『まだ結婚できない男』第1話あらすじ・ネタバレ感想!桑野信介(阿部寛)の偏屈さは変わってない!

ドラマ『まだ結婚できない男』第1話あらすじネタバレと感想!

出典:『まだ結婚できない男』公式ページ

偏屈で独善的で、皮肉屋で敵を作りやすい男・桑野信介(阿部寛)が13年ぶりに帰ってきました。

53歳になってもその性格に一切の変化はなく、結婚は人生の墓場だと言いたげです。

しかし、そんな桑野を取り巻く女性たちはまた個性的で魅力的。

前作では女医と衝突していた桑野。今回の衝突相手はどうやら弁護士になるみたいですね。

人生100年という時代に差し掛かった今、桑野は残りの人生をどう過ごしていくのか。どんな風に女性たちと関わっていくのかが見ものです。

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『まだ結婚できない男』第1話あらすじ

桑野信介(阿部寛)は腕のいい建築士。

ルックスもさることながら収入も人並み以上だが、「メリットがない」という考えから結婚の経験はなく、さらに、偏屈で皮肉屋、プライドが高くこだわりも強いので、恋人を作ることもなく、気楽なシングルライフを送っていた。

母の桑野育代(草笛光子)と妹の中川圭子(三浦理恵子)は、そんな“結婚できない”桑野の性格を嘆くが、唯一、義弟の中川良雄(尾美としのり)だけは良き理解者。

さらに、かつての部下で、現在は共同経営者の村上英治(塚本高史)も、長年の付き合いから桑野の性格を熟知していた。

そんなある日、日課のエゴサーチで、桑野を非難している“やっくんのブログ”の検索ランキングの順位が上がっていることに気がつき、桑野は怒りをあらわにしていた。

近所でたまたま事務所を構えていた弁護士の吉山まどか(吉田羊)に相談するが、例のごとく、偏屈な発言を連発する桑野の言動に、まどかは戸惑いつつも「敵を作りやすい」とチクリ。

しかし、嫌味など意に介さない桑野は、後日、まどかの弁護士としての実力を測るべく裁判所を訪れ、驚くまどかをしり目に離婚裁判を傍聴するのであった。

まどかは、夫からの離婚の申し出に同意しない妻・岡野有希江(稲森いずみ)の代理人で、この日は原告である夫の浮気が争点に。

しかし、浮気を決定づける証拠はなく、有希江は圧倒的不利な状況。

閉廷後、偶然トイレで原告の夫と弁護士の話を聞いてしまった桑野は、「お金よりも平穏な暮らしがしたい」と和解の提案を受け入れようとする有希江に「和解はどうかな…」と、余計な口出しをしてしまう。

一方、桑野が暮らすマンションの隣の部屋には、若い女性、戸波早紀(深川麻衣)が引っ越してきた。

桑野は早紀の荷物をジロジロ見て話しかけたり、大音量でクラシックを聴いたりするが、そんな桑野に早紀は…?
出典:『まだ結婚できない男』公式ページ

【ネタバレ】『まだ結婚できない男』第1話の感想

ドラマ冒頭から耳が痛くなる情報が…

まだ結婚できない男・桑野(阿部寛)は、すでに53歳となっています。

前作『結婚できない男』は40歳の誕生日からスタートしたので、あれから13年の年月が過ぎたということなのです。

いきなり桑野の変わらない独身生活からはじまるのかと思いきやコレ。

少子高齢化が進む日本。

厚生労働白書によると生涯未婚率、つまり50歳を超えても結婚しない人の割合は、男性で23.4%。女性で14.1%を超えた。

これはいまや社会全体を挙げて取り組むべき問題なのである。

独身アラサーの私もその14.1%の道をまっしぐらしそうでして…あぁ耳が痛い。

第1話のサブタイトル「相変わらず一人が好きで悪いか!!」なんですが、同感。

1人が好きで悪いか!

こんな数字を出されたら余計に言いたくなってしまいます。

桑野(阿部寛)の考えた建築設計に言葉を失う

地鎮の儀に参加する桑野は、そこでどんな家を建てるのかと聞かれます。

すると桑野は、新婚お祝いムードを度返しのプランニングを、空気も読まずにガンガン述べはじめるのです。

屋根裏部屋を作ります。男には、秘密基地のような空間が必要なので。

全室鍵がかかるようにします。喧嘩しても閉じこもることができるように。

親族たちは夢があるなぁとか、喧嘩するほど仲が良いって言うからねとか、その場を取り繕う言葉を述べていきますが桑野は止まりません。

あと、二世帯構造にできる仕様に。これで離婚しても、半分を賃貸として貸し出すことができます。

離婚まで見据えた新婚の家て…そんな考えする建築士がいるのか!?

いるんですよね、ここに。

だから結婚できない男なんでしょう。

エゴサが日課の桑野(阿部寛)。一つのブログを訴えたく、吉田まどか(吉田羊)の事務所を訪ねる

桑野の日常生活も相変わらず変わりはありません。

仕事の帰りにコンビニに寄って豆乳を買い込み…前作は青汁だった気もしますね。

スプーンは付けますかと聞かれて断り、ポイントカードの有無を聞くと「ない」と答える。

家に帰ればクラシックを大音量で流し、指揮者気取りで指揮棒を振ります。

そして、日課にしていることがもう一つ。ネットサーフィンです。

自分の名前を検索し、どんなことが書かれているのかをチェックします。

このエゴサをしたせいで、桑野は自分のことを誹謗中傷するブログを発見します。

「やっくんのブログ」

匿名で書き綴られているものですが、そこにはこんなことが書かれていました。

新国立競技場のコンペに失敗した桑野信介は三流建築士である。

今度は老人を食い物にしようとしている。迷走している。などなどです。

老人を食い物にしようとしているというのは、以前桑野がテレビの取材で、後半世紀どう生きて、どんな住宅を作るのかを考えているということを述べたからです。

バリアフリーを考えた設計を考えていくことを述べたつもりですが、それがこのブログの管理者からは老人を食い物にしようとしていると判断されたのでしょう。

これが納得できない桑野は、通りがかりの弁護士事務所を訪ね、このブログをどうにかしてほしいと言うのです。

それが、今回桑野と関わりを持つ女性の1人、吉山まどか(吉田羊)の法律事務所なのです。

これくらいでは誹謗中傷にならないと判断しますが、桑野は納得しません。

そもそもエゴサするのもどうかと言われたりもしましたが、そこも認めません。

それどころかこの「やっくんのブログ」が日に日に検索上位にきていることが気に入らないので余計に気になります。

「金は払いますからやってください」と言う桑野に押され、吉山は依頼を受けることにしたわけですが、彼女はこの時すでに桑野の人として欠陥があることに気づいてしまっています。

吉山自身、結婚のチャンスを逃して以来、仕事に没頭し、気づいたらいい歳。

おかげで独立して事務所経営をすることができると言いますが、桑野に言わせれば逃げただけ。いや、あんたもな!と言いたくなります。

この時点で、桑野は言動で敵を作りやすいタイプだとわかるわけです。

そしてこの先、吉山もそんな桑野と衝突していくようになるのが目に見えています。

すでに今回だけでも相当な言葉の殴り合いです。

当人同士は面白くないどころかムカつくでしょうが、見ているこっちは面白くて仕方がありませんね!

弁護士・吉山(吉田羊)を知るために傍聴人になる桑野(阿部寛)

依頼をしたものの、この弁護士でいいのだろうかと思ったのでしょう。

桑野はある日、裁判所へ行き吉山が弁護をする裁判の傍聴に出かけます。

そこで行われていたのは、岡野有希江(稲森いずみ)の離婚裁判。

旦那の不倫が原因で夫婦仲が悪くなったわけですが、有希江は離婚をしたくありません。

しかし、旦那は証拠がないのに不倫を疑われ、夫婦関係を修復でないと主張し、離婚を望みます。

証拠不十分なので和解に持ち込むしかない状況になってしまうわけですが、ここで桑野は裁判を引き延ばせば、それだけ旦那から生活費を引き出すことができると口添え。

よく知っていますねぇ~。過去になにか経験があるのでしょうかね?と言いたくなるほどに!

吉山がどんな弁護士かを探るためにやって来たのに、気づけば口を出す男。それが桑野なんです。

人の仕事を取るんじゃない(笑)それが結婚できない一つの問題ですよ。

タイミングよく証拠を見つけてしまう桑野(阿部寛)。おかげで吉山(吉田羊)と大バトル

携わっている家の建築に立ち会う岡野。

第1シリーズにも登場した大工の棟梁(不破万作)とまたバトルです。

スロープを付ける予定だったのに、予算オーバーで棟梁が勝手に却下。

おかげで大バトルを繰り広げることになるわけですが、その際桑野は近くの分譲マンションに有希江の夫と愛人が入っていくところを目撃します。

気になって追いかける桑野。すると旦那とばったりご対面。

相手も変な傍聴人として覚えていたので、一気に青ざめます。

このことが有希江に知られれば負けると思ったので、桑野は金で見なかったことにしてくれと言われますがお金なんて受け取れません。

吉山の事務所を訪ね、このことを話そうとしますが、どう切り出して良いものか悩みます。

というのも、旦那が汗水流して稼いだお金を、どうして半分も失わないといけないのかと疑問に思うからです。

こうした義務に縛られたくないからこそ、桑野は結婚したくないと思うわけですから、吉山たちに言うのも躊躇します。

しかし、とてもタイミングが悪いことに、吉山の部下が分譲マンションという隠し財産の現場を抑えてきたのです。

そこにはしっかりと桑野がお金を渡されている姿が…。残念ながら、突き返したところは映っていませんでした。

男はこうやって結託するのかと激怒する吉山。

違うと言っても聞き入れてはくれません。桑野、残念。

シンポジウムで講演があるので帰ると訴える桑野に対し、ならば会場まで送るから話せという吉山。

ですが、ここでまたトラブルです。吉山、ホテルを間違えました。

そもそもナビに入れたホテル名が間違っていました。

今回は桑野も女性たちに振り回されることになりそうです。

人生のセカンドステージが幸せかどうか、未来なんてわからない

なんとか会場に到着した桑野は、ミライの建築を考えるシンポジウムで基調講演をすることに。

これは…キャンセルできない仕事でしたね。

桑野のアシスタントをやめて共同経営者になった村上(塚本高史)も焦ります。

講演の舞台に立った桑野は、彼らしいありのままの言葉を言い始めます。

未来なんて誰にもわからない。人生ままならないことだらけです。

人生が長くなったことは、未来に対する不安も増えることになります。良い出会いが訪れるなんて保証もありません。

もうなんか、ザクザクきました。

家は人のニーズに合わせて作る必要があり、桑野が家を作る時は、自分が住みたい家を作っているのかもと言います。

だから、屋根裏に秘密基地、鍵がかかる部屋、分譲可能な家という考えに至ったのでしょう。

人生のセカンドステージが幸せかどうかは、家を建てる時には関係はないのです。

桑野の言葉を聞いて、ずっと夫婦関係をどうにかしたいと思っていた有希江は1人で生きていくと決心するのでした。

これを一緒に聞いていた吉山も納得はするものの、人生のナビを間違えていないかと桑野に言われ、やっぱりムッとします。

やっぱりあなたは敵を作りやすいわと言うしかない、吉山。

ふたりの喧嘩は、これから先も楽しめそうだなと思いました。

隣人に犬に流しそうめん

今シーズンで桑野に関わる女性がもう一人。

それは隣に越してきた、謎の女性。戸波早紀(深川麻衣)です。外に出るときはサングラスとマスクが必須。

桑野と家の前でばったり会ったときも、桑野に対して強い警戒心を見せます。

「犬、飼ってますか?」

なんて言われたら余計に警戒します。

この戸波と桑野の関係もこれから期待です。

そしてなんで犬?と思いもしましたが、第1シーズンでのお隣さんは犬を飼っていました。

同じ種類の犬をペットショップで見ると、なんだか目が離せない桑野。

この男とパグは、切っても切り離せない関係かもしれません。

戸波が越してきた時、桑野が気になったのはおもむろに置かれた流しそうめんの機械でした。楽しそうと思ったのでしょう。

ドラマの最後に自分用に流しそうめんの機械を購入しています。

1人で流しそうめんを堪能する桑野は、これであと50年間1人で楽しめると言うのでした。

流しそうめんで50年…この男ならやりそうです。

『まだ結婚できない男』第1話まとめ

月日は流れても、昭和の香り漂うドラマだった気がします。

オープニングでは、第1シーズンと同じ歌。歌っているのも同じく持田香織さんということもあり、作品がずっと続いていた感を感じさせられます。

そして、今の人生が存分に楽しいと主張したいものの、桑野に人生のナビを間違っていない?と言われてドキッとしたりも…。

しかし、桑野信介にだけは言われたくないという気持ちも生まれました。にしてもやっぱりこのドラマは時を経ても面白いです。

未来のことなんて確かにわからないですが、『結婚できない男』の第2シーズンとなる『まだ結婚できない男』はこれからも期待大です。

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