『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話あらすじ・ネタバレ感想!新菜と泉が不穏な関係に?

アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話ネタバレ感想!

出典:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式ページ

恋、嫉妬、勘違い…恋愛における男女の感情すべてが集結されているアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話では、ついに1組のカップルが誕生します!

とにかく心のザワザワが止まないストーリー展開。

紳士なロリコン男と胡散臭い男子の言動が鳥肌ものです。

片想い女子・小野寺和紗も心配するほどお似合いの典元泉と菅原新菜の関係性が劇的に変化したり、本郷ひと葉の禁断の危ない関係のスタートや、奥手女子の須藤百々子の超きめぇ奴とのデートなど…見どころ満載です。

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『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話あらすじ

泉は新菜に相談を持ちかけた。

移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、泉を彼氏だと偽り紹介する。

近くのカフェに入った二人、そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。

一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。

「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」

出典:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式ページ

【ネタバレ】『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話の感想

典元泉と菅原新菜、電車に対する想いで意気投合!

泉が新菜に相談を持ちかけてふたりで話すところから第5話は始まります。

「どうして電車に乗るの?」

「ここならあまり話を聞かれないかなと思って」

「なるほど。和紗への非道発言を語るには適していると。」

と新菜は少しイジワルな言い方をします。

新菜は、通勤ラッシュが続いているはずなのに車両が空いていることに気づきます。

泉は嬉しそうで「登りは18時から19時の間はむしろ空いてるんだ!この2両目ってのが穴場なんだ!東横線は…」とノンストップで話はじめます。

歯切れの悪かったさっきとは一変、楽しそうで電車好きなのが伝わってきます。

泉の電車好きを理解した新菜は「私もなんとなく好き。電車って人生を運ぶ箱だから。不幸な人も、幸せな人も、独りぼっちの人も、これから恋人に会いに行く人も、おんなじ箱に入って…。」と、文学少女らしい電車への想いを語ります。

「そうなんだよ!俺も電車そのものより、電車ならではの存在感みたいのが好きでさ。全く知らない人たちが、知り合いみたいな距離感で同じ場所にいて。その空間ごと別の場所に移動していくなんてさ。」

泉は興奮気味に新菜の話を遮って熱く語り出します。

あれ?この2人もしかして気が合うのかもと思ってしまうこの描写、心がザワつきます。

この後、さらに胸騒ぎを覚える新菜の発言が待っています。

新菜のトラウマを生んだロリコン・三枝久の足スリスリ行動にゾクッとする

新菜は降車する1人の男性に目を留め、いきなり「来て!」と泉の腕を掴み、その男の後を追います。

「三枝さん、お久しぶりです。」

泉の手を掴んだまま、信号待ちをしている三枝久に声をかけます。

彼は「あぁ…。彼氏ですか?」と聞き、新菜は「そんなところです。」と返します。

この発言に泉も驚いていましたが、観ていて「えっ?」と驚き、胸騒ぎを覚えました。

「そうか。お似合いだね。じゃあ。」

感情のこもっていない抑揚のない言葉を残し、三枝は横断歩道を渡って行ってしまいました。

カフェに入った新菜と泉は、新菜の劇団時代の話をしていました。

「あの人に、私が少女じゃなくなったら…。私の魅力は、もう自分には届くことはないって。」

最初に演出家・三枝久に出会ったのは新菜が11歳のとき、もともと演出家だった彼は有名になってフリーになっても月一で劇団に訪れていました。

新舞台の演出を任された三枝が主役に新菜を抜擢します。

活動に乗り気ではなくサボる新菜に、三枝はおもむろに跪き、新菜の足に頬をスリスリ。

「主役を降りたいのなら、ここで僕を蹴って。どうしても君が欲しいんだ、僕の舞台に。」

言いながら真っ直ぐに新菜を見つめてきます。

「それ、ただのロリコンじゃないか?」

と、その話に泉は青ざめます。

屈託のない感想を述べられるのも、泉のいい所ですよね。

はっきりそう言われた方がいいし、新菜も話しやすかったのでしょう。

この後、14歳の新菜が衝撃の言動に出ます。

「セックス」にこだわりを持った初恋こじらせ女子の菅原新菜が三枝久に言われた非道発言とは?

「あれだけ有名になっても電車移動を続けているのも…子どもの声がインスピレーションを刺激するんだって。」

三枝の動画を見た新菜が「キモい」と言っていた意味が分かりましたね。

足スリスリ事件以来、新菜は彼のお気に入りとなり、いろんな特別扱いを受け、彼女の母親もそれを喜んでいたというのです。

それを聞いて泉は「おっ親も?問題だろ!そんなロリコンおやじ、危険じゃ…?」と言います。

新菜は少し切ない表情で「何も問題ないの。」と。三枝は決して新菜に手を出さなかったのです。

彼女が14歳になり性の衝動に目覚め始めた頃、新菜は大胆な行動に出ます。

2人で稽古中に演技指導で新菜の手を取った三枝、新菜はその手をグッと自分の胸に当てて「三枝さんは私としたくないの?」と彼を見上げます。

「僕は、君の少女性しか愛せない。君にひとたび手を出してしまえば、君はその瞬間から少女でなくなる。今までと違う生き物になってしまう。」

この言葉に新菜は「自分が少女じゃなくなったら、三枝にとって意味がない存在になってしまう」という呪縛にかられてしまうようになるのでした。

三枝は、残念ながら僕にはその魅力は届かないけれど、大人になった君の魅力は十分に周囲に受け入れられるから大丈夫と、そのときの彼女には気休めにもならない言葉を吐きます。

「僕はこの世界のどこかに新たな君の面影を捜す。それが僕たちにとってのハッピーエンドなんだ。」

こうして、新菜は「セックス」にこだわりを持った初恋こじらせ女子となったのです。

ようやく自分の過ちと和紗の気持ちに気づく泉

泉は「聞けば聞くほど胸くそ悪い。」とさらに濃く青ざめます。

やけにあっさりと「そう。」とリアクションを受け入れた新菜は、泉の非道発言についての本題に戻ります。

「好きとか嫌いとか別として“これっぽっちもしたくない”は、全てを否定された気になるからやっぱりどうかと思う。」

この言葉に、新菜は自分のことを言っているのだと泉はハッとします。

三枝に非道発言された新菜と、泉に非道発言された和紗、深く傷ついたのは言われた方でした。

「うん…なんか、反省した。」

本当にいいヤツなんだね、典元くんと柔和な笑顔を見せた新菜は「和紗が好きになるのも、ちょっと分かる気がする。」と失言してしまいます。

驚いてメロンソーダを豪快に口からぶちまけた泉は、和紗が自分に好意を抱いていることに全く気がついていませんでした!

「割と気づく人なのになんで、そこには…。」

新菜は泉のことが不思議でなりません。

面白いくらいに動揺する泉を見て、彼女は顔を手で覆うほど「ふふふっははっ」と笑います。

この2人、お似合いだけどどうしよう…って思っちゃいました。

ミロの提案「直接的なエロじゃなく、観念的なエロならいい」

和紗と須藤百々子の横を通り過ぎた車、車内の映像が映ります。

そこには、自分で自分の肩を抱き「はぁ、はぁ…。」と緊張で息を荒くして必死に隠れる本郷ひと葉を助手席に乗せ、ミロ先生こと山岸知明がハンドルを握っています。

そういえば、部室でひと葉が馬乗りになるという衝撃的な展開が起こっていましたよね!

「緊張しましたね。僕もです。分かったでしょ?」

ミロ先生は、小説家を目指す本郷さんが性表現に悩んでいるのは分かったけれど、後輩に偶然会うだけでも緊張するこの状況、到底危険な関係になんてなれるはずがないとひと葉を諭します。

「僕もこんなことで社会的に抹殺されたくないんです。」

「女子高生とできるんですよ?」

誘いにまったく動じないミロは、もともと女子高生にあまり魅力を感じなく、そもそもひと葉は“女子高生としての成立度は低め”と辛口な批評をします。

言い過ぎたと思った彼が助手席を見ると、ひと葉が目に涙をいっぱい溜め「もう、どうしていいか分かんない。」と言います。

せっかく編集部の人と繋がってデビューするはずだったのにもう分かんない…と、絞り出すような声で話すひと葉が切なくて胸が痛みます。

「あの…提案、言ってもいいですか?」

ミロが鼻をすするひと葉に言います。

ミロはお縄は避けられるので「直接的なエロじゃなく、観念的なエロならいい」とひと葉に提案しました。

「たとえば。休み時間、他の人に気づかれないように僕に下着を見せる。」

ミロがチャットで言ったこの例えをひと葉は試みます。

「割と…相当…凄い。アイツ、相当ムカつく!」

ひと葉&ミロの関係も一波乱ありそうですね!

「きめぇ」と百々子に言わせた杉本くんのありえない言動とは?

和紗と駅で別れた百々子に、杉本からRINEが入ります。

「大丈夫?予備校休んでたから心配で…俺、須藤さんの力になりたいから。」

ここまでは感じが良かったのですが、ここから引っかかることが少しずつ露呈してきます。

百々子は杉本と映画デートへ。

そろそろお店を出ようと、ファミレスのお会計伝票を持つ杉本に「いくら?」と財布を出しながら百々子が聞きます。

「2,600円だから1,000円でいいよ。」とドヤ顔、割り勘でと言う百々子に「俺、女子に払わせるの苦手~。奢らせて!」と言い張ります。

「それって奢り?」百々子に疑念が生まれます。

食べたもの的に税込金額で200円多く杉本が支払っただけなのに「女子に奢らせるヤツってさ、俺どうかと思うんだよね。ほんと…。」まるで全額奢ってくれたかのような口ぶりなのです。

<200円でどうしていつまでも恩着せがましく言うんだろう>

心の中はモヤつき、最終的に出した結論は「男ってこういうものなのか。」でした。

百々子の家は母子家庭でお父さんがいない…話の流れでそれを聞いた杉本は「あっ、そうなんだ。」とちょっと変な雰囲気を出します。

やっと帰れると思った帰宅の電車内で、杉本からRINEが入ります。

「弱みを打ち明けてくれて嬉しかったよ。俺のこと信頼してくれたのかな?なんて」

「なんのこと?」と百々子が返信すると矢継ぎ早にRINEが入ってきます。

「うーん、お父さんいないこととか?」

「ごめんね、わざわざ書きたくなかったんだけど」

「でも、大丈夫。友達にもそういう奴いるし、俺はそういうところで人をどうこう判断したりしないし」

「だから、むしろ話してくれて嬉しかったよ。」

杉本くんって…と考えた末に「きめぇ」と思わず言ってしまう百々子でした。ちょっとデリカシーなさすぎですよね。

百々子のトラウマにならないといいけど…心配です。

デジャヴのように泉&新菜が言った「変なヤツ」にとっても引っかかる和紗

泉と新菜ショックを引きずったまま帰宅した和紗には、百々子に軽蔑されそうでなんとなく言いだせなかった後ろめたいことがありました。

<菅原氏が本気出して「誰でもいいからしたい」って思ったら、きっと誰でもできる…泉だって彼女だったら断らない。>

「ウィンウィン。」

声に出しちゃってました。

息抜きにと両親に誘われたボウリングは、なんと典元家と合同。

泉と一緒なんて、今の和紗には逆に息が詰まる拷問に近く、ボウリングボールの穴に泉が手を入れるだけでも、気が気じゃない和紗なのですw

逃げ出すために「ジュース買ってくる!」と志願します。

和紗の好意を知ってしまった泉も豪快にガーター、動揺し手元が狂っちゃいます。

和紗の所へ手伝いに来た泉は、ポーションミルクをカルピスに入れる和紗を見て吹き出して笑い始めます。

「まろやかになっておいしいんだもん。」昔からのクセみたいです。

和紗は彼のために、昔から泉が大好きな“メロンソーダ”を買っていました。

こんな何気ない好みを分かりあえるところが幼馴染っていいですよね~。

和んだところで、菅原新菜とのことを切り出そうとした和紗を察知するかのように泉が話しだします。

「変なヤツだよなぁ。和紗んとこの部の菅原さん。」

「ミステリアスではあるとおもうけど。きれいだよね。」

「ん~でも、変のが強い。」

<なんだろう?きれいより、変なヤツの方が、聞いててなんか…>

それから間もなく、変な行動を取る和紗を見た新菜の口からも「そういえば、典元くんも変なヤツだよね。」と、図らずも同じ言葉を聞かされます。

誰かと一つの感情を持てる喜び知った、曾根崎り香と天城駿

「誰かと一つの感情を持てる喜びを、あのとき私は知ってしまったのだ。もう元の私には戻れない。私を知らぬ間に変えたその感情はこう呼ばれるだろう。“恋”。」

曾根崎り香の音読で、小説の一節が読み上げられます。

屋上でり香を待っていたのは、天城駿です。

50枚のレポート(ラブレター)は、誤字脱字とその他もろもろ校閲して「あとでチェックしておいてください。」と天城に返却されました。

最後に「俺と、つきあってください」と一行の告白の横に、小さく赤いペンで「よろしくお願いします」と書いてあるのを彼が発見します。

恥ずかしさで真っ赤になるり香と「おおー!やったさぁー!」と飛び上がって喜ぶ天城。

「大きい声出さないでよ。誰かに聞かれちゃうじゃないの。あんなに喜んじゃって。ほんと大バカなんだから。」

目に涙を溜めて微笑みながら、恥ずかしそうで嬉しそう…誰かと一つの感情を持てる喜びを、このとき曾根崎り香は知ってしまったようです。

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

新菜と泉の「変なヤツ」発言は胸騒ぎがしますよね。

ますます泉の気持ちがわからなくなってきちゃいました。

ミステリアスな新菜の気持ちも読めないのがもどかしいです。

要点まとえ
  • ミロ先生と本郷ひと葉、新たなステージへ突入!直接的なエロじゃなく、観念的なエロで繋がるというよりエロい関係に…
  • 穏やかな須藤百々子に思わず「きめぇ」と言わせた杉本のありえない言動がヤバい。
  • 同じ時間を共有して、「変なヤツ」という同じ感想の言葉を紡いだ典元泉と菅原新菜。
  • 祝、曾根崎り香と天城駿カップル誕生!誰かと一つの感情を持てる喜びを噛みしめる2人が微笑ましい!

早く来週が続きが見たくて、毎話ごとに期待感が高まっています。

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