アニメ『フルーツバスケット The Final』第12話あらすじ・ネタバレ感想！夾が透を守る決意を固める

最後の最後まで透を案じ続ける今日子の姿に、思わず泣いてしまいました。

大切な人を残して死んでしまうことへの恐怖。

それが幼い子供ならなおさらですよね。

遠回りはしたものの、夾がキチンとツケを払ってくれてよかったです。

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アニメ『フルーツバスケット The Final』第11話のあらすじと振り返り

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

病院に迎えに来てくれた夾から逃げ出してしまった透。

公園でようやく追いついた夾は、透に「これから生きていくならお前と一緒がいい」と告白します。

夾の傍に居られるか不安に思っていた透は、夾の告白を受けて安心して泣いてしまいます。

夾は、泣いている透の涙をぬぐうと、そのまま唇を重ねるのでした。

夾と透がキスをしている頃、慊人は自室で呪いの終わりを感じていました。

遥か昔に紡がれた、神と呼ばれるほどの力を持った人と、猫を含んだ十三匹の動物が結んだ永遠の絆の物語。

夾を含む、全ての十二支は、呪いから解き放たれ、それぞれの人生を歩き始めるのでした。

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様々な困難を乗り越えてようやく結ばれた夾と透。 「無敵」と言い合う二人が微笑ましかったです。 そして、告白成功……

【ネタバレ】アニメ『フルーツバスケット The Final』第12話あらすじ・感想

渡したいもの

真知からの電話に、喜び勇んで駆けだした由希。

真知の用事は、由希から透への見舞いの品を渡してもらうことでした。

透のおかげで、自分を救ってくれた由希という人間がいる。

そのことをとても感謝しているから、真知は透にお見舞いを届けたいと思った。

「見つけてくれてありがとう」

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

由希は、自分を理解してくれた真知の頬に優しく手を伸ばし、感謝を伝えるのでした。

真知と由希

真知と会っている由希は、突然、違和感を感じました。

「キミが最後」

「約束を守ってくれてありがとう」

違和感のあと、由希は神様と鼠が仲良く去っていく幻を見て、十二支の呪いが終わったことを理解しました。

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

呪いから解放され、喪失感から涙を流す由希は、心配する真知を抱きしめて、呪いの代わりに手に入れた自由を実感します。

「名前で呼んでもいいですか」と照れながら尋ねる真知と、「もちろん」と優しく頷く由希。

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

由希は、初めて「由希」と呼んでくれた真知の唇に、自分の唇を重ねるのでした。

本来の慊人

草摩の本家に集まった、紫呉を除く元十二支の面々。

夾に嫉妬と祝福を向ける紅葉と楽羅、由希への愛を語る綾女と發春など、彼らは相変わらずの様子を見せていました。

そしてそこに、慊人が遅れて姿を見せます。

彼女はいつもの男装ではなく、艶やかな振袖姿でした。

父に望まれた当主としての慊人ではなく、本来の慊人。

振袖は、新しい慊人に紫呉がプレゼントしたものでした。

慊人は、これまでの蛮行を反省し謝罪しようとしますが、言葉に詰まってしまうのでした。

紫呉と慊人

一度手に入れたものは、誰にも渡したくない。

「もう一度僕の元に来たのなら、分かるよね」

紫呉は、振袖を渡した際にそう慊人に告げていました。

宴を終えた慊人は、「紫呉を自分で満たしてみたい」という欲望を胸に抱いて紫呉の元を訪れます。

当主として、まだやるべきことがあるから草摩の家で生きていく。

まだ終わってないから謝ることはできない。

それが慊人の今後の予定でした。

その答えを聞いた紫呉は、「遅かったね」と優しく笑います。

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

慊人の「好き」という言葉に、紫呉は「好きですよ」と答え、唇を重ねます。

求め続けた愛しい慊人とキスをしながら、紫呉は「僕を求め続けてくれるなら」と心の中で続けるのでした。

二人の旅立ち

今日子の墓参りにやって来た夾と透。

夾は「卒業したらこの街を離れたい」と透に伝えました。

透と一緒に違う場所で自分を試してみたい。

透を自分の願望に付き合わせてしまうことに、気まずそうにしている夾に、透は躊躇なく「はい」と頷きます。

出典:『フルーツバスケット The Final』公式Twitter

前向きに将来を語ってくれる夾がとても嬉しい。

「ですから私も行くのです、一緒に」

透の即断即決に、逆に戸惑ってしまった夾。

そんな夾をみて、透は「譲れないことならば決して譲りませんですよ」と頑固に宣言します。

「お母さんは夾くんを恨んでなどいません」

「許さないと言ったのだとしても、それは憎しみから生まれた言葉などではありません」

母の気持ちを夾に伝えて、「連れて行ってください」と手を伸ばす透。

夾は透の手を取り、「ありがとう」と呟きます。

幼い夾が今日子と交わした「透を守る」という約束。

「遅くなったけど、一生分守るよ」

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

そう言って夾は透の手を取り、墓前を後にするのでした。

「許さないから…」の真相

何も聞こえず、痛みもない。

交通事故で死に向かう今日子は、幼い透を残して死んでいくことに、強い恐怖を抱きます。

誰でもいい。

自分がいなくなった後、透を守って欲しい。

救いを求め、必死に手を伸ばす今日子。

その視線の先には、夾がいました。

かつて、透を守ると約束してくれた少年。

「（ツケを払ってくれなきゃ）許さないから…」

死の間際の今日子が発した言葉は最後しか声にならず、運悪く呪いの言葉として夾に届いてしまいました。

走り去る夾に手を伸ばしながら、今日子は最後の瞬間まで、透の幸せな人生を願い続けるのでした。

アニメ『フルーツバスケット The Final』第12話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

長く付き合ってきた分、寂しさも大きいです。

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