アニメ『ゴジラ S.P』第7話あらすじ・ネタバレ感想!ついにゴジラが東京へ上陸!?

アニメ『ゴジラ S.P』第7話

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

東京湾の防衛線を突破したマンダの群れ、そして謎の巨大怪獣“ゴジラアクアティリス”がついに東京へ上陸した頃、オオタキファクトリーではジェットジャガーの強化が進められていました。

ユンは“幽霊屋敷”=葦原邸で流れていた例の音楽を解析し、その曲にあるものが隠されていることを突き止めます。

さらにドバイに滞在していた銘は李博士に連れられロンドンへ向かい、ウパラでサルンガに応戦するBBは開発中の秘密兵器を引っ張り出し…。

世界中で動き出した怪獣たち、それに応戦しようと動く人々。

相変わらず離れた場所で真相に近付こうとするユンと銘、第7話ではどんな謎にぶつかるのでしょうか。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第6話のあらすじと振り返り

佐藤がかつて逃尾にいた葦原という研究者の記録に迫る頃、銘は葦原が“アーキタイプ”の最初の研究者であることを突き止め、資料から「6=9」という謎の暗号を発見します。

鹿子と出会い、彼女の言葉からヒントを得た銘は、葦原の残した文献の謎を解き明かしました。

銘の考えを聞いた李博士は、銘をロンドンへの出張に同行させます。

一方、逃尾では怪獣・“アンギラス”の出現により、町をあげての怪獣退治作戦が始まっていました。

ユンの考えていた通り「未来を予測する」ことができるアンギラスに対し、ユンたちはジェットジャガーで挑んでいきます。

一度は絶命したかと思われたアンギラスが目を覚まし、返り討ちに遭った大滝が気を失うと同時にジェットジャガーも頭を吹き飛ばされ視力を失いました。

ユンはジェットジャガーの肩に飛び乗り、自分が目の代わりになると再びアンギラスに立ち向かいます。

そして、ついに世界各国にラドンが出現し、東京湾にはマンダの群れや謎の巨大怪獣“ゴジラアクアティリス”が現れていました。

自衛隊の攻撃も虚しく防衛線を突破されたことがニュースになり始めた頃、鹿子は陸上自衛隊一佐の松原と連絡を取ります。

鹿子の“アーキタイプの鉱脈“が日本のどこかにあるかもしれないという発言や、夢の新素材とも呼ばれるアーキタイプが世界を滅ぼすことになるかもしれないという言葉に松原は困惑するばかり。

一方その頃、ジェットジャガーに乗ったユンは無事に至近距離からの攻撃によりアンギラスを撃破しますが、その衝撃に耐えられず地面に放り出され、意識を失っていました。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第7話あらすじ・感想


巨大怪獣、上陸

紅塵を纏い、海を赤く染めながら東京に上陸した謎の巨大怪獣“ゴジラアクアティリス”。

陸に上がると周囲には紅塵が舞い、途端に街中が真っ赤に染まっていきました。

その頃、アンギラスとの戦いの末、無事に撃破することができたユンは、その際の火器使用等が銃刀法などに違反するため、警察官から取り調べを受けます。

しかし、この取り調べは形式的なものであり、実際には「お手柄」だったと褒められ、すぐに解放されました。

ユンは侍とともに帰路につくと、彼の言葉から「未来が見える意味」について考えるようになります。

一方、ドバイに滞在していた銘は、李博士に連れられてロンドンへ向かう途中でした。

飛行機内でBBから送られてきたアーキタイプの模式図を見せられた銘は、それを「四次元の回転で三次元の鏡映変換を実現」しているものであると理解します。

さらに、「私たちに見えているアーキタイプは一部分に過ぎない」と呟くと、李博士に促されて持論を展開。

機内食として出された長方形のゼリーを二つ折りにすると、そこにピックを突き刺し、ゼリーが「世界」ピックが「光」だと仮定しました。

そして、二つ折りにされたゼリーにピックを刺すと、同じゼリーに同じピックが二度刺さったことになり、同じ世界に同じ光が二度通過したことと同義になると説明します。

それが分子の「時間方向への屈折」であり、李博士は高次元的操作によるものだと語りました。

このことはアーキタイプが「半分は別の世界に存在している物質」だということを表しているそうで、銘は「あの世で作っている」のではないかと言うほど懐疑的です。

李博士がこれらを「特異点」と呼んでいると告げ、銘がロンドンに特異点があるのか尋ねた頃、機内アナウンスが流れます。

どうやら航路上に不確定要因が発生したため、ミラノの空港に着陸することになったようでした。

urara

難しい解説が続くので、身近なものを使って説明してくれる銘に救われる気持ちになりますね…。

紅塵=アーキタイプ

ウパラでは、ティルダやBBらが東京に上陸した巨大生物について話していました。

BBが「紅塵を生産しているとみるべき」と語ると、ティルダは「これも葦原の予言通りか?」と尋ねます。

「確かに彼はこれらの存在を示唆していた」と答えながらも、何体もの同時発生は想定外だった様子。

BBは「“本命”は我らの足下に封印中のサルンガか、それとも東京のあいつか」と呟きます。

一方で、ティルダはスタッフにサルンガの状況を尋ねました。

すると、サルンガが内側から押し上げているため、「限界圧力到達まで24時間程度」という答えが返ってきます。

紅塵をコントロールして押し上げてきているというサルンガに対抗するためには同じことをすればいいと考えるBBは、ティルダに“オーソゴナル・ダイアゴナライザー”の使用許可を求めました。

urara

オーソゴナル・ダイアゴナライザーの存在とともに、「シヴァを傷付けては元も子もない」というスタッフの発言も気になります。

その頃、東京は紅塵によって赤く染まり、電波障害、機能しない信号、全線見合わせの電車、食料や物資が買い込まれて空になった店と、非常事態を思わせるには十分すぎる景色が広がっていました。

そんな街を高層ビルの一室から見下ろしていた松原は、補佐官から現況の報告を受けていました。

ラドンと同じく、マンダも電波に引き寄せられる性質を持っているかもしれないと聞かされると、すかさず”オオタキシグナル”の名前を出しますが、ラドン誘導において顕著な効果を発揮しなくなったことを告げられます。

さらに、補佐官は紅塵のある環境下ではラドンが「しぶとい」と話します。

逃尾でのラドンの自滅を「環境の不一致」と考えるならば、紅塵は怪獣の生息地を拡げていると推測できました。

松原は鹿子の言葉を思い出したように、「悪夢を拡げていく素材か」と呟きます。

時を同じくして、ミラノの空港で足止めされていた銘はニュースを見ながら「赤い海」に反応し、逃尾にあった古史羅図を思い浮かべました。

李博士に「海が赤く変わった時に終末の獣が現れる」という地元の伝承だと説明すると、「黙示録にもある」と言われます。

そこで紅塵の正体について問うた銘に対し、李博士は「紅塵はアーキタイプの原料」だと告げました。

「あなたのことだからもう気付いているものかと」と言う李博士に相変わらず驚きを隠せない銘ですが、「世界中にもうアーキタイプは拡がっているっていうことになるわけで…」と呟きながら、すでに思考は次のことに向いているようでした。

それぞれの目的

オオタキファクトリーでは、大滝がジェットジャガーを強化しようとしているところでした。

先日の戦いの戦利品として入手した“アンギラスの角”を加工し、ジェットジャガーの武器にしようと言うのです。

大滝は矢にして弓で撃ち込もうと考えていましたが、それでは一発で終わってしまうとツッコんださとみのアイデアで槍にすることにしました。

そんな会話をよそに、ユンは“幽霊屋敷”=葦原邸やミサキオクで流れていた例の音楽をユングに解析させていました。

ユングによれば、曲の中には8ビットのブロック16個を1つのまとまりとした信号が含まれているらしく、その一部の数列を抜き出すと「20300706193650」となります。

侍はこれを見て、「2030年7月6日19時…」と呟きました。

ユンによると、その日時は屋敷で曲を録音した約37分後のことだそうです。

ラドンが西暦を理解しているとも思えず、何を意味しているのかまではわかりませんでした。

urara

原曲が録音されたのは60年以上前とのことで、謎は深まるばかりです。

その頃、佐藤は再びミサキオクの地下にある”骨”のもとへ向かっていました。

そこで警報機から延びる何本かのケーブルが骨に繋がっているのを発見し、例の曲が骨から流れていることを確信します。

すると、なぜか足元に落ちていたラドン人形が動き、不審に思いながら拾い上げました。

その瞬間、背後からスタンガンを突き付けられ、気を失います。

佐藤を襲った犯人=海はラドン人形をしまうと、測定器のようなものを手にしたまま骨に近付いていきました。

そして、その反応を見るなり「素晴らしい。80年経ってもこの反応とはね」と呟くのでした。

urara

海が持っていたのは放射線測定器かと思いますが、一体彼は何者なのでしょうか。

レンタカーでロンドンへ向かうことにした銘たち。

その車内で、銘は「怪獣を作ったのは李さんたち?」と尋ねました。

これは紅塵=アーキタイプならば…という考えがあってのものでしたが、李博士は「私たちに生命を作り出せるほどの知恵があると思う?」と笑い、紅塵には13のフェーズがあると話し始めます。

しかし、今のところ扱えるのはフェーズ3までだそうです。

一方で、葦原は紅塵をベースとする生物の進化を予言していたそうですが、その背景には葦原が日本で発見した紅塵を体内に持つ特殊なクラゲの存在がありました。

銘が紅塵を何とかする方法はないのかと質問すると、李博士はアーキタイプの13番目のフェーズである“オーソゴナル・ダイアゴナライザー”について説明します。

それは「触媒のように働き、他のアーキタイプを変質させる」らしく、銘はその存在に期待しますが、フェーズ3までしか扱えない李博士らにとっては難しいことだったのです。

そんな矢先、希望の光となったのが銘のレポートでした。

あのレポートをきっかけに事は動き出し、今頃はBBが実証実験の準備中だそうです。

ODとは

スーツケースを手にしたBBは、鼻歌で例の曲を奏でながらエレベーターに乗り、地下へと降りていきます。

すでに地下では、シェルターから抜け出そうと登ってくるサルンガに向けての銃撃が始まっていました。

壁に対して垂直に立つという無茶な体勢の中、命綱で身体を支える戦闘員たちは検討しますが、サルンガに銃弾は効かないようです。

さらに、火薬でサルンガの足元を爆破しますが、重そうな身体で軽やかに動くサルンガは器用に地下から這い上がってきます。

悠長に地下へ到着したBBは、スーツケースを開けるとその中身ごと蹴り落としました。

同時に戦闘員たちが退避すると、BBはタイミングを見計らっている様子。

スーツケースの中身=オーソゴナル・ダイアゴナライザーは、パラシュートを広げてサルンガの横を通り抜けていきます。

不発かと焦る戦闘員に対し、「紅塵の中で起爆しないと意味がない」と言い放ったBBは手にしていたスイッチを押しました。

その瞬間、地下深い紅塵の中から、たくさんの”赤い棘”のようなものが勢いよく延びてきます。

赤い棘に突き刺されたサルンガは身動きが取れなくなりました。

さらに、棘は辺り一帯の壁や柱に突き刺さりましたが、すぐに砕け散り、元々の塵状に戻ってしまいます。

そして、BBはどこか満足そうに呟きます。

「…素晴らしい。だが失敗だ」

棘に突き刺されたサルンガをそのままにシェルターの隔壁が閉じていきますが、BBは壁が閉じきる瞬間まで意味ありげな笑顔でサルンガを見つめていました。

urara

BB自身も赤い棘によって顔に傷を負っていましたが、それにも気づいていないような、目の笑っていない笑顔には狂気を感じました。

一方、帰国した鹿子を空港まで迎えに行った佐藤は、自身を襲った犯人ついて「骨が怪獣の出現を知らせるものなら、欲しがる人間もいるのでは?」と語ります。

鹿子は「ミサキオクは骨を見張る施設」ではないかと考え、警報機が鳴った時に出した報告書の行き先が葦原である可能性について述べました。

その場合、葦原が今もどこかで生きていることになるので、佐藤は「まさか」と訝しげな表情を浮かべます。

時を同じくして、チャットで連絡を取り合うユンと銘。

アンギラスの未来予知に関する賭けに勝った銘でしたが、今気になるのはオーソゴナル・ダイアゴナライザーのことです。

ユンはそれを「直交対角化」と訳し、「OD」と略しました。

葦原が特異点を計算機として利用していたなら…という仮定のもと、ユンはジェットジャガーの強化プロトコルの計算を銘に投げます。

そして、東京に上陸した巨大怪獣が“ゴジラ”と呼ばれるようになった頃、ジェットジャガーはユングを搭載することにより、“ジェットジャガー・ユング”として強化されました。

アンギラスの角を付けた“アンギラスの槍”を武器とし、大滝の真似をして大見得を切るジェットジャガー・ユング。

いざ東京へ、ゴジラ退治に向かいます。

アニメ『ゴジラ S.P』第7話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いよいよ“ゴジラ”という名称が登場しましたね。

ゴジラが上陸し、紅塵発生のためにマスクを付けた人々が歩く街には、どことなくコロナ禍の現実を思わされました。

一方で、存在が明確になった“オーソゴナル・ダイアゴナライザー”にも注目です。

BBが持っていたそれは、初代ゴジラでお馴染みの“オキシジェン・デストロイヤー”と似た様相でした。

ユンが「OD」と略したことで、頭文字も一緒だと気が付きました。

初代を意識しているのか、それとも何かそれ以上に意味があるのか気になるところです。

物語が折り返したであろう第7話でも謎が深まっており、次回以降どのように展開していくのか楽しみですね。

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