アニメ『ゴジラ S.P』第4話あらすじ・ネタバレ感想!怪獣に翻弄される人々の行く末とは?

アニメ『ゴジラ S.P』第4話

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

突如として現れたラドンの大群と闘ったユン、そんなユンを遠隔操作で救った銘の二人は、銘が研究員としてドバイに向かったことでますます離れた場所へ…。

しかし、知らず知らずのうちに世界を慄かせる怪獣の脅威の真相へ近づいていく二人は、それぞれの場所からメッセージを送り合うようになっていきます。

怪獣が進化の過程にあると推察するユンと、不思議な分子・“アーキタイプ”に出会った銘。

二つの脳が挑む謎から目が離せません。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第3話のあらすじと振り返り

海から突如現れたラドンの群れが、赤い霧とともに逃尾の町を襲撃。

ユン、侍、大滝は、侍が作った特製バイク・“ジャイロZ”の特殊アンテナから電波を発し、ラドンを町から離れたところへ誘導しようと試みることに。

山道でラドンに挟み撃ちされそうになった時、横転しているバスを見つけた一同は、そこでラドンに襲われた乗客たちと合流します。

ユンと侍は近くの小屋に身を潜めていた人々が扉を開けてくれたことで、そこへ避難できましたが、大滝含む数名が取り残されたバスにはラドンたちが迫っていました。

ともに避難していた女子高生が弓を持っていること、小屋の中にペットボトルがあることに気づいたユンは、ユングに何かをシミュレーションするよう命じます。

そうしてラドンの鳴き声と同じ周波数を出すことのできる“鏑矢”を作ると、弓の持ち主である女子高生はユングの指示を受けながら矢を放ちました。

見事にラドンたちは反応を示し、その一瞬の隙をついて小屋から飛び出したユンと侍はジャイロに乗り込み、再びラドンの群れを率います。

一方、東京へ向かう電車に乗っていた銘は、ラドンの大群が押し寄せた影響で車内にて足止めされていました。

自宅や現場の状況を知りたい銘はペロ2が探してきたオオタキファクトリーの作業ロボットにアクセスし、遠隔操作で町を走り出します。

すると、ラドンに挟み撃ちされそうになっているユンと侍が乗ったジャイロを発見。

ペロ2は作業用ロボットを犠牲に二人を助けるのでした。

その後、銘とペロ2に救われて無事逃げ切ったユンと侍は作業用ロボットにアクセスしてきた人物に接触しようとチャットでメッセージを送ります。

銘は自身を「カミムシ」という名前でそれに応じ、そこからユンと銘の交流が始まります。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第4話あらすじ・感想


蔓延る疑いと謎

赤い海に浮かんだ小舟を操縦していた漁師は、アラーム音とともに表示された水深4メートルという文字に驚きます。

しかし、直後には水深0メートルとなり、気づいた時には巨大な竜のような生物の背中に乗り上げていたのでした。

その頃、オオタキファクトリーのユンと侍は、ラドンがミサキオクで流れていた曲に反応を示してやって来たなら、ミサキオクがラドンを呼び寄せたのではないかと考えます。

ユンは真相を確かめるため、さっそくミサキオクに電話を掛けました。

その電話を取った佐藤は、電話越しに聴こえてくるあの曲と「何のためにおびき寄せたんです?」というユンの声に対し、訝しげな表情を浮かべます。

佐藤は信号が出たことはあくまで事故であり、故意ではないと返しますが、ユンからは事故でラドンを呼んだのかと詰められ眉をしかめました。

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“地下の骸骨”が気になっている佐藤には思うところがあるのでしょう。

一方その頃、海建宏はとある研究者の記者会見に潜入していました。

ラドンの死骸に付着していた赤い砂を“紅塵コウジン”と名付けた研究者に、新たな巨大生物が出現する可能性を問う海。

「現段階でそう考える理由はない」と言う研究者の回答を受けると、ニヤリと怪しげに笑うのでした。

ハッシュ関数と地下の骨

李博士のもとへ研究員として派遣される銘は、滞在先のドバイに向かう機内でユンから送られてきた謎の文字列を見つめていました。

ペロ2は文字コード変換では2億通りを試しても正解は導けなかったことを明かし、”MD5ハッシュ関数”を提案します。

MD5ハッシュ関数とは、任意の長さの原文を128bitの値で表現する関数のことであり、暗号化とは少し違っているようです。

その性質上、解読するには様々な文字列を試さなくてはならず、ペロ2に「ハッシュドポテトから元のポテトの形を復元することは困難です」と言わせるくらい可能性が膨大なものでした。

銘はできるだけ多くの言葉を試すために「リンゴ」「ゴリラ」「ラッパ」「パンドラ」と、一人でしりとりを始めます。

ドバイに到着し、空港で李博士の用心棒であるマキタ・K・中川に迎えられた銘は、李博士の講演会へと向かいました。

その頃、ワイドショーでは最初に現れたラドンと群れでやって来たラドンの大きさが異なることについて報じており、人々の間ではラドンが進化しているのではないかと話題になっていました。

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専門家は「進化は世代交代に伴って変異が蓄積していく現象、個体レベルでは変態と呼ぶべき」と解説していましたが、ラドンの場合はどうでしょう…?

一方、ユンと侍は山中でラドンの群れの死骸を見下ろしながら、ラドンの進化の可能性について話し合っていました。

ユンは「ラドンが進化を急いでいる」と考えているようです。

そこへ車でやって来たのは佐藤。

「守秘義務がある」と言って自らの発言に予防線を張りますが、思わず「“あれ”に意思が残っているとも思えない」と呟きます。

ユンはそれを聞き逃さず、「あれ?“地下”の?」と尋ねました。

佐藤は「知ってるのか」と驚きますが、それ以上何も言わないユンに対して「“骨”だぞ?バカバカしい」と語気を強めると、車に乗り込んで帰って行きました。

実はユンは何も知りませんでしたが、侍がミサキオクへ点検に行った際に手に入れた”地下”という情報を掘り下げるため、佐藤を誘導していたのです。

すると、侍はラドンの死骸が一体消えていることに気付きます。

ユンたちと別れた佐藤は、帰りの車内で“地下の骸骨”を見た時のことを思い出していました。

そして、「あの曲は骨から…?」と疑い始めるのでした。

“アーキタイプ”と怪獣を追う者たち

壇上に立つ男性=マイケル・スティーブンは、“アーキタイプ”の情報を公にする自分たちについて触れた後、同じ壇上に李博士を呼び込みます。

マイケルに紹介されて登壇した李博士はアーキタイプを手に取ると、その実演を始めました。

光を閉じ込めたり、閉じ込めたエネルギーを増幅させたりと、にわかに信じがたい光景が目前に広がり、客席にいた銘は感動を隠せません。

そして、思わずその場に立ち上がると、「時間!」と大きな声を上げます。

気がつけば、光の時間方向への屈折について、持論を高らかに語っていました。

会場内の人々に注目されていると認識して顔を赤く染める銘に、檀上の李博士は「神野銘さんね?」と微笑みます。

呆然とする客の中には、以前佐藤が電話をしていた外務省の上司にあたる女性=鹿子行江がおり、銘のことを見つめながら「何者?」と訝しげな表情を浮かべるのでした。

一方その頃、とある男性=ベイラ・バーン“BB”が率いる謎の集団は、エレベーターで地下深くまで降りると、何か調査を始めていました。

さらに地下深くまで続いている巨大な空間、その先はもう階段で降りていくしかないようです。

そして、ふくよかな白髪の女性=シヴァ共同事業体の代表であるティルダ・ミラーは、そんなBBの様子をどこかから監視しているのでした。

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新キャラクターが続々と登場…それぞれの思惑とは一体?

消えたラドンの死骸を引き摺った巨大な足跡を追っていたユンと侍は、ついに目的だった死骸を発見します。

すると、「君らも足跡を追ってきたんだろ?」と話しかけてきたのは、どこからともなく現れた怪しい男…海建宏でした。

名刺を貰って海の肩書きを知ったユンと侍はさらに彼を疑いますが、海は臆することなく二人を先へと誘うのでした。

あり得ない物質と新たな脅威

銘は宿泊することになったホテルの部屋で、一介の研究員にあてがわれるには豪華すぎると驚いていました。

そして、自身が述べた「時間」についてのレポートを明日までに提出するよう李博士に頼まれ、その期間の短さに眉をしかめます。

しかし、眉をしかめているのにはもう一つ理由がありました。

スーツケースの鍵を失くしてしまったのです。

上着のポケットにしまったと思い込んでいた銘は、ペロ2に「脱いでスーツケースに入れました」と半ば呆れた様子で告げられます。

鍵の居場所はわかったものの、そもそもスーツケースを閉じるために外から鍵を掛ける必要があることを思い出し、銘は閃きます。

スーツケースには最初から鍵など掛かっていなかったのです。

そして、このことを受けて銘はもう一つ閃きました。

ユンから送られてきた謎の文字列、そして文字列とともに届いた「解けばわかる」というメッセージ。

銘が思い付いた謎の文字列の答えは「解けばわかる」。

つまり、最初から答えはそこにあったのでした。

ようやく正解に辿り着いた銘はユンにメッセージを送り、MD5ハッシュ関数とアーキタイプの関係について聞きます。

すると、ユンはアーキタイプが他の分子とは似ても似つかないため、あらゆる原子構造をシミュレーションしなければならないことを告げます。

それは、MD5ハッシュ関数の答えに膨大な可能性があるのと同じでした。

「この世ではあり得ない物質。物理法則を破っているから」というユンからのメッセージを読んだ銘は、広すぎるベッドに寝転んで呟きます。

「だとすると、アーキタイプはこの世じゃなくて、あの世で作ってるんじゃないかな」

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可能性を考える二人のやり取りに、今後のヒントが隠されているのでしょうか。

その頃、ラドンの警備のために走っていた自衛隊のトラックは、山道に横転した車を発見します。

二名の隊員が様子を見に行くと、車内は無人です。

すぐそばの茂みで車の持ち主であろう男女を発見し、救出しようと近づきますが、彼らは自らの口元に人差し指を立て、静かにするよう伝えてきました。

そして、男の指差したほうに振り返った隊員は、驚いて立ちすくみます。

ラドンとは別の…見たこともない怪獣が目を光らせていたのです。

隊員は咄嗟に持っていた銃器を構え、発砲しました。

その銃声はユンと侍の耳にも聞こえてきます。

「フルオートの自動小銃だ」

銃声だけでそう判断する海の耳にも、もちろん届いていました。

アニメ『ゴジラ S.P』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

銘とユンの知的でウィットに富んだやり取りが愉しい第4話でした。

二人の知識と情報の交換は、今後もお互いに影響を与えていきそうですね。

そして、新たな怪獣=“アンギラス”が登場しました。

アンギラスはラドン同様、これまでのゴジラシリーズに既出の怪獣ですが、本作ではどのように描かれるのでしょうか。

さらに、ラドンが進化していることが示唆され、未だ姿を現していないゴジラも『シン・ゴジラ』のように進化過程である可能性が予想できますね。

今後の展開に期待が高まります。次回、第5話も楽しみです!

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