命を削りながら進む王都への旅路。
とうとう1人の少女の尊い命が失われました。
仲間を失っても、離れ離れになったとしても…
先へ進まねばなりません。
元理系大学生男子の豚さん(CV.松岡禎丞)と、
心を読める種族の金髪美少女・ジェス(CV.楠木ともり)。
第10話「決まりには必ず理由がある」では…
王都があるという巨大な岩壁に辿りつくふたり。
でも、王都に入るすべが分からない!!
すると、仲間の少女が遺してくれたあの言葉が…
ふたりを王都入口に導きます。
なんだか心がザワつく第10話ラスト、謎めいた王都への道がついに繋がります!
目次
アニメ『豚のレバーは加熱しろ』前回第9話のあらすじと振り返り
金髪美少女・ジェス(CV.楠木ともり)と、
“ただの豚”に転生してしまった彼(CV.松岡禎丞)。
魔法使いだという王様に頼んで人間にしてもらおう…
2人は微かな希望を抱き、王都への旅に出ました。
途中の村で出会ったイケメン狩人のノット(CV.伊東健人)&愛犬ロッシと…地下牢でイェスマ狩りに囚われていた豊満な胸をもつ美少女・ブレース(CV.能登麻美子)が、旅の仲間に加わりました。
ブレースは、豚だけに自らのお腹を見せました。
イェスマ狩りから臓器を奪われ、空っぽになってしまったその腹部を…。
もう自分はながくないと感じたブレースは、豚に王都の入り口を見つけるヒントを伝えます。
“王に訴えよ”というのがヒントでした。
どうか、あなたがたは生きて幸せに…と、彼女は仲間の幸せを願います。
ブレースの命が尽きる前に王都へ辿りつかねばなりません。
急ぎたいのに、森の中でイェスマ狩りに遭遇…。
戦いの中、ブレースは、ジェスを守ってイェスマ狩りに刺されてしまいます。
最後までジェスたちの幸せを願って…彼女は逝きました。
ノットが、イェスマ狩りの足止めをします。
「豚、はやくいけ!絶対に死ぬんじゃねーぞ!」
豚とジェスは、ノットの声を背に2人で走り出します。
第10話では、ブレースが教えてくれたヒントのおかげで
ジェスたちの希望の道が開きます!
【ネタバレあり】アニメ『豚のレバーは加熱しろ』第10話あらすじと感想
絶対にふたりで王都に入りましょうね。
心を読める種族・イェスマの少女たちだけに定められた不思議な決まり。
彼女たちは、16歳になったら必ず王都へ向かわねばなりません。
王都に辿りつけず、ほとんどの少女は志半ばで“イェスマ狩り”に命を奪われます。
しかも、たとえ王都に辿り着けたとしても…
どんな運命が待ち受けているか分らないのです。
理系大学生男子から豚に転生した彼(CV.松岡禎丞)と、
心が読める特殊な能力をもつ種族の少女・ジェス(CV.楠木ともり)。
ふたりは、それでも、生きるために…人間に戻るために…
とにかく王都へ向かうしかありません。
そして、警護役を担ってくれていた狩人のノット(CV.伊東健人)と彼の愛犬ロッシが、イェスマ狩りから逃がしてくれました。
また、豚とジェスのふたりだけになりました。
「ノットとロッシなら大丈夫だ…ブレースは最初からああするつもりだったんだ。」
ブレースは、自分が助かる見込みがないのが解っていたこと。
だから、みんなの役に立ちたいと考えていたこと。
豚は、私がもっと注意していたら…と自分を責めているジェスに伝えます。
「俺が油断していたせいでブレースは死んだ…俺はなにがなんでも判断を誤らずにジェスを王都へ送りとどける!」
豚の覚悟を聞き、ブレースは「絶対にふたりで王都に入りましょうね…」と話します。
王都の崖へ…入口は見当たらない。
豚はイエスと言いませんでした。
自分に万が一のことがあって、1人になったとしても王都に向かって欲しい。
豚は、ジェスに絶対に王都に行くという覚悟を持ってほしいと伝えます。
豚とジェスを見つめ続けます。
豚の前足のアンクレットと、ノットが渡してくれた3つの玉のみ。
赤リスタが埋まっている玉は小型爆弾(爆発の範囲が狭いもの)
黄色リスタが埋まっているのはシェルター(岩に擬態して身を隠せる)
緑のリスタが埋まっているものは狼起こし。
(人間には聞こえない音を放ち、神経を逆なでされた狼たちが集まってくる)
目の前に大きな崖がそびえたちます…
王都はこの中にあるはずなのですが、入り口はありません。
“王に訴えよ”
ブレースがもたらしてくれた入り口に辿り着くヒントの意味も、未だにわからないままです。
豚はジェスを乗せて、崖の周囲を入り口を探しながら歩きます。
何度も何度も「入れてください!」と崖に向かって叫んでみます。
イェスマ狩りと遭遇!理系豚さんの知識と鼻で…!!
急に矢が飛んできて、ジェスの右肩を貫きました。
「お嬢ちゃん出ておいで…逃げたって無駄だ。」
イェスマ狩りの男が呼びかけてきます。
自分を見捨てて逃げてと、ジェスが弱音をはきます。
相手は1人だろうか?どうやったらジェスを逃がせる??
今度こそジェスを守ると決めた豚。一生懸命考えます。
「他に誰かいるのかい?その矢には毒を塗ってある!」
鼻がいい豚は、イェスマ狩りのハッタリを見破ります。
男たちはまだ、こちらの人数を把握できておらず警戒状態…
それを逆手にとりたい!
でも、アンクレットの能力は使えそうにありません。
近くに仲間がいるように、ジェスに声をあげてもらいます。
そして、緑の玉(狼起こし)を起動!
刺さるような音が豚の耳を襲いました。
狼を呼び寄せている間に、ジェスと離れる豚。
豚が、赤い玉(爆弾)を起動させ、場を乱します。
黄色玉(シェルター)を起動して隠れるようジェスに指示したのですが…。
金髪美少女、倒れる…!?
豚の思惑通り、男たちは二手に分かれました。
すると、豚は水をよく含む胡桃の木を発見!
アンクレットを起動して、イェスマ狩りの1人の足を氷で固定!!
豚は、強烈なタックルで男を制圧します。
断末魔をあげた相棒の元へ、もう1人の男が助けにきました。
ジェスの声が、豚の脳内に響きます!
まさか、他にもイェスマ狩りが…!?ジェスの元へ急ぐ豚。
彼女は倒れていました!
心配して近寄る豚…
すると、ジェスは豚をギュッと抱きしめて「おとなしくしてください」と言います。
豚を抱きしめながら、ジェスはシェルターを起動しました。
「豚さんと一緒じゃなければ…私だけ助かったって意味はないんです。」
だから、襲われたフリをしました。
狼が集まってきました。
それにビビったイェスマ狩り2人組は逃げていきました。
豚さんと金髪美少女、わずかな幸せ時間。
「ジェスはもっとわがままになっていいんだ…もっと自分のことを大切にしろ!!」
シェルターの中で抱き合いながら、豚がジェスを叱ります。
「豚さんに死んでほしくない…私は十分わがままです。」
ジェスの頬から流れ落ちてきた涙に、豚が気づきます。
泣いている彼女の頭を撫でてあげたいけれど…
この豚足ではできません。
もどかしい気持ちを抱えながら、豚はジェスに体をあずけます。
だけど、ここにあったのは束の間の幸せ…
「やめろ。死亡フラグをたてるな。」
肩を射抜かれ、血を流し過ぎたジェスは歩けなくなります。
シェルターを出てすこし休みます。
まだ、ジェスを本当の意味で幸せにはできていないと嘆く豚。
美少女に胸をおしつけられる経験なんて、この世界に来なければできませんでした。
たとえここで息絶えたとしても豚に後悔はありません。
それを知ったピュアなジェスは、胸をおしつけてくれようとします。
「待て…これは童貞ジョークだ!」
豚の言葉に、少女はクスッと笑います。
無害な動物・ヘックリポンの秘密!
ジェスから、生まれ変わったら何になりたい?って聞かれた豚。
人間になりたいけど、ボールを取ってくるだけで褒められる犬も羨ましいからいい。
豚の変な返答に、ジェスは思わず笑ってしまいます。
同じ質問に、ジェスは豚さんになりたいと答えます。
「もし、豚さんが人間に戻れなかったら…豚さん、私言わなければならないことがあります!」
こんな変な動物は、俺が前いた世界にはいなかった…
そう考えると、豚はハッとします。
暗黒時代(魔法戦争)の終わりから、急激に増えた動物。
多くのイェスマ少女たちが亡くなった修道院火災前に、修道院付近に大量発生。
「ヘックリポンはあることをしている…アイツは俺たちを見ているじゃないか!」
このメステリアに存在している動物は、豚が前にいた世界にも存在していました。
ヘックリポンだけはいませんでした。
こんな変な生きものがしれっと混ざっているなんてオカシイのです。
ヘックリポンは魔法使いによってつくられたものなのでは?
王族(唯一の魔法使いの血筋)が、イェスマを監視するためにつくられた動物なのでは?
王に訴えよ…王都への道が現れる!
この国のイェスマに関する掟は、運搬と姦淫の禁止。
これは、イェスマが監視から逃れたり、増えたりすることを恐れてのものなのではないか。
“イェスマは16歳になったら王都へ…イェスマには死んでもらわないとこまる。”
このシステムは、こういった考えでつくられているとしか思えない。
彼は、王都への入り口を見つけました。
ジェスに、ヘックリポンに向かってある言葉を告げるよう頼みます。
「王都へ入れてください。イェスマの正体について、お話したいことがあります!」
ヘックリポンの目を見て、ジェスが訴えます。
すると、岩壁が動き…
王都への道が出現しました!!
アニメ『豚のレバーは加熱しろ』の次回に期待するもの
ついに、王都への入り口が開きました。
豚さんの考えがあたっていたとしたなら…
この先に待ち受けているのは、もっと過酷な運命かもしれない。
だとしたら、運命に抗って欲しい…第11話に注目です!