『Dr.STONE』あらすじ・ネタバレ感想!伏線も見事なジャンプ漫画のアニメ化!科学で文明を復活させる!

『Dr.STONE』第1期あらすじ・ネタバレ感想!伏線も見事なジャンプ漫画のアニメ化!科学で文明を復活させる!

出典:『Dr.STONE』公式Twitter

週刊少年ジャンプで大人気連載中の同名マンガをアニメ化し2019年7月から12月まで放送された『Dr.STONE』!

ファンタジックな設定なのに、かなり現実に寄せてある科学要素に引き込まれます。

体力武力はミジンコレベル、でも頭脳はチートレベル、というジャンプ王道とはちょっと毛色が違う高校生が主人公です。

しかし、ストーリーが非常に面白い!

純粋なバトル物とは違うのに、常に何かと戦っているような緊張感、さらに気持ちのいい達成感、キャラクター達への共感性、どれをとってもずば抜けています。

ポイント
  • 綿密に構成された科学要素が凄まじい
  • 主人公の千空がとにかくカッコイイ
  • ファンタジーでありながらも現実味が強く、共感しやすい
  • ジャンプらしい切磋琢磨が楽しめる
  • それでいて盛り上がるバトル要素も満載

細かく構成されたストーリーに魅せられること間違いなしです。

それでは『Dr.STONE』をネタバレありでレビューしていきます。

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『Dr.STONE』声優・キャラクター紹介

小林裕介 / 役:石神千空いしがみ せんくう

  • 高校生にしてチートレベルの頭脳の持ち主で、豊富な知識と探究心のある科学オタク。
  • 石化した3700年もの間ずっと秒数を数え脳を並列に使い思考し続けていた思考力お化け、復活後は文明のない世界に科学の力で文明復興を目指す。
  • クールで合理主義で口は悪いが、実は情け深い性格で人を合理性で切り捨てられないという一面もある。
  • そそるぜ、これは」が口ぐせ。

古川慎 / 役:大木大樹おおき たいじゅ

  • 千空の幼馴染で、千空の次に石化から復活を遂げる。
  • 非常に明るい性格で、頑丈さと無尽蔵の体力を誇る千空とは正反対のタイプ。
  • 実直で優しく荒事は苦手で人を攻撃したりはできないが、いざとなれば自分の体を盾にしてでも友人を守ろうとする勇敢な性格。
  • 幼馴染の杠に好意を寄せていて、杠に告白したい一心で3700年の間意識を保っていた。

市ノ瀬加那 / 役:小川杠おがわ ゆずりは

  • 千空、大樹の幼馴染で、大樹の想い人。
  • 大樹と同じく優しい心の持ち主で、手先は超絶器用な手芸部。
  • 優しいだけではなく、芯の強さもある女性で根気強い。

中村悠一 / 役:獅子王司ししおう つかさ

  • 霊長類最強の高校生、ライオンに囲まれた千空、大樹が急を要して復活させた。素手でライオンを倒してしまうほどの武力を持つ。
  • 幼いころの経験から、大人や老人達は権利を主張しだすので復活させるべきではないと主張し、自らの理想の世界を作ろうとする。
  • 全人類の復活を望む千空との意見の相違で対立する。武力もあるが、頭もかなりきれる秀才。

沼倉愛美 / 役:コハク

  • 千空が遭遇する村に住む金髪碧眼の美少女。見た目と違い戦闘能力はかなりのもの。非常に身軽で、日本のナイフのような武器で戦う。
  • 千空と出会い、科学に対してひたむきな姿勢に人間として惚れこみ、手助けを申し出る。
  • 病弱な姉、ルリのことを案じて毎日山の温泉の水を運んでくるほど姉想いで優しい子。

【ネタバレ】『Dr.STONE』あらすじ・感想


3700年後の世界

物語はある日突然、謎の光線でツバメと人類だけが石化してしまうところから始まります。

全人類が石化したことにより文明は衰退します。

そしておよそ3700年の月日が経過し、主人公の高校生・千空は石化が解けて復活を遂げます。

あか

全ての文明が滅びた石像だらけのストーンワールドで科学で文明を復活させようとするのがおおよその設定ですが、ここからすでに面白いですね。

カレンダーも何もない世界で月日がわかったのも、ひとえに千空がずっと休むことなく秒数を数え続けていたからです、驚異的すぎます。

あか

さらに復活後も自力で衣食住を手に入れています、知識量が膨大すぎて生きるウィキペディアかと思いました。

そして千空は石化から人間を復活させる”復活液”を作り、親友の大樹を目覚めさせます。

司との出会い

その後、日本にいるはずのないライオンに襲われた千空と大樹は、復活液で近くにいた格闘技の世界チャンピオンの高校生、獅子王司を目覚めさせます。

あか

速攻で素手でライオンを殴り倒す司、強すぎでしょう。人間離れした武力です。

あか

しかし自分の倒したライオンをせめて糧にしようと毛皮を羽織ったりする姿勢は好感が持てますね、いい奴なんですけど…ですけど…こんな早くにバトルが勃発してしまうとは思いませんでした。

彼はもともと穏やかでいい人なんですけど、まっさらになったストーンワールドをみて、今なら既得権益者たちのいない世界を作ることが可能だと思ってしまったんでしょうね。

過去を思えば同情を禁じ得ないです。

対立

石化した全人類を復活させるつもりの千空と、権力者は石化したまま殺し新たな理想郷を作るつもり司との対立シーンは序盤の見せ場でもありますね。

復活した大樹の想い人・杠のメンタルの強さもここで発揮されます、なんていい女なんでしょうか…!

そのあとの演出も神がかってよかったです、ここで目覚めてから空白だった千空の半年がみられるというのもいいですよね。

あか

大樹と千空の慟哭には涙が出るほどかっこよくて痺れました。

村人との接触

戦いの末、司に殺されたフリをした千空は逃げ延びた先でとある村を発見。

石化した人々とは別で誰かの子孫で形成されているようで、文明は縄文時代レベルです。

千空はそこでその後に協力し合う仲間たちと出会います

あか

最初に出会ったコハクはかなり古臭い日本語で話していますが他の村人はさほどではないですね?百物語の影響でしょうか?でもとてもギャップがあって可愛いので個人的にはかなり好きです。

村で一番研究熱心で唯一科学に興味のある少年クロムは明るいキャラクターなのに、村長の娘でコハクの病弱なルリのことで少し陰りがあるところがいい味を出していると思います。

あか

早くくっついてほしいなぁ、なんて思ったりもしてしまいます、自覚無し、尊い。

村の門番の金狼と銀狼は兄弟なのに容姿も性格も全然似ていないですね、そこが対になっていて良いところでもあると思いますが。

村人達のキャラクターもかなり濃く、それでいて違和感なくまとまっているので素晴らしいです。

科学王国

出てくる科学知識は基本的には実現可能なもので描かれているそうです。

猫じゃらしラーメンとかコーラの作り方とかも、そうですね。

あか

バラエティーでも特集されたコーラの作り方は実はやってみたことがあるのですが、あまり美味しくはできなかったです。配分が決まるまで千空はだいぶトライ&エラーしたと思うのですがどうなのでしょうか?

千空の持っている知識は科学に関連するものであれば信じられないほど膨大な情報量なので、そこに付随している医学や生活基盤用の知識なんかもあったりして、村人の生活がどんどん豊かになっていく様子が見られます。

あか

クリアまでのロードマップが明確で、しかしその都度途中で問題が別に発生して、それを一つ一つ解決してクリアしていくのはかなりの達成感があります。

メンタリストあさりぎゲン

あか

千空が逃げた後に作られた司帝国からのスパイとして科学王国に潜入しに来たメンタリスト兼マジシャンのあさぎりゲン…なんていいキャラクターなんでしょうか。

一目で村人たちとは違うとわかるビジュアルに、軽薄な言葉遊び。

マジシャンとしての器用さを合わせもち、メンタリストとして交渉やメンタルケアに活躍します。

「ぺらっぺらの蝙蝠男」と自分のことを称していますが後々になればゲンがほぼ最初から千空側に惹かれていた事がわかります。

あか

重荷にならない程度の交換条件(コーラでしたが)を提示して司を裏切るというメンタリストならではの気遣い。ほんとは良い奴でしょう…。3700年は推せる推しキャラです…!

石神村の百物語

途中で村の正式名称が「石神村」だと判明。

実は千空の父で宇宙飛行士として宇宙ステーションにいたため石化を免れた石神白夜が、仲間の宇宙飛行士と作って3700年間続いてきた村だったのです。

あか

石神親子の話は涙なしでは見られないですね。

千空は全人類を救おうとしているのに、その千空の会いたいはずの父親はもうすでに他界しているとは何てしんどい設定でしょうか。

あか

墓場のシーンはクールでマイナスの感情をなかなか表に出さない千空が涙する数少ない場面ですね。

この百物語が日本語で伝わっていたからこそ日本語で意思の疎通ができるんだなと納得した話でもあります。

そういう細かいところにまで伏線が張られているので、気付いた時にはハッとさせられます。

強襲

石神村に千空がいることがばれ、司が呼び覚ました戦いのスペシャリストたちが刺客としてやってきます。

あか

その中の1人、氷月の声はずる過ぎませんか…?シーンとしてかなり好きなところなのですがもう「声が…声がいい…」って気持ちに全てを持っていかれていました。石田彰さんの声は本当に魅力的ですね…。

Dr.STONEは声優さんもかなり豪華ですし、全員がキャラにピッタリはまり役だと感じます。

話の流れでここで村が焼けてしまって倉庫側に全員が避難してそこから本格的に科学王国が始動、というのはスムーズで違和感がなくて素晴らしい導入だと思います。

あか

それと刺客の1人の元体操選手女子・ほむらが化学王国を作れば綿あめが食べられるといわれるシーンでBGMにお祭りのお囃子が聞こえてきたのは、演出としてかなり素晴らしいものだったと思います。漫画ではできない、アニメならではの演出ですね。

アニメで流れているBGMは全般的に世界観にあった壮大なものが多く、それだけで聞きごたえのある楽曲ばかりですが、ここで聞きなれた現代の音が聞こえるのは視聴者側としても同調しやすいです。

対抗する武器

あか

司王国に勝つためにケータイを作る、と言い出した時には「ジーマーで…?」となりましたよ私も。

しかし何しろ現実的な科学に寄せてある作品なので作ろうと思えば作れちゃうんですね…ちなみにほんとに同じように作ったら電波法的にアウトだそうですので、マネしないように!

法律とかそういったことが何もないストーンワールドだからこそできた荒業だったようですね。

VS司帝国

ケータイが完成したところで1期のアニメは終了しましたが、製作が決定している2期ではいよいよ司帝国との全面対決が待っています。

そして司王国に紛れ込んでいてしばらく出番のなかった大樹、杠ペアも大活躍の予感です。

原作ファンとしても続きを早くアニメで見たい気持ちもあるので、放送時期の発表が待ち遠しいですね。

『Dr.STONE』まとめ

以上ここまで『Dr.STONE』についてレビューしてきました。

要点まとめ
  • ファンタジーな設定なのに綿密に構成された科学要素
  • 主人公である千空の小気味いいカッコよさ
  • 文系でも理系でも楽しめるポイントが多い

第2期での司王国との戦いの決着や、その後の千空が人類全員を目覚めさせる計画はどうなるのでしょうか。

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