逢坂くん(濱田崇裕)は、皆でピンチを乗り越えた時に江戸時代に戻りかけます。
そんな時、師匠の宮上(今井隆文)は、「単行本のオマケ漫画を描いて欲しい」と逢坂くんに頼みます。
責任重大な大仕事に、緊張する逢坂に、宮上の師匠・AEG(ROLLY)に「伝えたい想いを漫画に込めろ」と激励され、漫画賞に向けて頑張る緋村(森本慎太郎)の姿にも背中を押されます。
一方、丹内(久保田紗友)は、逢坂が本当に江戸時代に帰ってしまうのではと心配し、なんとか帰らない方法はないかと考え始めます。
逢坂くんは江戸へ帰ってしまうのでしょうか?
そして、逢坂くんは「まん画道」を見つけることができたのでしょうか?
これまでのゲストが集結した最終話です!
目次
ドラマ『武士スタント 逢坂くん!』前回振り返り
逢坂くん(濱田崇裕)は、鶯谷(高嶋政宏)のラブコメ嫌いは、男としての昂ぶりがないことにあると知ります。
しかし、男をアピールするためには、方法は他にもあると緋村(森本慎太郎)と瀬戸(長井短)は『相撲』を提案。
ラブコメ大作戦の集大成・相撲で鶯谷の昂ぶりが戻ることはありませんでしたが、ひづき(尾崎由香)の距離は縮まりハッピーエンドとなりました。
一方、逢坂の師匠・宮上(今井隆文)が過労で倒れてしまい、締め切りがピンチに!
師匠の危機に何も出来ず悩む逢坂。しかし、緋村の言葉によって、読者のために漫画を描く宮上のために、原稿を進める決意をするのでした。
そして宮上も回復し、原稿は無事入稿されます。
宮上組は、さらに絆を深めたのでした。
【ネタバレ】ドラマ『武士スタント 逢坂くん!』第10話あらすじ・感想
お前の願いは叶ったか?
逢坂くん(濱田崇裕)は、師匠の宮上(今井隆文)が原稿を落とすかもしれないというピンチを皆で乗り越えた時、龍から「お前の願いは叶ったか?」と問われます。
思わず江戸時代に戻ってしまいそうになった逢坂くんを、宮上は慌てて引き留め、あるお願いをしました。
「オマケ漫画を描いて欲しい」
宮上は、次のコミックスに掲載するオマケ漫画作成に、逢坂を抜擢したのです。
想いを乗せろ!
身に余る重責に緊張する逢坂に、宮上の師匠・AEG(ROLLY)は逢坂の肩を抱きます。
「お前は好きな奴いねぇのかよ?」
AEGは、漫画は読者と意思疎通するものであると言い、想いを伝えたい相手に、逢坂の全身全霊、情熱を漫画で伝えろと逢坂の背中を押します。
ありのままの自分を見せようと考えた逢坂は、師である宮上のありのままの姿を描きました。
逢坂が頭を悩ませていると、緋村(森本慎太郎)が漫画賞に向けて、自分の全てを懸けて漫画に挑んでいることを知った逢坂。
その姿に胸を打たれた逢坂は、自分を探しに街へ飛び出して行きます。
帰らない方法
一方、丹内(久保田紗友)は、もし本当に逢坂がタイムスリップして来たのなら、江戸時代に戻らない方法はないものかと考えていました。
しかし、その方法は「漫画を描かせない」というものしかありません。
その頃、逢坂は街を歩き、かつて触れ合った人々と再会していました。
詐欺師は逢坂に出会ったことで改心し、壺を利用した漬物屋に転身していました。
チワワ殿はご主人様とお散歩を楽しみんでいます。
グラフィティーアートのビルの中には入ることが出来ませんでしたが、逢坂はふと思い立ち、その場で画を描き始めます。
その時、逢坂を追ってきた丹内が現れました。
初めてのサイン
逢坂は丹内と共にイタリアンレストランに行き、念願の『ゴルゴンゾーラ殿』と相まみえることが出来ました。
その時、マスターが逢坂に話しかけてきました。
なんと、逢坂にサインが欲しいと言って来たのです。
ファン第一号の出現に、もう思い残すことはないと思った逢坂の元に、再び龍が現れます。
その時、丹内が逢坂の腕を掴み、江戸時代に戻るのを引き留めました。
丹内は、本当に漫画を描くつもりなのかと尋ねます。
逢坂は、漫画に恋をしているのだと言います。
漫画は1人で描くものではなく、人との出会いが教えとなり逢坂の心の中で昂っているのです。
「逢坂は描いてみたい!」
丹内は、逢坂の情熱を受け、自分が初めて一から担当した逢坂と一緒に走り切ることを誓います。
2人は固く握手をします。
「全身全霊を込めた漫画を描いてみせます!」
いざ出陣!
仕事場に戻ると、緋村の漫画が完成していました。
それは、江戸からタイムスリップしてきた『武士スタント』と、ライバル漫画家の物語でした。
「勝負ですよ!逢坂くん!」
逢坂は瀬戸(長井短)に身体を縄とホースで縛ってもらいます。
そして逢坂は徹夜で全身全霊を込めた漫画を描き上げました。
その後、無事新刊が発売され、街中では逢坂のオマケ漫画を読む人の姿もありました。
その時、龍が現れます。
「うむ。令和は誠に素晴らしき世にござる」
宮上が振り向くと、そこには主なきTシャツとビーチサンダルが綺麗に置かれていました。
皆が落ち込む中、緋村が漫画賞に入賞したことが知らされます。
宮上、緋村、瀬戸は喜びと悲しみ、複雑な思いを抱えて泣き笑いをしました。
漫画が描きたい!
丹内は、最後に逢坂に会うことは出来ませんでした。
実は、丹内は逢坂の画の捜索を続けていて、美術館ではなく一般の蒐集家が一枚だけ持っていた、逢坂の春画を探し当てていました。
その逢坂は、気がつくと江戸時代に戻り、闇取引を行う舟の上にいました。
客に春画を渡すと、それは逢坂の描いた『まん画』でした。
客は怒り出すどころか「面白い」と言い、もっと続きが読みたいと熱望しました。
「逢坂はまだまだ漫画が描きたいでござる!!」
締め切り間近の宮上の仕事部屋。怯える宮上たち。
そこには亀甲縛りの侍の姿が。
「お恥ずかしながら、戻ってまいりました」
結構な覚悟で送り出したのに、あっという間に帰ってきた逢坂に、宮上たちは呆れるやら嬉しいやら。
その時、丹内が縄を切ってくれました。
「お帰りなさい、逢坂くん!」
その笑顔は、まるで観音様のようでした。
ドラマ『武士スタント 逢坂くん!』 第10話 ネタバレ・感想&まとめ
タイムスリップ物は、願いが叶うと元の時代に戻るのがセオリーとして、何度も逢坂くんが満足してしまって、帰りそうになるところが面白かったです!
逢坂くんの『まん画道』は、まだまだ続きます。
しかし、その道は決して平坦なものではないのです!
逢坂くんが縛られて登場し、それからもずっと裸で、カオスな演出が多い今作でしたが、漫画への情熱が、物語の筋を通していて、実はとても見応えのある作品でした。
3ヶ月間お疲れ様でした!