多和田(間宮祥太朗)は、写真が拡散されて被害を受けていると主張する会社社長・土屋謙信(ぼんちおさむ)の相手をしています。
拡散された写真は、土屋がお座敷で奥村麻衣(芸妓・舞菊)(川島海荷)と一緒に撮った写真でした。
多和田はその案件には犯罪性が無いと考え、土屋の依頼を断ろうとしていましたが、安洛(佐々木蔵之介)の一声で、土屋の依頼をサイバー総合事犯係で調べることになりました。
どうやら、麻衣のスマホが不正アクセスされて写真が拡散したようです。
安洛たちは不正アクセスした犯人を突き止めたのですが・・。
第2話では不正アクセス、ネットストーカー、遠隔操作などのサイバー事件が発生し、さらに殺人事件も起こります。今回の事件は、古宮山(福原遥)とオーバーラップする奥村麻衣(芸妓・舞菊)の生い立ちが鍵となるようです!
目次
ドラマ『IPサイバー捜査班』前回第1話のあらすじと振り返り
京都府警サイバー総合事犯係(通称:お掃除係)に新人刑事・古宮山絆(福原遥)が配属されました。
古宮山はある目的があってサイバー総合事犯係にやって来たのです。
古宮山は配属早々フィッシング詐欺事件を調べることになりましたが、現場には元刑事・石本武明(岡田浩暉)の遺体もあったのです。
フィッシング詐欺事件と殺人事件、2つの事件を捜査する中、京都府警がソーシャルハッキングされてしまいます。
サイバー総合事犯係は、ソーシャルハッキング事件の裏に5年前の事件が関わっている事を突き止めるのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『IPサイバー捜査班』第2話あらすじと感想
古宮山(福原遥)の話を聞いて動揺する安洛(佐々木蔵之介)
「あなたが本当の父親かどうか確かめるために来ました」
古宮山(福原遥)が安洛(佐々木蔵之介)にそう言っているのを平塚(杉本哲太)が聞いていました。
「身に覚えはあるんですよね。まさか、忘れたとか・・」
「もちろん忘れてなんかいない」
そう言いながら安洛は動揺しています。
安洛と古宮山の母親が関係を持ったかもしれないのは26年前です。
古宮山は、安洛が母親の事を思い出すための猶予期間を与えることにしました。
安洛と古宮山の母親はどんな関係だったのでしょう。夏海(高畑淳子)によると、学生時代の安洛は今とはかなり違っていたようですが・・。
スマホの不正アクセス
多和田(間宮祥太朗)と話している会社社長・土屋(ぼんちおさむ)は、奥村麻衣(芸妓・舞菊)(川島海荷)と一緒に撮った写真を拡散され被害を受けていると主張しています。
「社の評判ガタ落ちや。こんなもんまき散らした奴、さっさと逮捕してくれんか」
土屋の主張は他の部署では相手にされず、結局サイバー総合事犯係が対応することになったのです。
多和田は土屋の案件は犯罪性が無いと考え断ろうとしますが、安洛の言葉で、写真を拡散した犯人をサイバー総合事犯係で捜すことになりました。
土屋は麻衣と一緒に写真を撮り、その写真をシェアするため麻衣に転送しました。
お座敷にスマホを持っていくのはご法度でしたが、麻衣はその規則を破っていたのです。
しかし、麻衣はSNSをやっておらず、その写真をネットに上げる行為はしていないと言っています。
サイバー事件から発生した殺人事件
多和田と古宮山は、麻衣のスマホを調べさせて欲しいと頼みましたが、女将・宮原(国生さゆり)に断られてしまいます。
安洛たちは写真の拡散経路を探り、IPアドレスからカメラマン・寺西(西村匡生)を探し当てました。
しかし、寺西はすでに何者かに殺された後でした。
事件現場には捜査一課の刑事と鑑識・畑野陽葵(中川知香)の姿があります。
殺人事件はサイバー総合事犯係の領分ではありませんが、畑野はいつも通り鑑識結果と遺留品をサイバー総合事犯係に渡しました。
安洛は鑑識結果を分析し、平塚(杉本哲太)はプロファイル分析、岡林(吉村界人)はデバイス解析、川瀬(堀内敬子)は防犯カメラの情報を調べるのでした。
事件から手を引こうとする安洛(佐々木蔵之介)
寺西のパソコンを調べると、そこには麻衣を隠し撮りした画像と麻衣に関する情報が残っていました。
寺西は麻衣のネットストーカーだったようです。
多和田と古宮山は麻衣に寺西の事を聞きますが、麻衣は寺西の事を知りませんでした。
麻衣の後をつけていた男性は、麻衣の幼馴染・石山(前原滉)であることも分かりました。
多和田たちを窺っている石山の姿は怪しい人に見えましたが、そうではなかったんですね。でも、石山は殺された寺西を気にしているように見えます。
寺西は有名人のスキャンダルを隠し撮りするのが専門のカメラマンで、盗撮で得た情報を週刊誌に売るだけでなく、本人に買い取らせていたのです。
寺西の事を一通り調べ終えた安洛は、今回の事件から手を引こうと考えていました。
安洛(佐々木蔵之介)に意見する古宮山(福原遥)
古宮山は「パソコンの中に引きこもって人に触れなかったら、人の情なんて分かりっこない」と言いました。
「人と人との繋がりがそんなに大切か。さすが名前通りだな」
安洛は古宮山にそう言い、2人は険悪なムードになってしまいます。
古宮山は絆という自分の名前が嫌いでしたが、亡くなった母親が残してくれた名前を大事に思っていました。
古宮山の母親は古宮山が3歳の時に亡くなっていたのです。
安洛は古宮山の母親が亡くなったことを知り驚いています。
安洛たちは寺西のパソコンに残っていた画像を洗い直し、画像の中に消去された画像がある事を見つけます。
さらに、麻衣と石山がただの幼馴染ではなく恋人同士であることも分かりました。
意外な犯人
麻衣から相談を受けた石山は、麻衣の写真を無断で公開しているのが寺西であることを突き止めました。
そして、石山は麻衣に芸妓を辞めさせるために寺西のパソコンを遠隔操作し、お座敷の写真を拡散したのです。
寺西が殺された夜、寺西のアパート近くを走るタクシーのドライブレコーダには、石山の姿が映っていました。
殺人容疑で警察の取り調べを受ける石山。
黙秘を続ける石山を見て、安洛たちは大切な人のために石山が黙秘を続けている事に気づきます。
そして、寺西の配達記録から麻衣の両親の秘密を知るのでした。
奥村麻衣(川島海荷)の両親
麻衣の実母は女将・宮原の妹・春菜、実父は男衆・田沼(飯田基祐)でした。
人気芸妓だった春菜は麻衣を生んですぐに亡くなり、麻衣は奥村夫妻の養女となりました。
その時、田沼は傷害致死容疑で逮捕され収監されていたのです。
刑期を終えた田沼は、父親とは名乗らずに麻衣を傍で見守ることにしました。
寺西は麻衣の両親の秘密を知り、田沼を脅して金銭を要求し、さらに麻衣も脅そうとしていたのです。
田沼はそんな寺西をナイフで刺し、石山は寺西のアパートから出てきた田沼を見かけていたのでした。
古宮山(福原遥)はアンチウイルスソフト
多和田が安洛についてのリポートを書いていました。
そのリポートには、古宮山がサイバー総合事犯係に入ってから、安洛に変化が現れたことが書かれています。
多和田は、組織の中のバグである安洛に影響を与えた古宮山をアンチウイルスソフトと称しました。
安洛は古宮山との関係をはっきりさせるため、親子DNA鑑定を受けることにしました。
ドラマ『IPサイバー捜査班』第2話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
写真の流出から始まったサイバー事件は、殺人事件へと拡大していきます。
不正アクセスや遠隔操作がどんなものなのかを少しだけ知ることが出来ました。
コンピューターは便利なツールなので気軽に使っていましたが、使い方によっては危険なツールになることを改めて強く感じました。
そして、もう一つの注目ポイント、古宮山と安洛の関係はどうなっていくのでしょう。
古宮山と安洛は本当の親子なのでしょうか?
学生時代の安洛がどんな人だったのかも知りたくなりました。