家族じゃないけど“大事な人”ができたとき、その人にはやさしい変化が訪れる…
第2話「やさしいひと」では、悪魔の名を語って悪さをする“ニセモノ”が登場!
この騒動によって世話係に新たな変化が訪れます。
だけど、変わり始めたのは彼だけではなくて…
組長娘にもある想いが芽生えはじめちゃうんです。
花火が咲く中で交わす、少女と世話係とその弟分“3人指きり”の尊い瞬間は胸アツです!
目次
アニメ『組長娘と世話係』の第1話あらすじと振り返り
桜樹組の若頭・霧島透(CV.細谷佳正)は、夜の界隈で“悪魔”と呼ばれる有名な人物。
刃向う敵に対するヤバい所業は、同業者からも恐れられています。
そんな彼を持て余した組長(CV.竹内良太)から怒りの呼び出しが…
やんちゃ過ぎた霧島に与えられた特別任務は、なんと組長娘の世話係!
初めての仕事に戸惑いながら、霧島は桜樹八重花(CV.和多田美咲)のお世話に励みます。
一緒にいるうちに、7歳の少女が大人の空気を読んで我慢しがちな子だと知った霧島。
学校行事を言い出せない切ない気持ちに気づいた霧島は、行動を起こします。
参観日、予想だにしなかった世話係の登場に少女は喜びます。
その出来事で勇気をもらった八重花。
ずっとしたかった、父へ桜の絵をプレゼントをすることができたのでした。
第1話はじんわりと沁みるイイ話でした!
第2話は、もっとやさしい変化が起こりはじめます。
【ネタバレあり】アニメ『組長娘と世話係』第2話あらすじと感想
見過ごせない事態勃発…霧島&杉原のニセモノが現れた!
教室にて、お母さんの手作りバックの話を嬉しそうにするクラスメイトたち。
その話の輪には入らず、桜樹八重花(CV.和多田美咲)は寂しげな表情を浮かべます。
時を同じくして桜樹家の1室では、霧島透(CV.細谷佳正)と杉原恵(CV.石川界人)がヒリヒリする真剣勝負のまっただ中!
彼らが遊んでいるのは、プラスチックのドスを刺すと箱から組長人形が飛び出すゲーム。
結局、組長人形が勢いよく飛び出して、杉原の負け!
ゲーム終了のタイミングで、2人は組長の緊急呼び出しを受けます。
組長部屋に行くと、桜樹一彦(CV.竹内良太)が気がかりなことを話しはじめます。
どうやら、美幸が入院している病院周辺で桜樹組の悪評がまわっているらしいのです!
夜な夜な桜樹組の霧島と杉原を名乗る輩が好き放題暴れまくっているそうで…
シマの中でニセモノが好き勝手やっているこの状況、放っておける筈がありません。
「こんなくだらねーことで、桜樹組の名を汚されるのは癪だ。」
組長は静かにフツフツと憤ります。
そんな長の意を汲んだ、ホンモノ2人は夜の街へ“ニセモノ狩り”に繰り出します。
ニセモノ騒動の次はイカサマ騒動!?
杉原は、ニセモノの素性を洗ってくれた武内翔吾(CV.川田祐)の報告を受けます。
ニセモノの正体は有名な半グレで、どこぞの組から金で雇われた素人たちらしい!
「俺に恨みを持つ組か…心当たりがありすぎる」と霧島が呟きます。
一方、部屋で大好きな絵本「みーちゃんとラビくん」を読んでいた八重花。
彼女に会いに来た叔母の黒崎香菜美(CV.小林未沙)が“花火大会のチラシ”を渡します。
「この日忙しい?」控えめに霧島を誘う八重花。
ニセモノ探しで忙しい日々を送っていましたが、八重花の頼みとあれば断るわけにはいかないと霧島は花火大会の日だけ休みを取ります。
花火大会の日、河原にはたくさんの屋台が立ち並んで大賑わい!
的当てゲームで八重花が所望したのは“ラビくん人形”。
杉原が賞品ゲットに挑みますが、当てたのにラビくんはビクともせず。
なにかおかしい…いちはやくイカサマを見抜く霧島。
はじめは強気だった店主でしたが、霧島の右手首を見て顔が青ざめます。
なんと“桜樹組の悪魔”の右手首に彫られているという黒い鎖の入れ墨がそこに!
悪魔の霧島だと気づいた店主は降参します。
また来ようね…3人で指きりした花火大会の約束!
イカサマ騒動の直後、ラビくんを大事そうに胸に抱いてご機嫌な八重花。
かき氷のシロップ色に染まった舌を出して3人で写真を撮ったりと楽しい時間が流れます。
「…また来れるかなぁ。」
夜空に咲いた大輪の花火を見ながら、消え入るような微かな声で八重花が呟きます。
それを聞いた大人2人は「もちろん!」と少女へ小指を差し出します。
また来ようって3人で約束をしました。
八重花を家に送り届け、この日の世話係は終了!
例の奴らが飲み屋で暴れていると一報が入り、霧島と杉原は繁華街へ。
現場に駆けつけた霧島は、イキるニセモノに制裁を加えます。
悪魔の顔でトドメを刺そうとした瞬間…霧島の脳内に八重花が浮かびます。
「お嬢はちゃんと眠れたかな?」
この日、霧島は必要以上に輩を苦しめずに見逃がしました。
初めて悪魔の温情を見た杉原はビックリします!
桜樹組の悪魔に起きた思わぬ変化!
組長に報告しに行くと、待ちくたびれて組長の膝にもたれて眠る八重花がいました。
「おかえりっていいたかったんだと」と娘の想いを代わりに伝える組長。
八重花の生活の中に自分が入って、自分の生活の中に八重花も入ったのだと…
霧島は実感します。
「お嬢…ただいま帰りました。」
挨拶をしながら霧島は、眠る八重花の頭をやさしく撫でたのでした。
指きりなんて、いつぶりにしただろう…先(未来)に楽しみがあるのも悪くないものだな。
約束を交わした小指を見つめ、霧島は思うのでした。
今日もまた、この間とは違う子が母親の手作りバックの話をしていました。
浮かない気持ちのままで、八重花は霧島と縁側でおやつのクッキーを食べます。
大人の行動をよく見ている彼女は、クッキーの食べ方から“霧島はチョコ好き”と言い当てます。
「霧島は好きなものは最後に食べる…」と、脳内にインプットするように唱える八重花。
それからすぐ、手を震わせながら霧島にある質問をします。
とても寂しがり屋な父娘。娘が眠ったままの母に会わなくなった理由。
「霧島のお母さんはどんな人?」
「“やさしいひと”でしたよ。」
それ以上、話は続かず…
実は、八重花が3歳の頃までは病院にお見舞いに行っていました。
自分が行っても眠ったまま動かない母。それに傷ついて毎回泣いてしまう娘。
不憫に思った父は病院へ連れていくことをやめ…
娘のために、美幸の妹・香菜美に八重花をあずけました。
次の面会日あたり、そろそろ八重花を美幸に会わせようと考えていたのですが…
八重花は母と会うのを断固拒否!
なぜなら、お父さんに寂しい顔をさせてお母さんは目を覚ましてくれないから。
私が行っても変わらない…お母さんはきっと私のことが嫌いなんだ…
そんな八重花の心を知った霧島。美幸が事故に遭った日のことを思い出します。
救急車で運ばれる直前、重体の状態なのに美幸(CV.中原麻衣)は優しく微笑みながら霧島にこう言いました。
「透くん、八重花と一彦さんをお願いね。2人とも、とても寂しがり屋だから…」
霧島みたいに“やさしいひと”になりたい!
八重花の母は本当にやさしく強いひとだと、どうにか八重花に伝えたい!
霧島は、美幸の身に起きたことを八重花にやさしく伝えます。
「お母さんは、お嬢のために夢の中でいじわるな魔法をかけた神様と1人で戦っている。一緒に応援しにいきませんか?」
霧島に励まされた八重花は「お母さんに謝っていっぱい会いたい」と父に伝えます。
「お前は笑うとお母さんによく似ている。お前がいるだけで、俺もお母さんも幸せだ…よく顔をみせてあげるといい。」
とても寂しがり屋で不器用な父娘は、ようやく1歩前に進むことができました。
「霧島がしてくれたこと全部やさしい…どうしてそんなにやさしいの?」
八重花に予想だにしない質問をされ、驚く霧島。
悪魔と呼ばれていることを伝えるも、八重花は嘘だと言って信じません。
「私も霧島みたいに“やさしいひと”になりたい!」
少女は、やさしい悪魔に宣言!
霧島は「お嬢は俺より優しくて強い人になれますよ」と頭を撫でます。
八重花が嬉しそうに笑った顔は、美幸の顔にそっくりでした。
アニメ『組長娘と世話係』の次回に期待するもの
ラストの霧島の呟きが、最強でした!
全て仕事の1つだったはずなのになと…
自らの変化に戸惑って照れる霧島にきゅんとさせられた第2話。
第3話「おみまいと再会」では、ついに八重花と美幸が病室で再会。
きっとまた、素敵な“やさしさ”にであえるはずです。