あれ以来、最強で最悪な霧島は、雅也の中で“最高の標的”となりました。
「この目で確かめないと…出てきやがれ、霧島透！」
雅也が道端で叫んでいると、背後から聞き覚えのあるあの低い声がします。
霧島vs速水…13年越しの因縁の対決！
「俺の名前叫んでんの誰？」
振り向くと、そこには霧島。
桜樹八重花（CV.和多田美咲）と手をつないで立っていました。
組長娘と世話係を目の当たりにした雅也は、頭を抱えます。
八重花＆霧島は、色鉛筆を買いに文房具屋に行く道中でした。
「おともだち？」ヒソヒソ話をはじめた八重花＆霧島。
霧島は、中学の同級生である雅也のことを全く覚えていません。
「世話係とかくだらない事やってんじゃねー！」
白目をひん剥いて詰め寄る雅也。いまにもかみついてきそうな感じです。
一方、柿原洋二は、事務所の窓から一連の騒動を見ていました。
八重花のような可愛い娘がいることを、羨ましがる柿原。
桜樹組との揉め事は勘弁したいので、頃合いを見て雅也の回収に向かうことにします。
親バカな桜樹一彦（CV.竹内良太）から、組ごと消すぞと言われたそうw
学校で浮いてた者同士の“いつメン”大集合！まさかの強制回収w
救世主は北条零でした。
「私たち3人、学校で浮いてた者同士で“いつメン”だったわ！」
零は、雅也の顔の傷を指差しながら、彼は中学の時に喧嘩を売ってきた戦闘狂だと霧島に説明します。
霧島はようやく思い出します。
「この先、一生てめえがどこに行っても殺す…」
そういえば、血を流しながら足首を掴んできてこんなセリフを吐いた輩がいたっけ。
「てめえらと慣れ合ったつもりはない！本性隠して世話係しているコイツはおかしい！」
霧島を指差しながら雅也が吠えます。
このまま引く訳にはいかない。
雅也の放った言葉が、霧島のヤバいスイッチを入れてしまいます。
「てめえが生きることで俺に害があるなら、いまここでヤッてやろうか？」
八重花に聞こえないように、霧島は雅也に凄みます。
すると、ヤバい空気を察した八重花が霧島の手を掴んで引き止めます。
そこへ駆けつけた柿原組の進条龍馬（CV.松本忍）が、雅也を強引に回収！
車内から柿原洋二が顔を出し、霧島にひと言詫びを入れて帰っていきました。
くれぐれも“ニセモノ”にはご用心！舎弟・杉原恵がスーツでお仕事！
霧島を観察していたのは、柿原だけではありませんでした。
真白悠莉（CV.神谷浩史）も、霧島と雅也のやりとりをずっと監視していました。
そして、真白は郷野（CV.こばたけまさふみ）に意味深な電話をかけます。
「霧島くんはそっちに行かないから安心して。ボクがついているから大丈夫。」
郷野が待つ事務所へ、スーツでお仕事モードの杉原恵（CV.石川界人）がやって来ます。
八重花の絵のモデル中の霧島の代わりで、郷野との契約を済ませるために来た杉原。
罠にハマったのは郷野の方でした！
「成約はニセモノです…郷野社長、うちのシマでコソコソ汚い商売してるでしょう？」
杉原は、郷野がやった悪行を挙げていきます。
最初から契約を結ぶ気はなく、郷野を潰しにきていました。
「お前なんか、どうせ霧島の腰ぎんちゃくにすぎない！」
この言い草にぶち切れた杉原は、郷野をボコボコに痛めつけます。
全てを終えて、事務所を後にした杉原。
帰りの車内で、5年前の記憶が蘇ってきます。
万引きの天才と組潰し…悪魔な2人の出会い！
5年前の杉原は万引きの天才と言われ、窃盗グループのトップに君臨していました。
周囲から否定され続けてきた杉原が、唯一みんなから褒められたのは万引きの腕。
ただの遊びのつもりが、生きがいになってしまい、親からは勘当されます。
ある日、骨董品店で15万の価値がある湯呑を盗みます。
一度成功して味を占めた杉原は、再びその店へ。
「ここ、万引きがよくでるらしいな？」
杉原は霧島から声をかけられ、絡まれます。
霧島の誘導尋問に引っかかり、杉原は湯呑の窃盗を自供してしまい…万事休す！
桜樹家に連れてこられた杉原は、盗んだ湯呑を使ってお茶を淹れるようにいわれます。
死を覚悟した杉原が、お茶を淹れながら「1回くらい、普通のことで褒められてみたかった…」と人生を振り返っていると不思議なことが起きます。
「お前、茶淹れるの…うめえな！高い湯呑と絶望が混じってるからかもなw」
1口すすった霧島が褒めてくれたのです。
すぐに杉原は、霧島に土下座して舎弟にして欲しいと懇願したのでした。
世間的には“しょうもないこと”。
だけど、そのときの杉原にとっては人生が変わるくらいのできごとでした。
霧島＆杉原コンビの絆は、ここがはじまり！
闇ってる真白悠莉の怖すぎる所業！組長娘が描いた、なかよしな絵！
真白が郷野の事務所へ入ります。
郷野は「後ろ盾になるっていったのに何をしていた！」と真白に激怒します。
「杉原くんは、霧島くんの下にいるだけの実力があるね。」
ただ、杉原の強さの程を知りたかっただけの真白は満足気です。
冷ややかな視線で、表情を変えず、真白は予告します。
郷野に、これからお前をこの窓から突き落とすと。
杉原に縛られたままの郷野は、成すすべもなくその場で震えるほかありませんでした。
郷野が生死の淵をさまよっている頃、杉原を乗せた車は桜樹家に到着します。
「なんとでも言えばいい。俺は一生、霧島さんについて行くと決めたんだから！」
郷野の“腰ぎんちゃく発言”を脳内から払拭する杉原。
家の玄関を開けると、杉原の淹れる茶を待つ霧島がいました。
杉原が霧島の代打を無事に務めきったこの日…
新しく買った色鉛筆で八重花が描いたのは“なかよしな霧島＆杉原”の絵！
絵の中の2人は、横並びに座って楽しそうに笑っていました。
アニメ『組長娘と世話係』の次回に期待するもの
舎弟が万引きした湯呑は、現在兄貴分の霧島が愛用中！
もしかして霧島が買い取ったのか…なんて想像してしまいます。
要所で描かれる、さりげないモノ達から伝わってくる“物語”にジーンとします。
出会いは、人生を変えます。
第8話「お久し振りです」では、どんな再会を描くのか…楽しみです！